宿命の対決! レアハンター vs 海馬瀬人!
あとがき&おまけ

製作者:プロたん




 と言うわけで久々にレアハンター投下でした。
 今回は『宿命の対決! レアハンター vs 海馬瀬人!』のタイトルの時点で全エネルギーの50%位を注ぎ込みました(?)。
 出オチもいいとこですね。

 さて、今回は、章ごとにコメントを書いていきたいと思います。



宿命1 光り輝く称号とエクゾディア

 ゴールドシリーズと言うことで少し旬を過ぎてしまいましたが、エクゾディアネタ登場です。
 レアハンターシリーズは、現実世界(原作・アニメ・OCG)でエクゾディア関連の動きがあると、それに合わせて作成されたりするのです。いや、まあ、狙っているつもりは無いんだけどね……。

 ちなみに、実際のゴールドシリーズは、ダンディライオンと氷結界の龍ブリューナクが出にくくなっています。いわゆるノーマルレアみたいなものです。
 そればかり出るレアハンターは運が良いのか悪いのか。いずれにせよ、一番得したのはカードショップの店長ですね。



宿命2 いざ海馬コーポレーションへ

 原作マンガを見直して気付いたのですが、本社ビルって結構低かったのですね。意外でした。
 でも本文中には『巨大な本社ビル』と記しておく。これも愛です。

 さて、特にGXや5D’sにおいて、明らかに不自然な状況であっても、デュエルすればなんでも解決、となっている点が『お約束』と化しています。これを暗黙の了解として、当たり前のように受け入れている自分が怖いです。
 そして、これを、小さな子が本気で思い込んじゃったら大変なことにならないかな……などとどうでも良い不安を抱いたりしています。



宿命3 世界で最もエクゾディアに愛された男

 マッチ戦1戦目。
 いきなりエクゾディア揃えてます。3度目です。
 というか、2割くらいの確率でやらかしてませんか、このレアハンターさん。いろんな意味でエクゾディアに愛されていますね。

 ただ、今回は、マッチ戦を提案されたこと受け、海馬社長が『わざと』揃えさせた可能性も有るかもしれませんよ。
 え? そんなことできるわけないって?
 いやいや、チェスでいかさまをやらかした海馬社長をなめちゃいかんです。



宿命4 本来あるべき姿へ

 これが実力差ダー。
 格差社会の冷酷さを知る章なのでした。



宿命5 宿命の対決!

 マッチ戦最後のデュエル。
 無理やり宿命に紐付けをして勝手に盛り上がります。

 なんと言うか、全体的に低レベルの応酬が続く情けないデュエルです。さすがレアハンターです。
 レアハンターは、海馬への対策を準備してくるのですが、ほとんど全てが裏目に出て、自分に跳ね返ってくると言うある意味徹底した展開。
 自分で伏せた罠カードの内容をばらしたり、最後までおでこに両腕のカードが刺さりっぱなしだったり、細かいところでも抜かりない駄目っぷりです。



宿命6 神のデュエリスト

 まさか神のデュエリストがこんな伏線になっているなんて――と思ったのは作者自身。
 書いている途中で思いついたネタを最後に仕込んでいたりするのです。



エピローグ

 一応、解説の意味も込めて、レアハンターの活躍っぷりを手記風に書いておきます。

●海馬コーポレーション社員の手記

 海馬コーポレーションの技術開発研究室。
 そこでは、インダストリアル・イリュージョン社と共同で、あるプロジェクトが遂行されていた。
 そのプロジェクトの名は、『神の一般流通計画』。幻のレアカードである『オベリスクの巨神兵』『オシリスの天空竜』『ラーの翼神竜』。これらを安全かつ多くのデュエリストに届けようと言うのだ。
 しかし、このプロジェクトは困難を極めていた。
 神のカードは、下手にコピーすれば、使用者へ強大な精神ダメージを与えてしまう危険なカード。
 海馬コーポレーションでは、その危険を回避しようと、カードデザインを変え、カード効果を変え、試行錯誤を繰り返してきた。その間に作られた神のカードには、まだまだ危険が伴うものも多かったため、テストプレイヤーが何人も病院へ送られてしまった。
 試行錯誤の末、神の中でもランクが低いオベリスクの巨神兵だけは、安全なものを製作・販売することに成功した。
 だが、それまでに病院送りになったテストプレイヤーの数は3桁。
 こんな状況では、ランクの高いオシリスの天空竜やラーの翼神竜の一般流通は、もはや不可能ではないか。テストプレイヤーのほうが耐えられないのではないか。誰もが諦めかけていた。
 そこに救世主が現れた。
 意味不明な妄言を吐きながら、試作品の危険な神のカードを平気で使う男。自称レアハンター。
 洗脳歴10年に達すると言うその男は、一般人が耐えられないような精神ダメージを妄言でごまかす能力を持っていたのだった。
 いつか『オシリスの天空竜』『ラーの翼神竜』が一般流通される日が来るだろう。
 その時には、舞台裏でレアハンターの活躍があったことを思い出して欲しい。彼なくして『オシリスの天空竜』『ラーの翼神竜』が流通することは無かったのだから。

 というわけで、頑張れレアハンター!
 オシリスの天空竜、ラーの翼神竜のOCG化はレアハンターの手に委ねられているのだ!

 ……ってこんなのでいいの?



おわりに

 今回も、こんなしょうもない小説を読んでいただき、ありがとうございました。

 さて、今回の作品を作るに当たり、昔のレアハンターシリーズにも手を入れてみました。
 1〜3作目までの読みにくいところを中心に変えておきました。
 特に3作目の『レアハンターの再会』は、アイディアは面白いのに、描写が分かりにくくていい加減で大損をしているので、はじめから書き直す勢いで修正をかけてます。おかげで文章量が2倍近くに膨れ上がることになりましたが、その分面白くなったかと思うので、興味のある方はどうぞ。

 と言うわけで、カード考察やら、創作ストーリーのレビューやら、相変わらず色々と溜め込んでいますが、ぼちぼち取り掛かっていきたいと思います。
 それではまた。




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