怪奇!謎のイルカ男
あとがき

製作者:ヘルグレファー9骨さん




あとがき

 皆さんお久しぶりです。ヘルグレファー9骨です。
 長い間「怪奇!謎のイルカ男」を放置して大変申し訳ありませんでした。

 当時なぜイルカ男を放置したのかといえば、単純に飽きてやる気を無くしたというのが理由でした。
 プロたん様にも読者の皆様にも大変不誠実な行為であり、改めて謝罪致します。

 未完のままになっていたこの作品をちゃんと完結させようとふと思い立ち、この度最終話を投稿させて頂きました。
 十代の頃に書いた文章を読み返すのは大変しんどかったですが、とりあえず胸の突っかかりが一つ取れたので安心しています。
 当時イルカ男を読んでいた方で今も原作HPを見ている方がどれほどいるのかはわかりませんが、当時を懐かみつつ楽しんで頂けたなら幸いです。
 この最終話と同時に読み切り「キャプテン翼神竜」も投稿していますので、どうぞそちらも御覧下さい。とにかく熱いスポーツ物です。

 余談になりますが現在自分は「平良野アロウ」の名前で小説家になろうをメインにオリジナル作品を書いて活動しています。
 もし興味がありましたら検索なりしてそちらもどうぞ。

 今の自分の遊戯王関連の活動はといえば、OCGも引退して久しくすっかりリンクス専と化してしまいました。
 やっぱりアニメ遊戯王シリーズが好きでキャラゲー要素に惹かれてるのでマスターよりもリンクス派です。
 何だかんだで今も毎日デュエルしているため、今でも一応決闘者を名乗っていいのではないかと思ってます。


 さて、ここからは当時イルカ男でどのような展開をやろうとしていたのか語っていこうと思います。
 何分相当昔に考えたものであるため既に忘れてしまっている部分も多いのですが、思い出せる部分だけでも書いていこうと思います。
 結局構想だけに終わり書かず終いとなってしまった超展開の数々をどうぞご覧下さい。

 まずエリアについて。
 あの後のイルカ男のストーリーの主軸はエリア、キモイルカ、そしてダルクの三角関係になる予定でした。そしてダルクの正体は、人間に変身したブラック・パンサーという設定でした。
 やがてエリアはキモイルカへのおしおきに、かつてとある戦士を闇堕ちさせたと言われる破邪の大剣−バオウを使うようになります。更に学園地下で出会った不死王リッチーからゾンビを操る術を教わりどんどん強くなると同時にヤンデレ化していきます。
 そして遂には破邪の大剣でダルクを殺害してゾンビ化。エリア自身が「怪奇! 謎のゾンビ・マスター」として学校の怪談となる結末を迎えることになります。
 これは昔エリアとゾンビ・マスターが同一人物という説があったのが元ネタです。なお今はこの説は否定されています。
 あと当時「School Days」とか流行ってたのもありますね。Nice Boat.

 ウィンについて。ウィンがどうして女装して魔法学校に入学したのかは、何一つ設定考えてませんでした。いつか何か面白いこと思いつくだろくらいの感覚でした。
 どうしてウィンを男にしたのかというと、暴風小僧という手頃なキャラがいたこと、一番女の子らしい娘を男にしたらギャップがあると思ったこと。そして表さんが霊使いの中でウィンが一番好きだと言っていたということが理由です。当時の自分はやたらと表さんをライバル視していたので、その一環みたいなものですね。
 雑魚のくせに作中最強格のキャラをライバル視してる身の程知らずって何かの漫画で見覚えあるなーと思ったらアレですよ。柿ノ木中の九鬼。表さんが手塚です。

 ヒータについて。彼女は海で水着回をやった際に助けたクラブ・タートルに連れられて伝説の都アトランティスに行き、本編からフェードアウトする予定でした。
 その後外伝的なエピソードでアトランティスにてダイダロスとラブコメし、最終的に氷炎の双竜を産むことになります。
 更にヒータの兄である炎の剣士が邪神軍と戦う外伝的なエピソードもやる予定で、しかも炎の剣士は「この戦いが終わったら妹の結婚式に出席するんだ」という死亡フラグを立てた上で戦死するという欝展開でした。

 アウスについて。彼女に関してはこれといって大きなエピソードとかは考えておらず、とりあえずオタクキャラ一人いたら何かと便利だろうという感覚で置いていたキャラでした。
 フレア・スカラベとの関係もあくまでオタク仲間であり、ラブコメさせる予定もありませんでした。

 キモイルカについて。タイトルにもなっている主役のはずが、ヤンデレエリア狂気ネタが主軸になってからはボケ役としてのポジションは鳴りを潜め出番激減の予定でした。
 むしろどちらかといえばこの最終話のようなバトル要員としての活躍が主となっていく展開だったと記憶しています。

 エア・ハミングバードについて。彼もキモイルカと同じく出番が減っていく予定でした。
 そもそもキモイルカとキャラ被り気味で、自分の創作能力の低さを物語っていますね。

 グラン・モールについて。彼の盗撮犯設定は、いずれ禁止カードになることを見越して逮捕ネタをやるための布石でした。結局禁止にはなりませんでしたが。

 フレア・スカラベについて。彼についてはほぼアウスの項で語っているのと同様なので割愛します。

 グロー・モスについて。彼はクランちゃんのペットという立場上あまりエリアやキモイルカといったメインキャラとは関わらない予定でした。

 ブラック・パンサーについて。彼はエリアの項で言及した通り、ダルクとしてラブコメ要員になり最期はゾンビにされて死ぬ予定でした。何から何まで可哀想なキャラです。

 ツッコミ役だったエリアが狂気ボケキャラに変わる展開や最後は作品の方向性自体がスプラッタホラーに変わること等、今にしてみれば迷走も甚だしいですね。
 当時「こういう展開がウケるに違いない」と真剣に考えてやったものでしたが、行き当たりばったりにも程がありました。

 それでは読んでいただき本当にありがとうございました。
 またどこかでお会いしましょう。

 ヘルグレファー9骨







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