扉の先は薄暗い小さな部屋だった。
 私は懐中電灯のスイッチを入れた。

 部屋を見渡す。
 部屋の中央に石碑が建っていた。
 石碑にはこう書かれている。

 この先は、あらゆる光をかき消す闇の道。道は四方に分かれ、汝を惑わすだろう。
 闇の中に隠された光を見つけることができなければ、汝は永遠に闇の中を彷徨うことになるかも知れない。

 覚悟ができたなら、この奥へ進め。

 石碑から目を離し、正面を見ると奥へと続く細い道がある。
 その道の先は真っ暗で、道の先になにがあるかは検討がつかない。

 さて、私はどこへ行けばいいだろうか?

 道の奥へ進む
 いったん広間へ戻る