男が消えた後、テーブルの上に一枚のカードが置かれていることに気付いた。
 そのカードには千年眼が描かれている。

 これが千年眼のカードなのだろう。
 カードを裏返すと、小さくアルファベットが書かれていた。

 そのアルファベットは――A。

 合言葉のことを思い出す。
 6枚のカードを集めた後、合言葉を唱えなければならないことを。

 そして、このアルファベット「A」はその合言葉の一部。
 これを覚えておかなければ、千年眼のカードを手に入れた意味がなくなってしまう。

 千年眼の合言葉はA。
 これは、どこかにメモをしておこう……。



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