「オレ様のターン! ドロー!」
 男のターンになる。男はデッキからカードを引いて、じっくりとフィールドを眺めた。

「オレ様はこのターンでは何もしない。しかし、プロミネンス・ドラゴンのダメージを忘れるなよ!」

 男が言うと同時に炎の弾が私を包む。

「くっ……」
 私のライフは残り1000。

 ダメージ効果を持つプロミネンス・ドラゴンを倒さない限り、私の勝機はない。
 私は追い詰められていた。

「オレ様のターンは終了だ! ヒャヒャヒャ! せいぜいあがけ!」



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