魔法少女ピケルたん

製作者:おもてさん




※以前、こちらに投稿した創作物「真紅眼子ちゃん物語」の裏設定的なものです。タイトルを見て分かる通り、かなりアレな内容なので、シャレの通じる方だけお読み下さい。未だかつてない程に読み手を選びます。いやマジで。
 ついでに、今回も以下の点を了承できる方のみお読み下さい。了承できない方は読まなくて結構です(ぇー
・作者の神経を疑っても、掲示板でそれを言わない。
・苦情は基本的に受け付けません。贔屓(ひいき)されてるキャラと扱いの悪いキャラがいますが、仕様です。作者の趣味なのです。悪しからず。
・怒らない
・ちなみに作者は、実はウィン派だ
・ちくわ天に青海苔は必須!

 それでは、進む勇気のある方のみ、これより先をお楽しみください。楽しめなくても責任とれません
 あと、別にオチとかは用意してないんで、悪しからず。






『魔法少女ピケルたん』作品紹介



あらすじ
 ここは、私たちの住む世界とは少し違う、“魔法”にあふれた世界。
 ピケルたんは光魔法王国に住む、小さな女の子です。彼女は立派な魔法使いになるため、魔法学校に通い、日々勉強に励んでいます。平和で、静かに流れていく穏やかな日々。お母さんやお友達との、幸せな時間。しかしそれは、いつまでもただ平穏に続くものではなかったのです。
 光魔法王国の王宮に代々伝わる“魔法の石”。それを手に入れようとして、お隣の闇魔法王国が突然攻め込んできます。戸惑いつつも応戦する、光魔法王国の人々。まだ幼いピケルたんたちは、戦火の中、大人たちに誘導され、安全な場所へ避難することに。しかしその騒動の中、ピケルたんは見てしまったのです。
 襲い来る闇魔法王国の軍勢の中に、自分と同じくらいの背丈をした、黒い少女の存在を……。



登場人物紹介
・白魔導士 ピケルたん
 光魔法王国の魔法学校に通う幼……少女。明るい性格でふんわりなピケルたんは、誰とでもすぐ仲良くなれちゃいます。闇魔法王国の突然の侵攻により、急遽、お友達と一緒に“魔法の石”を持って旅に出ることに。果たしてピケルたんたちの運命は……?
 最初のうちに使える魔法は、回復魔法「マジック・ヒール」。でも旅を続けるうちに、いろいろ新しい魔法を覚えるかも?

・黒魔導師 クランちゃん
 闇魔法王国の王女。無口で近寄りがたい雰囲気があるけど、本当は優しい一面も。まだ小さいながら、常に第一戦にその身を置こうとするクランちゃん。その背景には、お父さんに認めてほしいという切なる願いが……。
 得意なのは攻撃魔法「マジック・ブラスト」。小さいながらも、なかなか強力な魔法を使います。

・お注射天使 リリーママ
 ピケルたんのお母さん。いつも優しくて、ピケルたんの大好きなお母さんです。ちなみに「おばさん」と呼ぶとマジギレするとか。武器は魔法の注射器。一日3発と使用限度はあるものの、その魔法攻撃力は光魔法王国一とも言われています。ただし、彼女の魔法属性はなぜか土。
 王宮のジャンヌ女王様とは、何か特別な関係があるとの噂も……?

・風霊使い ウィンちゃん
 風魔法王国からの留学生。ピケルたんのお友達で、ピケルたんと一緒に旅をすることに。
 簡単な風魔法を使える他、“霊術”という特別な魔法を覚える珍しい一族の出身者。

・水霊使い エリアちゃん
 水魔法王国からの留学生。同じくピケルたんのお友達で、一緒に旅をすることに。
 簡単な水魔法を使える他、“霊術”という特別な魔法を覚える珍しい一族の出身者。

・火霊使い ヒータちゃん
 炎魔法王国からの留学生。同じく(以下略)。
 簡単な炎魔法を使える他、“霊術”という(以下略)。

・地霊使い アウスちゃん
 土魔法王国からの留学生。もう書かなくてもいいよね?

・守護天使 ジャンヌ女王様
 光魔法王国の女王様。まだ若いながら国民からの信頼も厚く、とても優しい人。その魔法力はずば抜けて高く、光魔法王国で一、二を争うほどだとか。また、光魔法のみならず、幼い頃から戦士長に習った剣術の腕も超一流。

・バスター・ブレイダー戦士長
 ジャンヌ女王様の側近で、戦士長を務める剣士。土魔法王国出身。魔法に頼りがちなこの国において、珍しく剣技に長けたすごい人。その実力は、並みの魔法使いが束になっても敵わないといいます。また、かつては先代の王妃の側近であり、そのため光魔法王家の裏事情にも詳しいようで……?

・ギルフォード・ザ・ライトニング
 光魔法王国に代々語り継がれている伝説の騎士。手にする光の大剣、ライトニング・クラッシュソードは稲妻の力を宿し、あらゆる闇を斬り裂くと言われています。王国が危険にさらされると、どこからか突然に現れる英雄的存在。一説には、異世界からの来訪者とも言われています。
 ちなみに、変身には三体の生け贄が必要らしいです。あと趣味はギャンブル。最近恋人ができたとか何とか?

・暗黒の侵略者
 闇魔法王国の王様で、クランちゃんのお父さん。これまで仲良くしていたはずの光魔法王国を攻め、“魔法の石”を狙うその理由とは? その魔力は極めて強く、ジャンヌ女王様以上とも言われています。

・コスモ女王様
 闇魔法王国の女王様で、クランちゃんのお母さん。数年前、病気により他界。以来、闇魔法王国の王家は少しずつおかしなことに……。



各話紹介(全26話)
・魔法1「平和の日々」
 光魔法王国の魔法学校で、白魔法を勉強中のピケルたん。何不自由ない平和な暮らしをしていた彼女ですが……?

・魔法2「黒の少女」
 突然の闇魔法王国の侵攻に、戸惑う光魔法王国の人々。そしてその軍勢の中には、まだ年端もいかぬ少女の姿が……。

・魔法3「光の終わり」
 闇魔法王国の猛攻を前に、次第にその力を失う光魔法王国。ジャンヌ女王様の下す、悲しい決断とは……?

・魔法4「旅のはじまり」
 闇魔法王国の狙い、“魔法の石”を持って、旅に出ることになったピケルたんたち5人。初めて出る王国の外の世界に、戸惑うピケルたんですが……。

・魔法5「癒しの白」
 近くの村で泊めてもらうことになったピケルたん一向。そのお礼にと、ピケルたんは覚えたての白魔法を使うことに……。

・魔法6「水の流れ」
 あてのない旅に、早くも途方に暮れるピケルたん。そんな中、エリアちゃんがみんなにする提案とは……。

・魔法7「炎の記憶」
 とある民家で一泊させてもらうピケルたんたち。その家には、かつて大火事にあった経験から火を怖がるようになった男の子がいて……。

・魔法8「一陣の風」
 厳しい旅の最中、ホームシックになってしまうウィンちゃん。それを見かねたプチリュウは、何とか励まそうとするのですが……?

・魔法9「約束の土」
 旅の途中、畑仕事の最中に倒れてしまうおばあさんを介抱するピケルたん。そのおばあさんに秘められた、哀しい過去とは……。

・魔法10「黒の迷い」
 闇魔法王国の侵略により、かつての平和が見る影もなくなってしまった光魔法王国。クランちゃんはその様子を見ながら、思い出します。昔、優しかった母に連れられ、この国を訪れたことを。父がまだ優しかった頃のことを……。

・魔法11「真っ白の心」
 ある村で、ことばを話せない女の子と出会うピケルたん。その子は、かつての辛い経験から、口を聞けなくなってしまったのです。何とか、その子の傷を癒してあげたいピケルたん。少女の“心の傷”を癒すため、新しい白魔法を練習することに……。

・魔法12「闇の澱(よど)み」
 “魔法の石”を欲し、兵たちにその捜索を強く命じる暗黒の侵略者。彼が“魔法の石”を求める理由とは? そして、クランちゃんが選ぶ哀しい道とは……。

・魔法13「午後の温もり」
 広いお花畑を見つけ、そこで一休みすることにしたピケルたんたち。ぽかぽかとした午後の陽気は、彼女らを安らぎの眠りに誘います。一方、“魔法の石”を探すクランちゃんは、とうとうピケルたんたちを見つけてしまい……?

・魔法14「霊術の目覚め」
 クランちゃんと、数体の闇魔法生物から襲撃を受けるピケルたんたち。反撃する手段などない彼女らは、逃げるもののすぐに追い詰められてしまいます。絶体絶命の5人。しかしそのとき、霊使いたちの特別な力が目覚めて……?

・魔法15「竜の祠(ほこら)」
 霊使いたちがクランちゃん一向を退けた頃、ジャンヌ女王様はバスター・ブレイダー戦士長を連れ、精霊界へと続く「竜の祠」へ来ていました。二人で祠を進む中、ジャンヌ女王様は、戦士長に話をします。昔、王宮を密かに追放された自分の姉の話を……。

・魔法16「伝説の騎士(前編)」
 再びクランちゃんの追撃を受けるピケルたんたち。今度は強力な闇魔法使いも連れており、4人の霊術だけでは対抗しきれません。しかし、追い詰められた5人のもとに、仮面をつけた謎の戦士が……?

・魔法17「伝説の騎士(後編)」
 伝説の騎士の活躍により、形勢は逆転。稲妻を操るその戦士は、一騎当千の勢いで、闇魔法使いを次々と撃退していきます。しかし後一歩というところで、現れる強い闇の魔力。何とそこに現れたのは、闇魔法王国国王、暗黒の侵略者でした。
 果たして、暗黒の侵略者と伝説の騎士の戦いの行方は……?

・魔法18「黒の楔(くさび)」
 伝説の騎士の活躍のおかげで、何とか逃げ果(おお)せたピケルたんたち。一方、その責任を問われ、父親から厳しい罰を受けるクランちゃん。
 なぜこんなことになったのだろう……クランちゃんは思います。数年前の母の死、その日から、優しかった父は変わってしまったのです……。

・魔法19「白と黒の交差」
 王宮から逃げ出すクランちゃん。しかし深く傷ついた彼女は、転送装置により移動した先で倒れ、気を失ってしまいます。それを偶然見つけたピケルたんは、他の4人が渋る中、彼女を懸命に介抱します。彼女には分かっていたのです。
 クランちゃんの負った傷の深さ、他の人には分からない“心の傷”の深さが……。

・魔法20「こころをみせて」
 ウィンちゃんをさらい、姿を消したクランちゃん。彼女は人質と引き換えに、“魔法の石”をかけた一対一の決闘(デュエル)を要求します。3人の反対をよそに、ピケルたんがその決闘を受けることに。戦闘能力のないピケルたんが相手ということで、驚くクランちゃん。
 強力な攻撃魔法を有するクランちゃんに対し、ピケルたんがとった戦い方とは……?

・魔法21「ふたたびの光」
 どうしたらいいのか分からない。そう言って泣き崩れるクランちゃんを、ピケルたんは優しく抱きしめます。一方、精霊界から帰還したジャンヌ女王様は、ともに逃げた光魔法王国の国民を集め、光魔法王国を取り戻す計画を進めていました。
 国の随所(ずいしょ)に張られた闇魔法結界、それを外すには術者・暗黒の侵略者を倒す必要があるのですが……。

・魔法22「光と闇の再戦」
 王国を取り戻すため、遂に光魔法王国の反撃が始まります。劣勢ながらも奮戦する、光魔法王国の人々。それを知ったピケルたんたちは、クランちゃんの助けもあり、戦場へと駆けつけます。リリーママが心配なピケルたん。霊使いたちは、旅の途中で覚えた霊術を駆使し、後方からサポートを行います。
 一方、どちらに味方することもできないクランちゃんは、魔法の鞭を握り締めたまま、一人立ち尽くすのでした……。

・魔法23「王家の秘密」
 闇魔法王国王宮の、玉座に辿り着くジャンヌ女王様。光魔法王国の平和を取り戻すため、命を賭してでも、暗黒の侵略者を倒す覚悟でした。しかし、わずかながらも存在する確かな力の差により、ジャンヌ女王様は次第に追い詰められます。その危機を救ったのは、何とリリーママ。ジャンヌ女王様を救うため、振るわれる魔法の注射器。その圧倒的攻撃力に怯んだ侵略者は、彼女に卑劣な罠を仕掛けます。
 一方、ピケルたんの持つ“魔法の石”が突然光り出して……?

・魔法24「魔法の石、発動!」
 暗黒の侵略者の洗脳を受け、死をも恐れぬ軍勢と化した闇魔法王国の魔術師を前に、敗色が濃厚になってゆく光魔法王国の人々。一方、“魔法の石”の導くままに、王宮の玉座へとやって来たピケルたん。そこには傷つき、倒れるジャンヌ女王様と、魔力の大半を失ったリリーママがいました。二人を守るため、侵略者と戦うことを決意するピケルたん。しかしその実力差は明白で、まともに戦っても、彼女に勝ち目はありません。
 そのとき、ピケルたんの気持ちに応えた“魔法の石”は、その真の力を解放させて……?

・魔法25「さよなら」
 突如、戦場へと現れた謎の精霊たち。それは、精霊界の女王ドリアード様から遣わされた、光魔法王国への援軍でした。これにより、形勢は一気に逆転します。一方、“魔法の石”の力を得たピケルたんは、最上級白魔法「ディバイン・マジック」により、暗黒の侵略者に宿る“邪念”を浄化しようと試みていました。しかし、途中で“魔法の石”がその働きを失い、魔法は失敗してしまいます。それにより、窮地に立たされるピケルたん。
 そんな彼女を救うべく、意外な少女が侵略者の前に立ちはだかるのですが……。

・魔法26「それは絆の物語」
 暗黒の侵略者の消滅により、光魔法王国にかけられた闇魔法結界は消滅。同時に、闇魔法王国の魔術師にかけられていた洗脳も解け、戦いは終焉を迎えます。王国へと戻り、再建に励む光魔法王国の人々。一方で、闇魔法王国王女であるクランちゃんは、保護をかねて精霊界に連れて行かれることに。負った傷は深く、失ったものも多い。けれど得たものもある。
 そう、これは二人の少女の、絆の物語……。






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