ロード・オブ・ザ・本田

製作者:蟹トマトさん






 「くっそー!またライトロードに負けた!」
カードショップから悔しそうな叫び声を上げて出てきたのは、本田ヒロト。
 どうやら最近、本田はM&Wを始めたらしい。
 「俺のミラクル・バーバリアンデッキなら勝てる計算なのに・・・。」
本田は自分のデッキを見つめながらつぶやく。
 ミラクル・バーバリアンデッキ。バーバリアン1号、2号を主体とした(本田いわく)最強のデッキである。
 「すいませーん・・・バーバリアンと相性いいカードってないですかね?」
 「えっ・・・・・と・・・・バーバリアン・・・・ですか・・・・・・?」
カードショップの店員に聞くが、当然いい答えは返ってこない。
 なにしろ、バーバリアンはかなり昔のカードだし、お世辞にも強いとは言えない。専用サポートカードなんてもちろんあるはずもないのだ。
 ちなみに店員の返答で一番まともだったものは「カオスエンドマスターが1号をリクルートできる」
・・・・である。
 だが。今回は少し違った。
「そ・・・う・・・です・・・・ね・・・ぇ・・・・・・・・・」
 店員が必死に相性のいいカードを考えていると、
「ほほぅ。バーバリアンデッキか・・・なかなか興味深いデッキをつくっているね。君。」
 店の奥から一風かわった店員が出てきた。・・・・訳でもなく、普通の人だった。
「どうだい、君。俺の『アルティメット・オブ・ザ・除去ガジェ』とデュエルしてみないか?」
 
 バーバリアン1体も出せずに惨敗した。
「ちくしょう!俺のバーバリアンじゃ勝てないっていうのかっ・・・!?」
 本田は考えた。バーバリアンでライトロードに勝つ方法を。だが・・・どうしても思いつかない。
 諦めて他のデッキに作り直そう・・・そう思ったときだった。
 
ハラリ

 本田の目の前に一枚の広告が舞い降りてきた。
                                                           

  新パック発売!

  『ザ・メタ』

  最近流行りのデッキのメタカードだけを集めたパックだ!これでライトロードも剣闘獣も除外
  デッキもシンクロアンデットも怖くないぜ!

                                                           

 本田は驚愕した。こんなパックが発売されるなんて・・・!天にも昇る勢いでカードショップに戻ると、そのパックを残らず買い占めた。



 そして・・・本田のどんなデッキにも対応できる最強のデッキ、「アルティメット・ヴァーバリアン」が完成したのであった。



 次の日、本田は大会のエントリーを済ませ、デュエルディスクを構えていた。本田の見据える先には、対戦相手のデュエリスト。

 そう・・・「アルティメット・ヴァーバリアン」のデビュー戦が始まったのである。


 「「決闘!」」


本田LP4000
相手LP4000

 「俺の先攻!ドロー!」

 対戦相手はそういうと、勢いよくカードをドローした。
「次元の裂け目を発動!」

 「『次元の裂け目』・・・墓地に送られるモンスターを除外する永続魔法・・・てことは相手は除外
  デッキか・・・。」
 本田はそうつぶやくと、手札から魔法カードを発動した。

「手札から魔法カード『除外デッキ相性わるいんだYO』を発動!」
「なっ!!?????」
 意味不明なカードの登場に、相手は動揺の色を隠せない。


  除外デッキ相性悪いんだYO
  (魔法カード)
  相手が除外デッキを使ってきたらいつでも発動してよい。
  プレイヤーと除外デッキが相性悪い場合、相手は負ける。

 「なんだそのワガママなカードはぁぁぁぁぁぁ!!!」
対戦相手が叫ぶが、その内にライフはどんどん減っていく。

相手LP0


本田 WIN!


 2回戦。

 「剣闘獣ラクエルを召喚!」

「俺はデッキから魔法カードを発動するぜ!」

「デ・・・デッキから!?」


  アンダル以外禁止になればいいのに
  (魔法カード)
  相手が剣闘獣デッキだった場合、自分は勝つ。(相手が剣闘獣アンダルをデッキにいれてい
  たら、相手は4000ポイントのダメージを受けるだけで済む。)


 「な・・・っなんじゃこりゃああああああ!!???」

相手LP0

本田 WIN!


3回戦。(準々決勝)

 「俺は雷路 光路(らいろ こうじ)。ライトロード使いだ。」

「なら俺はポケットから魔法カードを発動するぜ!」

「な・・・っまだデュエル始まってないのに・・・!」

  デッキ墓地に送るのってもはやデメリットじゃないだろ・・・
  (魔法カード)
  相手がライトロード使いだった場合、相手は棄権する。


「グ・・・グランド・ドラゴンよりワガママなカードがあったなんて・・・!!」

光路 棄権

本田 WIN!(不戦勝)

 グランド・ドラゴンがワガママなのはデメリットのほうだけどね・・・。


4回戦。(準決勝)

 「フフフ・・・・本田とやら・・・・どうやら貴様は最近流行ってるデッキのメタカードで勝ち進んでる
  ようだがな・・・大会はそんなに甘くないんだよ!!」

「何っ!?」

「なぜなら俺のデッキは終焉のカウントダウンデッキ。『ザ・メタ』のパックにもさすがにこのデッキ
 のメタは収録されてないだろう・・・。」

「バーバリアン☆エクゾディア召喚!」

「な・・・・っバーバリアン☆エクゾディアだとおおおお!!???」

  
  バーバリアン☆エクゾディア
  効果モンスター/地属性/戦士族/★1/ATK100000/DEF100000
  自分のデッキがバーバリアンデッキでないと召喚できない。このカードが召喚に成功したと
  き、相手はデッキの上に手を置いて、「サレンダー」という。


「同時に発売されたデッキ『バーバリアンの脅威』にこのカードが収録されていたのさ・・・。」

「く・・・・!体が勝手に・・・・!くそ・・・っ!・・・・・サ・・・・ッサレンダー・・・・ッ!」

終焉の人LP0

本田 WIN!

5回戦(決勝)



 決勝までチート的バーバリアンで勝ち進んできたが、今回はそうはいかない。本田はそう感じた。そもそも、こんな壊れカードが一般発売されているのに、いままでそれらの使い手に会わなかったこと自体奇跡に近いのだ。

 本田は、目の前に立っている決勝戦の相手を見据えた。

(こいつを倒せば・・・・・優勝か・・・・。)

 だが、いままでのように一筋縄にはいかないだろう。

 だが。本田もみすみす負けるつもりはない。本田もここまで自分のバーバリアン達(バーバリアン☆エクゾディアだけ)を信じて勝ち進んできたのだ。

 審判(磯野のコスプレしたオッサン)が、デュエル開始を宣言する。

「決闘、開始ィィィィィィ!!」

「「決闘!」」

本田LP4000
相手LP4000

 「俺の先攻!ドロー!」

 相手が先攻をとり、カードを一枚ドローした。ちなみに、相手はただの高校生である。

「俺はオートロックを発動!」

  オートロック
  (魔法カード)
  出かけるときに、自動でロックを掛けてくれる。

 「・・・・・?なんだそのカードは・・・?」

「このカードを発動したターン、自分がどこかへ出かけたら、自動でロックがかかるぜ!」

「・・・・・・・・・?」

「それじゃ、出かけてくるゼ!いってきまーす!」

本田がカードの効果を理解する前に、デュエルディスクを置いて、相手はどこかへ出かけてしまった。

「なんだあいつ・・・・デュエル棄権したのか?」

だが、本田はすぐにこのカードの効果を理解した。

 相手のデュエルディスクが変形し、小型のロボットになった。そして、セットされていたデッキを確認し、そのカードを使い、できる限り強力なロックをかけた。


相手のLP:4000
     場:ホルスの黒炎竜 LV8 黒の魔法神官 D−HERO Bloo−D エンド・オブ・アヌビス
       グラヴィティ・バインド−超重力の網− カウンター・カウンター 魔法族の里
   手札:5枚
本田のLP:4000
     場:なし
    手札:5枚
 




ホルスの黒炎竜 LV8  
効果モンスター
星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守1800
このカードは通常召喚できない。
「ホルスの黒炎竜 LV6」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
魔法の発動と効果を無効にし破壊する事ができる。

黒の魔法神官 
効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/攻3200/守2800
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するレベル6以上の魔法使い族モンスター2体を
生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
罠カードの発動を無効にし破壊する事ができる。

D−HERO Bloo−D 
効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻1900/守 600
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚する事ができる。
相手モンスター1体を指定してこのカードに装備する
(この効果は1ターンに1度しか使用できず、
同時に装備できるモンスターは1体のみ)。
このカードの攻撃力は、装備したモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
相手フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターは全て効果が無効化される。

エンド・オブ・アヌビス
 効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
墓地のカードを対象にする、または墓地で効果が発動する
魔法・罠・モンスターの効果は全て無効になる。

グラヴィティ・バインド−超重力の網− 
永続罠
フィールド上に存在する全てのレベル4以上のモンスターは攻撃をする事ができない。

カウンター・カウンター
カウンター罠
カウンター罠の発動を無効にし、それを破壊する。

魔法族の里 
フィールド魔法
自分フィールド上にのみ魔法使い族モンスターが存在する場合、
相手は魔法カードを発動する事ができない。
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在しない場合、
自分は魔法カードを発動することができない。


 「どえええええええええ!???」
本田は驚愕した。相手が出かけている間に、あっという間にロックがかかってしまったのだ。

「たっだいまー!」

本田が驚愕している間に、相手がコンビニから帰ってきた。相手は買ってきた肉まんにかぶりつきながらデュエルを続ける。

「俺は波動キャノン・レボリューションを発動し、ターンエンドだ。」


  波動キャノン・レボリューション
  (永続魔法カード)
  相手ターンのエンドフェイズ毎に999999999ポイントのダメージを与える。

 場に波動キャノンの999999999倍の大きさはありそうなキャノンが出現する。もはやこの程度のチートカードはスルーされてしまうのだ。

だが、何はともあれ次のターンが本田のラストターンになってしまった。

「俺のターン・・・・・。ドロー・・・・・・。」

 もう負けを確信したのか、本田は暗い表情でカードをドローする。
ドローしたカードは、発動すればほとんどのデッキに勝利できるチートカード。だが、「発動すらできない」この状況では、意味のないカードである。

(・・・・?まてよ・・・・・?)

 なにか引っかかることがあったのか、本田はそのカードのテキストをじっくり読む。

(そうか!わかったぞ!このロックを打ち破る方法が!)

希望を見つけた本田は、勢いよくデュエルディスクにカードを置く。

「俺はこのカードを発動するぜ!」

  凡骨以下の意地
  (本田カード)
  本田以外のLPは0になる。

「ほ・・・・・・本田カードだとぉぉぉぉぉぉぉ!!???」

「このカードなら無効にされないぜ!これで俺の勝ちだ!!」

本田の周りから、今まで原作やアニメでほとんど活躍できなかった怒りのオーラが溢れ出し、相手を襲う。

「ぐ・・・・っぐああああああああ!!」

















 「なーんて、な。」

相手は不敵な笑みを浮かべ、デュエルディスクのライフカウンターを本田に見せる。


相手LP4000


「なっ・・・・・!?」

「ハハハハハハハハハ!!バカめ!!俺の名は本田ヒロシ!本田カードが効かない人間のうち
 の1人なんだよ!!」


 そう。「凡骨以下の意地」は「本田以外の」LPを0にするカード。本田ヒロトだろうが本田ヒロシだろうが、「本田」という名を持っている者はLPが0にならないのだ。


 「く・・・・っなら俺は本田の壺を発動し、カードを2枚引く・・・。」

  本田の壺
  (本田カード)
  本田はカードを2枚引く。

 場にいやらしい笑みを浮かべた本田(ヒロト)が出現する。そして、中から本田の壺の精霊が2人現れ、それぞれ1枚ずつカードを渡す。

「だが、本田カードの効果は俺にも適用されるぜ・・・・・。」

「くっ。」

本田の精霊は本田(ヒロシ)の方に向かい、カードを2枚渡す。

 そして、お互いにわずかな笑みを浮かべる。どうやら、お互いにいいカードを引いたようだ。

「いくぜ!俺は手札からカードを発動!!」

本田(ヒロト)がデュエルディスクにカードをセットする。

「フフ・・・・また本田カードか・・・・。」

「そいつはどうかな・・・・・。」

「なにっ!?」


  本田ヒロト ヘルリーゼントフォース
  (本田ヒロトカード)
  そのリーゼントは、本田ヒロト以外の全てを貫くという・・・・。


 「ほっ・・・・・・・・本田ヒロトカードだとおおおおおおおおおぉぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!???
  ????????」


 「うおおおおおおおおおおお」

本田(ヒロト)は気合を入れると、リーゼントに力を集中させる。すると、リーゼントの先端から黒いオーラが漏れ出し、やがてリーゼント全体を覆う。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

本田(ヒロト)は雄たけびをあげ、本田(ヒロシ)に向かって走り出す。本田(ヒロシ)のモンスター達が止めにかかるが、所詮はソリットビジョン。本田(ヒロト)のヘルリーゼントを止めることはできない。

 いや、もしかしたらこのモンスター達がソリットビジョンでなくても止められなかったかもと思わせるほど、今の本田(ヒロト)には気迫が満ちていた。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 おおおお!!!!!!!!!!!!!!!」

「ぐっ・・・・!だが・・・・・負けるものか!!!」

 そう叫ぶと、本田(ヒロシ)は本田の壺でドローしたカードのうち1枚をデュエルディスクにセットする。

「本田カード発動!!」
  

  肉まんハリケーンバリアー
  (本田カード)
  本田の食べかけの肉まんの回転によって、全ての攻撃は防がれる・・・・・

 発動と同時に、本田(ヒロシ)は「オートロック」の効果で買ってきた食べかけの肉まんを両手で回転させ、巨大な竜巻を起こす。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」



ガキィィィィィン


 本田(ヒロト)のリーゼントと本田(ヒロシ)の肉まんがぶつかり合う。その衝撃で、カードショップの壁やら窓にヒビが入る。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 お互いの力は対等だ。だが、お互いにほぼおなじペースでライフポイントが削られていく。

本田(ヒロト)LP2657
本田(ヒロシ)LP2657

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


本田(ヒロト)LP1998
本田(ヒロシ)LP1998

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


本田(ヒロト)LP657
本田(ヒロシ)LP657


本田(ヒロト)LP398
本田(ヒロシ)LP398


本田(ヒロト)LP165
本田(ヒロシ)LP165


本田(ヒロト)LP21
本田(ヒロシ)LP21


「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 !!!!!!!!!!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 !!!!!!!!!!!」



本田(ヒロト)LP1
本田(ヒロシ)LP1








ズバアアアアアアアアアアアン












本田 WIN!















 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・。」



 ・・群衆の歓声に囲まれ、一人立っていたのは






本田 ヒロシ。

そして、そのそばには、倒れた本田(ヒロト)。


そして・・・・・・・







本田(ヒロト)LP1
本田(ヒロシ)LP0





 「負け・・・た・・・・・?」

 本田(ヒロト)のライフカウンターには「1」と記され、本田(ヒロシ)のライフカウンターには、「0」
と記されている。


 そう。本田(ヒロト)は周りの人たちの目も気にせず、全力を出し、本田(ヒロシ)の「肉まんハリケーンバリアー」を打ち破ったのだ。

本田(ヒロシ)は、最後の最後でこの「リーゼントを突き出して向かってくる奴に対し、自分が食べかけの肉まんを両手でぐるぐる回して雄たけびをあげている」という姿に少し恥ずかしさを感じてしまい、力を少し緩めてしまったのだ。そして、本田(ヒロト)のヘルリーゼントフォースを喰らってしまい、LPが0になってしまったのだ。

 あのとき、本田(ヒロト)がまだM&Wを初めて間もない為か、本田(ヒロト)のリーゼントの「ヘルリーゼントオーラ」は不安定で、本田(ヒロシ)の肉まんハリケーンバリアーと接触しているうちにどんどんすり減っていっていた。ヘルリーゼントだけに。そのため、「ヘルリーゼントオーラ」は最後の方はほとんどなくなっていたのだ。だが、残り1のライフを削るには、十分な力だった。



 「・・・・・・・本田(ヒロト)。」

本田(ヒロシ)が、倒れている本田(ヒロト)に向かって声を掛けた。だが、本田(ヒロト)は動かない。

「本田(ヒロト)っ!・・・・本田(ヒロト)ぁっ!!」

何度も呼びかけるが、本田(ヒロト)はピクリとも動かない。

「誰かっ!!本田(ヒロト)をっ・・・・・!本田(ヒロト)を助けてください・・・・・っ・・・・!!」


 その後・・・・・救急車で病院まで運ばれた本田(ヒロト)は全治3ヶ月と診断され、そのまま入院することになった。そして、本田(ヒロシ)に入院費、慰謝料、その他諸々を請求し、それで得た金で本田(ヒロト)はしばらくセレブな生活を送ったのであった。


SEREBU(セレブ) END



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