景気回復へのロード

製作者:火炎龍さん



この話は原作終了後の海馬達を書いた小説です。
また、カードの効果はOCGを優先しています。



第一章 ビッグニュース!

この物語の主人公海馬瀬人は現役高校生にして大会社の社長もしている超一流デュエリストである。
ただ、そんなエリートな彼も今一つ大変な悩みを抱えている。
それは会社のことである。
バトルシティ準決勝第2戦で彼は惜しい所まで行ったものの武藤遊戯に破れ会社の株価は急激に下がったのである。
しかしそんな彼にビッグニュースが飛び込んできた。

モクバ「兄サマ!これ見てよ!今朝の朝刊!」
部屋に飛び込んできたのは弟のモクバ。

海馬「ん?何だモクバ」

海馬が見た朝刊には大会社の社長達の国際的なデュエル大会があると書かれていた。

海馬「フフフフ・・・ワハハハハ!いいチャンスだ・・・・」

国際的なデュエル大会で会社をアピールすれば株価は一気に上がると海馬は考えた。

海馬「よし磯野!すぐにこの大会の参加エントリーを済ませろ!」

磯野「ハイ!かしこまりました!」

そして数週間がたった・・・・

実況「さあ遂に開催しました!会社社長デュエルトーナメント!」
会場には沢山の金持ちが観戦しに来ていた、もちろん世界各国でのテレビ中継も行われている。

実況「ではビンゴマシーンで番号を引いてください!!!」

海馬「これが偶数なら西会場、奇数なら東会場か・・・」
カランカラン・・・・9!!!

海馬「9・・・東会場だな」

そして海馬は東会場へ辿り着いた。

海馬「俺の相手は誰だ!!!」

実況「え〜と東会場Cブロック1回戦は海馬コーポレーション海馬社長VSへのへのもへじ企業ヘノ社長です!」

海馬「俺の先攻!カードドロー!」

海馬「俺は場にカードを1枚伏せ、ブラッド・ヴォルスを攻撃表示!ターンエンドだ」

ヘノ「私のターンドロー」

ヘノ「怒れる類人猿を攻撃表示で召喚!ブラッド・ヴォルスに攻撃!」

海馬「く・・・おのれぇ!」
海馬LP4000→3900

ヘノ「ターンエンド」

海馬「俺のターンドロー!ミラージュ・ドラゴンを攻撃表示!」

海馬「ミラージュ・ドラゴンで怒れる類人猿に攻撃だ!」

ヘノ「大丈夫ですか?ミラージュ・ドラゴンでは怒れる類人猿は倒せない!」

海馬「フ・・・馬鹿め。リバースカードオープン収縮!」

怒れる類人猿の体は収縮し攻撃力がダウン!
怒れる類人猿攻撃力2000→1000

海馬「粉砕しろぉ!ミラージュ・ドラゴン!」
ミラージュ・ドラゴンの光線で怒れる類人猿は焼き殺された!

ヘノ「やりますね・・・」
ヘノLP4000→3400

海馬「形勢逆転だな・・・俺はこのままターンエンドだ!」

ヘノ「まだまだ!ドロー!私はイグザリオン・ユニバース召喚!攻撃!」

海馬「リバースカードオープン!闇の呪縛」

闇の呪縛の鎖によりイグザリオン・ユニバースは身動きが取れなくなりパワーも減った。
イグザリオン・ユニバース攻撃力1800→1100
海馬「(俺は負けるわけにはいかない・・・・)」



第二章 巣窟に住む邪悪なる魂

ヘノ「く・・・場にカードを1枚伏せターンエンド!」

海馬「俺のターンドロー!俺はサファイアドラゴンを攻撃表示!」

海馬「砕け散れ!サファイアドラゴンでイグザリオン・ユニバースに攻撃だ!」

ヘノ「かかりましたね・・・?」

海馬「ん・・・?」

ヘノ「リバースカードオープン!ウジャット眼の念力!」

海馬「ワハハハ!残念だったな!ミラージュ・ドラゴンの特殊能力発動!貴様はバトルフェイズ中罠カードを使用できない!」

ヘノ「そんな・・・」
ウジャット眼の念力が消滅していく・・・

海馬「そして・・・」
サファイアドラゴンの起こす激風でイグザリオン・ユニバースは切り裂かれた!

ヘノ「ぐわ!」
ヘノLP3400→2600

海馬「続いてミラージュ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

ヘノ「く・・・」
ヘノLP2600→1000

海馬「貴様ごとき俺の敵ではない!リバースカードを1枚伏せターンエンドだ」

ヘノ「なめてもらっては困ります・・・ドロー!」

ヘノ「クククク・・・海馬社長貴方もここまでです」

海馬「何!?」

ヘノ「私は魔法カード万魔殿−悪魔の巣窟−を発動!」
フィールドにおぞましい悪魔の巣窟が出現した。

ヘノ「ゼラの戦士を攻撃表示!」

ヘノ「さらにゼラの戦士を生贄にデビルマゼラ特殊召喚!特殊能力発動!」
デビルマゼラが吐く息により海馬の手札(青眼の白龍、命削りの宝札、融合)が焼き付くされた。

ヘノ「そしてデビルマゼラでミラージュ・ドラゴンに攻撃!」

海馬「ちっ・・・」
海馬LP3900→2700

ヘノ「ターンエンドです」

海馬「俺のターンドロー!俺はデスグレムリンを守備表示。更にサファイアドラゴンを守備表示に変えターンエンドだ」

ヘノ「ドロー!私は賢者ケイローンを召喚!賢者ケイローンでサファイアドラゴンに攻撃!」

ヘノ「続いてデビルマゼラでデスグレムリンを焼殺!ターンエンド!」

海馬「俺のターン・・・俺はこのカードを発動!天よりの宝札!」

海馬「互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにカードを引く」

海馬「教えてやろうヘノ・・・俺はこのターンで貴様を倒す!」

ヘノ「なんですと・・・?」

海馬「罠カード発動!リビングデッドの呼び声・・・蘇れブルーアイズ!」
地の底からブルーアイズが跳ね上がり生還した。

ヘノ「まさか・・・ひええええ〜!」

海馬「砕け散れ!ブルーアイズで賢者ケイローンに攻撃!滅びのバーストストリーム!」
ケイローンは滅びの威光により消えうせた・・・
ヘノLP1000→0

実況「勝者!海馬コーポレーション海馬社長!」

モクバ「やったね!兄サマ!」

海馬「フン・・・所詮貴様など王に群がる愚かな愚民の一人でしかない!ワハハハハハ!」

海馬「(俺たちの夢を叶える為・・)」



第三章 蘇りし者達

実況「何とラウンド選手!ライフ4000で勝利!」

ラウンド「ふふふ・・・」

実況「次の対戦は海馬社長とラウンド社長です!」

実況「互いのデッキをカット&シャッフル!」

海馬「(こいつ・・・ただ者では無い)」

ラウンド「ケケケケケケ・・・・」

実況「デュエルスタート!」

ラウンド「先攻!ドロー!再生ミイラを攻撃表示でリバースカードを2枚伏せターンエンド〜」

海馬「俺のターン!俺はハリケーンドラゴン召喚!」

ハリケーンドラゴン ☆4 風属性 ドラゴン族
攻撃力1700 守備力700 効果
手札を1枚墓地に送ることでフィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。

海馬「俺は手札の魔のデッキ破壊ウィルスを捨てハリケーンドラゴンの効果発動!」
ハリケーンドラゴンの起こすハリケーンにより再生ミイラは手札へと吹き飛ばされた!

海馬「ハリケーンドラゴンでプレイヤーに直接攻撃!ハリケーンズカッター!」

ラウンド「ごわ・・・」
ラウンドLP4000→2300

海馬「リバースカードを1枚伏せターンエンドだ」

ラウンド「ふふふ・・・ドロー!私は再生ミイラを再び召喚!攻撃」

海馬「そう簡単には行かん!リバースカードオープン破壊輪!」

ラウンド「そうはいくか。罠カード発動!罠移し・・・」

海馬「罠移しだと!?」

ラウンド「そう・・・」
破壊輪の対象は移し変えられハリケーンドラゴンが破壊されてしまった」
海馬LP4000→2300 ラウンドLP2300→600

ラウンド「そして再生ミイラの直接攻撃!」

海馬「ぬぬ・・おのれ!この俺に貴様如きが傷を負わせた事を後悔するがいい!」
海馬LP2300→500

ラウンド「形成逆転オホホホホ!ターンエンド」

海馬「俺のターン!俺はモンスターを守備表示!ターンエンドだ」

ラウンド「マイターン!ドロー。再生ミイラを生贄に捧げ龍骨鬼を攻撃表示!」

ラウンド「龍骨鬼で裏守備モンスターに攻撃」
龍骨鬼に締め付けられ裏側だった洞窟に潜む竜は破壊されてしまった

ラウンド「貴方は私に勝てない!ターンエンド〜」

海馬「俺のターン・・・俺は魔法カード!黙する死者で洞窟に潜む竜を生還」

海馬「更に洞窟に潜む竜を生贄に捧げカイザー・グライダーを攻撃表示!」

海馬「カイザー・グライダーで龍骨鬼とバトル!」

ラウンド「(馬鹿め・・・同じ攻撃力なら同士打ちだぁぁぁ!・・・何!?)」
同じ攻撃力2400のはずの2体は何故か龍骨鬼だけが消滅した

海馬「カイザー・グライダーの特殊能力・・・それは同じ攻撃力のモンスターとの戦闘では破壊されない効果だ!」

ラウンド「ほう・・・」

海馬「このままターンエンド!」

ラウンド「ドロー・・・魔法カード発動!苦渋の選択」

海馬「苦渋の選択・・・あのカードは・・・」

ラウンド「さあ選びなさい」
ミイラの呼び声、闇よりの恐怖、達人キョンシー、ヴァンパイア・ロード、リターン・ゾンビ
海馬「(どれを選ぶか・・・)」



第四章 吸血鬼の王

海馬「(リターン・ゾンビを墓地に送るとヤバい・・・)リターン・ゾンビだ!」

ラウンド「では残りは墓地に・・・」

ラウンド「残念だったなぁ〜魔法カード発動!生者の書−禁断の呪術−」

海馬「生者の書・・・?」

ラウンド「そう・・・生者の書は墓地にあるアンデットモンスターを生還しお前の墓地のカードの魂を封じ込める!」

ラウンド「復活しろ〜ヴァンパイア・ロード!そして封印されろ・・・ハリケーンドラゴン!」

海馬「ちぃ・・・」

ラウンド「まだまだ〜!ヴァンパイア・ロードを生贄にヴァンパイアジェネシスを特殊召喚!」

海馬「ヴァンパイアジェネシスだと!?」

ラウンド「ヴァンパイアジェネシスの攻撃力は3000!強いだろ〜!?」

ラウンド「いけぇ〜!ヴァンパイアジェネシス!ダーク・ドレイン!そして海馬を抹殺しろ〜!」

海馬「リバースカードオープン!神の加護!」

神の加護 通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動可能。
そのモンスターの攻撃力を200ポイントダウンし自分モンスター1体の攻撃力は200ポイントアップする。

ラウンド「しかし!それでも勝てない〜」
闇に切り裂かれカイザー・グライダーは消滅した・・・
海馬LP500→300

海馬「カイザー・グライダーの特殊能力発動!遺言の暴風!」

ラウンド「む・・・」

海馬「カイザー・グライダーがセメタリーに行く時相手のモンスター1体を手札に戻す!」

ラウンド「残念!!!!罠カード発動ツタン仮面!」
フィールドに仮面が出現し風を消し去った!

海馬「おのれぇぇ!」

ラウンド「ターンエンドだよ〜ん」

海馬「(俺は負けるのか・・・・)」

??「海馬!」

海馬「ン・・?」
海馬が向いた先には遊戯が居た。

遊戯「俺たちの戦いのロード!それはまだ終わっていないはずだぜ!」

海馬「そうだな・・・遊戯!待っていろ!こいつを俺は・・蹴散らす!」
海馬がもう一度向くとそこに遊戯は居なかった。

海馬「フ・・・行くぞ!俺のターン!魔法カード発動!命削りの宝札!」

海馬「5ターン後全ての手札を墓地に送る代わりに手札が5枚になるまでカードをドローする!」

海馬「いくぞ・・・俺の勝利へのロード!魔法カード発動!名推理!」

ラウンド「名推理・・・(確かインターネットでは4がいいってあったはず・・・)4だ!」

海馬「4・・・それでいいんだな?」

ラウンド「ああ」

海馬「行くぞ!1枚目ドラゴンを呼ぶ笛! 2枚目天声の服従! 3枚目催眠術!」

ラウンド「{ドキドキ・・ドキドキ・・・)」

海馬「4枚目攻撃誘導アーマー 5枚目・・・青眼の白龍!」

ラウンド「何〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

海馬「よって貴様の予想ははずれ!出現せよ!ブルーアイズ!」

ラウンド「ほう・・・だがそれではライフを0にできない!」

海馬「焦るな・・魔法カード発動!突然変異!」

ラウンド「突然変異だと〜〜〜!?」

海馬「突然変異!ブルーアイズは暗黒の炎竜へと姿を変える・・・」

海馬「いでよ!メテオ・ブラック・ドラゴン!」

ラウンド「攻撃力3500〜!?」

海馬「いけメテオ・ブラック・ドラゴンよ!隕石火炎弾!」
灼熱の炎によりヴァンパイアジェネシスは消滅・・・
ラウンドLP600→0

海馬「俺の勝ちだ・・・」



第五章

モクバ「絶好調だね!兄サマ!」

海馬「当然だ」

海馬「磯野!次の俺の対戦相手は誰か検索しろ!」

磯野「ハ・・・ハイ!」

磯野「え・・え〜と・・・これは!!!」

海馬「何だ?」

磯野「社長の次の対戦相手は・・・海馬剛二郎氏です!」

海馬「剛二郎だと!?」

モクバ「剛二郎って死んだ剛三郎の兄・・・」

海馬「チッ・・・まさかアイツとやることになるとは・・・・」

実況「さあ!次は何と驚きの対決!海馬コーポレーション海馬瀬人社長VS海馬重鉄工業海馬剛二郎社長です!」

剛二郎「いやあ、久しぶりだねぇ〜!瀬人君・・・」

海馬「貴様・・・」

モクバ「あいつは剛三郎と共に俺たちの親の財産を食い荒らした最低な奴・・・・兄サマ!絶対に負けないで!」

海馬「安心しろモクバ!こいつには手加減はしない・・・」

実況「デュエルスタート!」

剛二郎「君は弟を自殺に追い込んだ・・・復讐はさせてもらうよ・・・ドロー!」

海馬「ほざけ!ハイエナの貴様や剛三郎に復讐するのは俺の方だ!」

剛二郎「フン・・・私は超時空戦闘機−ビッグ・バイパー召喚!更にサイクロンレーザーを装備!ターンエンドだ」
超時空戦闘機に更なる重装備が加えられた・・・

海馬「俺のターン!所詮はハイエナ・・・俺はランプの魔精・ラ・ジーンを攻撃表示!魔精火炎葬!」
ラ・ジーンの灼熱の炎でビッグ・バイパーは溶け消滅した。

剛二郎「おお怖い怖い〜」
剛二郎LP4000→3700

海馬「俺はリバースカードを2枚伏せターンエンドだ」

剛二郎「私のターン・・・ドロー!リバースカードを2枚伏せモンスターを守備表示!ターンエンドだ」

海馬「俺のターン!ドル・ドラを召喚!ドル・ドラで裏側モンスターに攻撃だ!」

剛二郎「残念!超鋼鉄マシーン ZERO!」

超鋼鉄マシーン ZERO ☆3 闇属性 機械族
攻撃力400 守備力200 効果
このカードは戦闘では破壊されない。
このカードが魔法の効果を受けた時このカードを破壊する。

超鋼鉄マシーンはドル・ドラの攻撃を見事に受け止めた

海馬「(あのカードは戦闘で破壊されない・・・)リバースカードを1枚伏せターンエンド!」

剛二郎「ドロー!罠カード発動!群雄割拠!このカードは種族を1個宣言する・・・機械族だ!」

海馬「ならば俺はドラゴン・・・」
ドラゴンを宣言したことによりラ・ジーンは消滅した。

剛二郎「続いてZEROを生贄にマジック・キャンセラー召喚!」

海馬「マジック・キャンセラー・・・?」

剛二郎「まだまだ〜!罠カードオープン!グラヴィティ・バインド!」
超重力の網が出現しレベル4以上のモンスターは身動きが取れない!

海馬「だがドル・ドラはレベル3・・・」

剛二郎「ターンエンド・・・」



第六章 信じれるしもべ

海馬「馬鹿め・・・俺のターンドロー!」

剛二郎「ふふふ・・・」

海馬「俺はミラージュ・ドラゴン召喚。ターンエンドだ!」
ミラージュ・ドラゴンは重力の網に押さえられた。

剛二郎「私のターン・・・私はボーガニアンを攻撃表示!ターンエンド!」

海馬「(ボーガニアンだと・・・)ドロー!」

海馬「剛二郎・・・貴様を打ち砕く美しきモンスターの姿見せてやる・・・」

剛二郎「ん・・?」

海馬「俺は2体のモンスターを生贄に捧げ青眼の白龍召喚!攻撃表示!」
ブルーアイズも重力の網に押さえられ身動きが封じられてしまった。

剛二郎「ハハハ!馬鹿め!ブルーアイズのレベルは8!そいつでは重力の網を掻い潜れない!」

海馬「ほざけ薄汚いハイエナ!ターンエンドだ」

剛二郎「ドロー・・・ボーガニアンよ地獄の矢を放て!」
ボーガニアンが矢を発射し海馬に命中した。

海馬「グハ・・・」
海馬LP4000→3400

剛二郎「まだまだ〜!2体目のボーガニアンを召喚!エンドだ」

海馬「おのれぇぇ!ドロー!俺はこのままターンエンド・・・」

剛二郎「ハハハ!ドロー。2体のボーガニアンよ地獄へのカウントダウンを続けろ!」
2つの矢が海馬に命中・・・

モクバ「兄サマ!」

海馬「大丈夫だモクバ」
海馬LP3400→2200

剛二郎「ターンエンド」

海馬「俺のターン!俺はリバースカードを2枚伏せターンエンド」

剛二郎「どうしたぁ!?お前は次のターンで終わりだぁ!ボーガニアンよ!」

海馬「ク・・」
海馬LP2200→1000

剛二郎「さあ次がお前のラストターンだカードを引け」

海馬「俺のターンドロー。剛二郎・・・このターンがラストターンだな」

剛二郎「その通りだ、やっと分かったか」

海馬「だが・・・それは貴様のラストターンだ!」

剛二郎「何だと!?」

海馬「俺は罠カード発動!砂塵の大竜巻!グラヴィティ・バインド消滅!」

海馬「続いて罠カード!サンダー・ブレイクで手札を1枚捨てマジック・キャンセラー破壊!」
雷撃によりマジック・キャンセラーが破壊された。

海馬「行くぞ!俺は早すぎた埋葬とリビングデッドの呼び声を発動!出でよ!2体のブルーアイズ!」
海馬LP1000→200

剛二郎「はははは!リバースカードオープン!制限されし襲撃!」

制限されし襲撃 通常罠
お互いのプレイヤーは一度のバトルフェイズに1度しか攻撃を行えない。

剛二郎「これによりブルーアイズでボーガニアンを破壊しても私のライフは0にならない!」

海馬「だからどうした・・・俺は魔法カード!滅びの爆裂疾風弾!」

海馬「このカードの効果によりブルーアイズは敵全体を葬る!このターンの攻撃と引き換えに!」
ブルーアイズの放つ光線でボーガニアンは全滅した。

剛二郎「馬鹿め!『全て』のブルーアイズは攻撃できないのだぞ!?」

海馬「分かっている!魔法カード発動融合!」

剛二郎「融合?まさか!」

海馬「出でよ我が最強のしもべ・・・青眼の究極竜!」



第7章 復讐の先

剛二郎「ひえええ〜!」

海馬「剛二郎・・・これが貴様の最後だ!!!」

剛二郎「止めてくれぇぇ・・・話せば分かる!!!」

海馬「ほざけ!プレイヤーに直接攻撃!アルティメットバースト!」

剛二郎「ぐば・・・」
剛二郎LP3700→0

海馬「ワハハハハ!所詮ハイエナなど俺という誇り高き獅子に打ち勝つことなど不可能なのだ!」

実況「・・・勝者!海馬瀬人社長!これにより瀬人社長は決勝トーナメント出場決定です!」

剛二郎「待てぇぇ・・・!」

海馬「何だ負け犬・・・いや負けハイエナよ」

実況「(負けハイエナって何・・・)」

剛二郎「所詮ゲームなどでは真の最強は決められない!!!」

海馬「何だと・・・?」

剛二郎「ハハハ!死ねぇ!瀬人!」
剛二郎はいきなり銃を取り出し構えた。

海馬「あいにく脅されるのは慣れているんでね・・・」

剛二郎「ほざけーーー!」
銃を発射しようとしたが撃てなかった。
何と激鉄に『復讐のソード・ストーカー』が挟まっていた。

海馬「どうだ・・・復讐を復讐によって邪魔される気分は!!!」

剛二郎「ぬぬぬ・・・」
その後、剛二郎は駆けつけた警備員に捕まり連行された。

モクバ「やったね兄サマ!これで決勝トーナメント進出だよ!」

海馬「ああ・・・」

実況「では決勝トーナメントは明日と明後日行います!」

海馬がホテルに向かい歩いていると・・・
城之内「いよう!海馬ぁ〜」

海馬「城之内!それに遊戯!何故ここに!?」
海馬が見た先には遊戯、城之内、杏子、獏良、本田が居た。

城之内「け!忘れたのかぁ!?修学旅行だぜい!」
そう、城之内達は修学旅行でアメリカに来ていたのだ。

遊戯「海馬君は参加しなくてもアメリカに居るから関係無いけどね」

城之内「社長〜見てたぜい!さっきの決闘!」

海馬「だからどうした新米決闘者」

城之内「お前ギリギリだったじゃねえか」

海馬「貴様なら負けていたな」

城之内「何だとぉ〜!」

遊戯「止めなよ!城之内君!」

城之内「まあ黙ってろって!海馬!俺と決闘だ!」

海馬「何だと?」

城之内「いくぜぇぇぇ!海馬ぁ!」
海馬が了承していないのにも関わらず城之内は勝手にデッキをセットし始めた。

海馬「いいだろう・・・決勝トーナメントのデッキ調整とでも思いやってやる」

城之内&海馬「デュエル!!!」

城之内「俺の先攻!俺はワイバーンの戦士を攻撃表示リバースカードを2枚伏せターンエンドだぜい!」

海馬「俺のターン!俺はミラージュ・ドラゴンを攻撃表示!砕け散れワイバーンの戦士!」

遊戯「ヤバイ・・・ミラージュ・ドラゴンはバトルフェイズの間罠カードを封じ込める能力がある!」

城之内「何だとぉ!?」
ミラージュ・ドラゴンの光線であえなくワイバーンの戦士は消滅した。
城之内LP4000→3900

海馬「相手にもならん!俺はリバースカードを1枚伏せターンエンドだ」

城之内「ちきしょー俺のターン!俺はゴブリン突撃部隊だぜ!攻撃!!!」
複数のゴブリン達がミラージュ・ドラゴンに殴りにかかった!

海馬「簡単に攻撃は通さん!リバースカードオープン闇の呪縛!」
鎖により全部隊が捕らわれた。
ゴブリン突撃部隊攻撃力2300→1600

城之内「リバースカードを1枚伏せターンエンドだ・・・」

杏子「ダメねぇ・・・城之内」

本田「本当だなぁ・・・」

海馬「粉砕してやる!俺は特殊能力を発動し可変機獣ガンナー・ドラゴンを召喚」



第八話 竜魔人の咆哮

城之内「何だぁ・・・」

海馬「教えてやる!貴様の弱さをな!ガンナー・ドラゴンを突然変異!出でよ竜魔人キング・ドラグーン!」

城之内「キング・・・ドラグーン?」

海馬「キング・ドラグーンの特殊能力発動!導かれよサファイアドラゴン!」

城之内「げ・・・・」

海馬「いけキング・ドラグーン!ゴブリン突撃部隊を粉砕!」

城之内「ちきしょー・・・」
城之内LP3900→3100

海馬「そしてサファイアドラゴンで直接攻撃!」

城之内「く・・・」
城之内LP3100→1200

海馬「これでトドメだ!ミラージュ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

城之内「そう簡単には行くかよ!リバースカードオープン『不屈のギャンブル魂』!」

不屈のギャンブル魂 速攻魔法
相手が全ての攻撃表示モンスターで攻撃をした最後の攻撃宣言時で発動可能。
1000ライフ払いコインの裏表を当て当たりなら相手フィールド上モンスターを全て破壊する。
城之内LP1200→200

海馬「『不屈のギャンブル魂』だと・・・」

城之内「いくぜぇ〜・・・裏だ!!!」

チリーン・・・・裏!!!!

海馬「何・・・」

城之内「出現せよ時空の渦!!!」
時空の渦に飲み込まれ海馬の全モンスターが消滅した。

海馬「おのれぇ〜凡骨如きに・・・ターンエンドだ!」

城之内「俺のターン、鉄の騎士ギア・フリード召喚!直接攻撃だ!」

海馬「ぐわ・・」
海馬LP4000→2200

遊戯「やったLPを削れた!」

杏子「でもまだ海馬君のライフの方が上・・・油断は出来ないわ」

本田「そうだよな〜油断した時の城之内程弱い決闘者はいねーからな」

城之内「何だと本田〜!俺はリバースカードを2枚伏せターンエンドだ!」

海馬「お前の雑魚モンスターを粉砕してくれる!ブラッド・ヴォルス召喚ギア・フリードに攻撃だ!」

城之内「残念だったな海馬ぁ!リバースカードオープン『悪魔のサイコロ』!」

海馬「何・・・」

悪魔「サイ!」
サイコロが勢いよく回転しやがて止まったそして数字は3!!!

城之内「どうだ!ブラッド・ヴォルスの攻撃力は300ポイントダウンだぜい!」
ブラッド・ヴォルス攻撃力1900→1600

城之内「ギア・フリードの反撃!」

海馬「そうは行くか!リバースカードオープン『亜空間物質転送装置』!」
突然現れた転送装置によりブラッド・ヴォルスは姿を消した。

城之内「くそ・・・」

海馬「再び戻って来い!ブラッド・ヴォルス!リバースカードを1枚伏せターンエンドだ」

城之内「俺のターンだぜ海馬ぁ!」


第九話 大いなる剣聖VS白き龍!!!

城之内「海馬・・・お前の負けだぜ!」

海馬「何だと!そんな馬鹿な話は有り得ない!」

城之内「往生際が悪いぜ海馬〜リバースカード発動!拘束解除!」

遊戯「あの魔法効果はギア・フリードを真の姿にさせるカード・・・」
ギア・フリードの鉄の鎧が割れ中より剣士が現れた!

城之内「こいつが俺の切り札!『剣聖−ネイキッド・ギア・フリード』だ!」

海馬「く・・・」

城之内「俺はネイキッド・ギア・フリードに獣人の剣を装備!」
獣人の剣 装備魔法
装備モンスターは罠の対象にならない。

城之内「そしてネイキッド・ギア・フリードの特殊能力!装備カードが装備された時てめえのモンスターを1体破壊する!」

海馬「馬鹿な・・・」


海馬の場がガラ空きになった・・・
杏子「ウソ・・・城之内勝っちゃう訳!?」

本田「そんな事がおきたら城之内が大出世じゃねえか!」

城之内「いくぜ海馬ぁ!ネイキッド・ギア・フリードの攻撃!」

海馬「うぬぼれるな!リバースカードオープン収縮!」
ネイキッド・ギア・フリードの体は収縮し攻撃力が半減した。。。
ネイキッド・ギア・フリード攻撃力2600→1300

海馬「この程度・・・掠り傷に過ぎん!」
海馬LP2200→900

城之内「チキショー。だが海馬の場にはモンスターが1体もいねえ!ターンエンド!」

海馬「城之内よ・・・俺をコケにした代償は払ってもらうぞドロー!」

城之内「今のお前に何が出来るんだよ」

遊戯「海馬君はきっとこのタイミングであのカードを場に出すよ・・・・」

海馬「いくぞ!儀式魔法『白竜降臨』を発動!」

海馬「手札の暗黒の眠りを誘うルシファーを生贄に白竜の聖騎士を召喚!」

城之内「だが攻撃力1900・・・ププププププ・・・」

海馬「馬鹿め貴様は出世どころか降格だ!白竜の聖騎士の特殊能力により青眼の白龍を特殊召喚!」

城之内「ゲ・・・」

遊戯「でも白竜の聖騎士で特殊召喚したブルーアイズは召喚ターン攻撃はできないはず・・・」

城之内「(プププ・・・マジで勝っちまうかもしれねぇ!手札にはデーモンの斧が・・・)」

海馬「それは分かっている・・・魔法カード希望の命!」

希望の命 通常魔法
自分フィールド上モンスター1体を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたモンスターと同じレベルのモンスターを1体デッキから特殊召喚する。
その後デッキをシャッフルする。

海馬「ブルーアイズを生け贄に新たなブルーアイズを召喚!」

城之内「マジかよ・・」

海馬「ネイキッド・ギア・フリードに攻撃!滅びの爆裂疾風弾!」
ネイキッド・ギア・フリードは疾風弾により消滅!

城之内「ぐわ〜」
城之内LP200→0

海馬「フハハハハハ!貴様は降格!よって凡骨決闘者だ!」

城之内「くそ〜・・・」

海馬「凡骨よ、この俺のサンドバッグとしていい動きを見せたな」



第10話 負けられない思い

モクバ「兄サマデッキ構築はもういいの?」

海馬「ああ、何としても勝たなければいけない・・・それに見合うデッキが完成した」

磯野「海馬サマ〜!」

海馬「どうした磯野」
磯野が血相を変え海馬の元へ走ってきた。

磯野「大変です!日本で地震が発生し本社が混乱しています!」

モクバ「何だって!?」

海馬「チ・・・所詮は使えん社員共か・・・」

磯野「いかが為さいましょう?」

海馬「俺が出て混乱を沈める!」

磯野「ではこのデュエルトーナメントは・・・?」

海馬「それは・・・モクバお前に1回戦を託す!」

モクバ「ええ!?無理だよ兄サマ!」

海馬「大丈夫だ、お前は俺の決闘をいつも見ていた・・・お前ならできる!確か副社長の参加も認められていたしな」

モクバ「うん・・・分かったよ兄サマ!」

海馬「頼むぞモクバ。磯野、ヘリの用意だ!」

磯野「ハ・・・ハイ!」

モクバ「(俺だって負けるわけにはいかないんだ・・・絶対勝ってみせる!)」
モクバは意気込むと自分の部屋でデッキ構築を始めた。

モクバ「う〜ん・・上級モンスターはどれ位がいいんだろうか・・・」
モクバは悩みながらもデッキ構築を続けていた。
そして夜が明けた。

実況「遂に会社社長デュエル大会決勝トーナメント開幕です!」

実況「エントリーNO1!遊戯王猫愛好株式会社コニャミ 座衛門波助社長!」

実況「エントリーNO2!遊戯王の無視虫株式会社 羽蛾無私男社長!」

城之内「どっかで聞き覚えが・・・」
観客席でポップコーンを食べながら観ている城之内達。

実況「何と羽蛾無私男社長はインセクター羽蛾の名で知られるお坊ちゃまのお父様なのです!」

遊戯「え〜!?」
当然、羽蛾と面識のある遊戯たちは驚きを隠せない。

実況「続いてエントリーNO3!株式会社ノゾル 之租留文雄社長!」

実況「エントリーNO4!アビソンコーポレーション マイケル・J・アビソン社長!」

実況「エントリーNO5!ロローン会社 ロ・メイ社長!」

実況「エントリーNO6!海馬コーポレーション 海馬瀬人社長!・・・!?」

実況「何と入場門から出てきたのは副社長のモクバ氏!」

実況「ええ・・・と瀬人社長は遅れての参加の為最初はモクバ氏がデュエルをするそうです!」

城之内「てか副社長の参加って認められんのか?」

遊戯「うん、社長か副社長に参加権利があるらしいよ」

実況「続きましてエントリーNO7!玩具総合株式会社 ソン・ミルメ社長!」

実況「最後にエントリーNO8! エジプト旅行会社 マリク・イシュタール副社長!」

城之内「マ、マリク〜!?」

マリク「あ、遊戯!城之内!」

遊戯「何でマリクが!?」

マリク「ああ、闘いの儀の後ボクは小さな旅行会社をリシドや姉さんと作ったんだ!」

実況「では西会場!2番VS7番の試合開始!」



第11章 絶体絶命!

実況「そして東会場!1番VS5番の試合開始!」

実況「北会場!3番VS8番!」

マリク「よし・・・」

イシズ「頑張って下さいマリク!」

リシド「マリクサマ!」

実況「南会場!4番VS6番!」
そしてモクバとマイケルは南会場に着いた。

実況「ではモクバ副社長VSマイケル社長のデュエルスタート!」

マイケル「私のターン!私はキャノン・ソルジャーを攻撃表示!場にカードを3枚伏せターンエンドだ」

モクバ「い・・・いくぜぇ!俺はモンスターを守備表示ターンエンドだぜ!」

マイケル「オオ!ドロー!私は黒き森のウィッチを召喚!キャノン・ソルジャーで攻撃〜!」

モクバ「ああ!人食い植物が・・・」
人食い植物は砲撃により破壊された。

マイケル「続いて黒き森のウィッチでダイレクトアタック!」

モクバ「うわ〜!(兄サマ達はいつもこんな苦痛を・・・)」
モクバLP4000→2900

マイケル「まだまだ〜!キャノン・ソルジャーの特殊能力発動!黒き森のウィッチを弾丸に500ダメージ!」

モクバ「くそ・・・」
モクバLP2900→2400

マイケル「更に黒き森のウィッチの特殊能力によりデッキからクリッターを手札に加えターンエンド〜!」

モクバ「ちきしょー!俺はクロコダイラス召喚だぜ!」

マイケル「・・・?クロコダイラスではキャノン・ソルジャーには勝てない・・・」

モクバ「まだだぜ!俺はクロコダイラスに突進を発動!攻撃力700UP!」
クロコダイラス攻撃力1100→1800

マイケル「ほう・・・」

モクバ「いくぜえ!クロコダイラスでキャノン・ソルジャーに攻撃!」

マイケル「甘いデス!罠カード発動!炸裂装甲」
クロコダイラスに鎧が装着され鎧が見る間に炸裂しクロコダイラスも消え飛んだ!

モクバ「ちきしょう・・・だが!俺は魔法カード女神の光を発動だ!」

女神の光 速攻魔法
自分モンスターが破壊された時に発動可能。
次の相手ターン相手は召喚・反転召喚できない。

マイケル「ふ〜ん」

モクバ「更に俺は苦渋の選択を発動!選びな!」
ウッド・ドラゴン、火の粉、トレント、緑樹の霊王、火炎草

マイケル「雑魚・・・火の粉!」

モクバ「ターンエンドだ」

マイケル「無用心な、行け!キャノン・ソルジャーダイレクトアタック!」

モクバ「ぐわ〜!」
モクバLP2400→1000

マイケル「まさか予選よりも楽とは・・・ね」

モクバ「ちきしょ・・・」



第12章 植物達の怒り

城之内「おい、遊戯。モクバの奴勝てるのか?」

遊戯「うーん・・・でも大丈夫!僕がかつて彼の決闘を見て成長したようにモクバ君も海馬君の決闘を見て成長している!」

本田「ま、城之内の決闘よりは参考になるしな海馬の方が」

城之内「何だと本田ぁ〜!」

杏子「ま本当の事だけどね」

モクバ「俺のターンドロー!・・・」

マイケル「どうしました?サレンダーしますかぁ!?」

モクバ「残念だったなぁマイケル!俺は魔法カード森の激震を発動だ!」

マイケル「ワット!?森の激震!?」

森の激震 通常魔法
800ライフポイント支払う。
自分の墓地の植物族通常モンスター1体と手札の「森の住人 ウダン」をゲームから除外し「大世界樹」を特殊召喚する。

モクバ「いくぜぇ!ライフを800と人食い植物、ウダンを捧げ・・・大世界樹降臨!」
モクバLP1000→200

大世界樹 ☆8 地属性 植物族
攻撃力2500 守備力3000 効果
このカードは通常召喚できない。
「森の激震」の効果でのみ特殊召喚可能。
このカードの召喚成功時自分の墓地から可能な限り☆5以下植物族通常モンスターを特殊召喚する。
この効果によって特殊召喚されたモンスターはターン終了後全て破壊される。

マイケル「そんな・・・」

モクバ「まだだぜ!大世界樹の効果でウッド・ドラゴン、火炎草、緑樹の霊王、トレントを一気に生還!」

ウッド・ドラゴン ☆4 地属性 植物族
攻撃力1800 守備力0 通常

モクバ「行け!トレント!キャノン・ソルジャーを粉砕!」

マイケル「ぐ・・・」
マイケルLP4000→3900

モクバ「続いて緑樹の霊王!火炎草!ウッド・ドラゴン!」

マイケル「くわ〜!ぬぬぬぬ・・・」
マイケルLP3900→3300
マイケルLP3300→2600
マイケルLP2600→1200

マイケル「ひいいい〜来るなぁぁ!」

モクバ「大世界樹!プレイヤーに直接攻撃だ!!!植物達の怒り受けてみろぉぉ!」

マイケル「No〜!」
マイケルLP1200→0

その頃日本で決闘中継を見ていた海馬・・・

海馬「モクバ、良くやってくれた・・・今向かうぞ!」



第13章 交差する思い

海馬が自家用ジェット機で緊急帰国した。
※こんな早く着く訳無いなんて思わんで下さい(汗

モクバ「兄サマ!」

海馬「良くやってくれた、モクバ。次の相手は?」

モクバ「えっと・・・北会場代表の奴だよ」

海馬「北か・・・磯野!すぐにチェックしろ!」

磯野「ハ・・・ハイ!えっと・・・之租留文雄氏とマリク・イシュタール氏のどちらかです!」

海馬「マリクだと・・!?」
マリクはバトルシティ2位、海馬は実質3位か4位の為負けているのが気に入らない。

磯野「今、決着が着きました!」

海馬「どっちだ!?」

磯野「マリク・イシュタールです!」

海馬「フン・・・マリクよ・・・貴様は俺が潰す!」
その頃北会場では・・・

リシド「おめでとう御座いますマリクサマ!」

マリク「ああ、有り難うリシド。でも次の相手はあの海馬・・・油断は出来ない・・・」

イシズ「確かに瀬人は強敵です・・でも」

リシド「そうです、マリクサマが栄光を勝ち取り未来を実現する為会社を発展させなければいけません」

マリク「ああ分かっている」

実況「では北会場代表は南会場までお越し下さい」

マリク「じゃあ行こう!」

海馬「まだか奴は」

磯野「ハ・・ハア・・もう少しだとは思いますが・・・」

マリク「待たせたな海馬!」

海馬「来たなマリク!貴様は俺が潰してやる!」

マリク「そう簡単にやられるつもりはない!」

実況「では南会場!海馬瀬人社長VSマリク・イシュタール副社長!デュエルスタート!」

城之内「おい・・・どっちが勝つんだよ!」

遊戯「分からない・・・でもお互いに背負う物がある・・・二人の強さは計り知れない!」

マリク「僕の先攻ドロー!僕はスライム・キャリバーを攻撃表示!場にカードを1枚伏せターンエンドだ!」

スライム・キャリバー ☆4 水属性 水族
攻撃力1900 守備力1000 通常

海馬「そんなカード・・・ドロー!俺は場にカードを2枚伏せ・・・ブラッド・ヴォルス召喚!ターンエンド!」

マリク「互いに同じ攻撃力か・・・ドロー!僕は弾けスライムを召喚!」

弾けスライム ☆3 水属性 水族
攻撃力1000 守備力200 効果
このカードは直接攻撃時攻撃力が1000ポイントアップする。

マリク「スライム・キャリバーでブラッド・ヴォルスに攻撃!」

海馬「馬鹿め・・・リバースカードオープン!収縮!そして死のデッキ破壊ウイルス!」

マリク「読めてたさ!姉さんの時と同じ戦術位!リバースカード八式対魔法多重結界発動!」

海馬「何だと・・・」

マリク「これにより収縮は無効!そして死のデッキ破壊も不発に終わる!」

バトルが続行されスライム・キャリバーとブラッド・ヴォルスは相殺した・・・

マリク「そして弾けスライムで直接攻撃!」

マリク「弾けスライムは直接攻撃時攻撃力が1000アップする!」
弾けスライム攻撃力1000→2000

海馬「ぬぬぬ・・・おのれぇ!」
海馬LP4000→2000

マリク「これが僕の力だ!」



第14章 液体生物VS竜軍団!

海馬「ちっ・・」

マリク「僕はリバースカードを1枚伏せターンエンドだ!」

海馬「俺のターン!罠など無効にしてやる・・・ミラージュ・ドラゴンを召喚!」

マリク「(ミラージュ・ドラゴン・・・確かバトルフェイズでの罠発動を無効にするカード・・・)」

海馬「いけミラージュ・ドラゴン!雑魚モンスターを粉砕しろ!」

マリク「魔法カード発動!スキルチェンジ!」

海馬「スキルチェンジだと!?」

スキルチェンジ 速攻魔法
相手モンスターの攻撃宣言時に発動可能。
攻撃モンスターの攻撃力と守備力をエンドフェイズまで入れ替える。

マリク「これで弾けスライムの方が攻撃力は上!」
ミラージュ・ドラゴン攻撃力1600→600

海馬「くそ・・・」

マリク「弾けスライムの反撃!」

海馬「ぐわ・・・」
海馬LP2000→1600

海馬「俺はリバースカードを1枚伏せターンエンド」

マリク「これで終わりだ!弾けスライムのプレイヤーへの直接攻撃!」

海馬「この瞬間罠カード発動!ヒーロー見参!」

マリク「ヒーロー見参だと!?」

海馬「さあ・・・マリク!選べ!」

マリク「一番・・・右だ・・・」

海馬「フフフ・・・ワハハハハ!残念だったな出でよ青眼の白龍!」
ブルーアイズが手札から速攻召喚され海馬の場に出現した!

マリク「攻撃を中断する・・・ターンエンドだ」

海馬「俺は魔法カード権力者の歓喜を発動!」

マリク「権力者の歓喜・・・あのカードは・・・」

権力者の歓喜 通常魔法
自分フィールドにレベル8のモンスターが存在し相手のライフがデュエル開始時と同じ場合のみ発動可能。
手札が6枚なるようにデッキからカードをドローする。

海馬「これで俺の手札は6枚!見せてやる・・・俺の最強のしもべを・・・神をも超えるな!」

マリク「神をも超えるしもべ・・・?」

海馬「俺は魔法カード融合を発動!手札のブルーアイズを三体融合させる!」

マリク「まさか・・・」

海馬「これが俺の最強のしもべ・・・青眼の究極竜だ!フフフ・・・ワハハハハハ!」

城之内「海馬がアルティメットドラゴンをフィールドに出したぜ・・・」

遊戯「この攻撃が通ればマリクは一瞬にして3500ポイントのダメージを受ける・・・」

海馬「いけ!アルティメットよ!アルティメットバースト!」
究極の力を持つ疾風弾で弾けスライムは一瞬で消滅・・・マリクに大きな圧力がかかった・・・

マリク「うわあああーーーー!」
マリクLP4000→500

海馬「ハハハハ!どうだ・・・俺はこのままターンエンドだ!」

マリク「ドロー!」

海馬「どうだ・・望みのカードは引けたか!それともアルティメットを倒すカードがデッキに無いか!?」

マリク「僕は魔法カード強欲な壺を発動・・・」

マリク「僕はリバースカードを1枚伏せ・・・ターンエンド・・・」

海馬「ドロー!この一撃で終わりだ!行けアルティメットよ!」

マリク「ク・・」



第15章 究極の先

海馬「砕け散れ・・・アルティメットバースト!」

マリク「この瞬間罠カード発動!」

海馬「何!?」

マリク「発動せよ拷問車輪!」
究極竜が拷問に掛けられ締め付けられた・・・

海馬「く・・・ターンエンド!」

マリク「ドロー!更なるダメージを追加する!追加拷問を発動!」

追加拷問 装備魔法
「六芒星の呪縛」「闇の呪縛」「拷問車輪」のいずれかの対象となっているカードのみ装備可能。
装備モンスターは生け贄召喚の為の生け贄にはできない。

マリク「そして永続魔法!悪夢の拷問部屋!」

海馬「おのれぇ・・・!」

マリク「これで究極竜を生け贄に出来ず、ダメージも800と大きい!いや・・・ラストターンにしようボーガニアン召喚!」

海馬「何だと!?」

マリク「これで毎ターン900ポイントのダメージを受ける・・・合計1700!次のターンがラストターンだ!」

海馬「そんな・・・馬鹿な・・・」

遊戯「完璧なコンボだよ・・・これじゃ究極竜を生け贄に出来ず、次のマリクのターンで確実に海馬君は・・・」

城之内「だがサイクロンやご隠居の猛毒薬みてーな魔法カードで・・・」

マリク「それも無駄さ!魔法カード魔術師の狩場!」

魔術師の狩場 通常魔法
次の相手ターン、お互いのプレイヤーは魔法・罠カード・モンスターの効果を発動できない。
次の自分ターン終了時このカードのコントローラーは3000ポイントのライフを失う。

マリク「このカードのコストも・・・次の僕のターンで終わるから関係ない!リバースカードを1枚伏せターンエンドだ!」

海馬「まだ・・・あのカードが・・・ドロー!」

マリク「拷問車輪!そして悪夢の拷問部屋により800ダメージ!」

海馬「ぐ!」
海馬LP1600→800

マリク「そしてボーガニアンが戦闘で破壊されないようにもしておくよ」

海馬「何だと?」

マリク「罠カード幻影の武装アーマー!」

幻影の武装アーマー 永続罠
モンスターを1体選択する。
選択したモンスターが攻撃の対象になった時相手攻撃モンスターと元々の攻撃力を同じにする。
このカードが場から離れたとき選択したモンスターを破壊する。

マリク「どうだ!サレンダーするかい?」

海馬「貴様がするか・・・?」

マリク「何!?」

海馬「俺は青眼の究極竜を生け贄に・・・」

マリク「忘れたか!追加拷問の効果を!」

海馬「忘れていない!追加拷問は『生け贄召喚の為の』生け贄にはできないという効果だったな・・・」

マリク「何を・・・」

海馬「出でよブルーアイズの新しい姿・・・青眼の光龍!」

マリク「何だ・・・この輝きは・・・だが!」

海馬「青眼の光龍の特殊能力・・・それは墓場のドラゴン達の魂を吸収し力にする能力!」
青眼の光龍攻撃力3000→4600

海馬「終わりだマリク!ボーガニアンに攻撃!シャイニングバースト!!!」
ボーガニアン攻撃力1300→3000

マリク「うわあああああああああ!」
マリクLP500→0

実況「・・・しょ・・・勝者!海馬瀬人社長!決勝進出!」

海馬「どうだ・・・マリク!拷問などでは無い輝かしき栄光の光を!強者の光を受けた感想は!ワハハハハ!」

マリク「流石だ・・・瀬人・・・姉さん、リシド済まない!」

イシズ「いいんですマリク・・・私たちはまた一歩前進したのですから」

マリク「うん・・・遊戯!城之内!そして瀬人!さらばだ!」



第16章 ドラゴンデッキVS昆虫デッキ!

実況「遂にこの時がやって参りました・・・決勝戦!海馬瀬人社長VS羽蛾無私男社長!」

無私男「キョッキョッ!宜しくぅ〜」

海馬「貴様如き・・・俺が粉砕してやる・・・」

海馬&無私男「デュエル!!!」

海馬「俺の先攻!俺はブレイドナイト召喚!場にカードを2枚伏せターンエンド!」

無私男「おお怖い・・・ドロー!私はモンスターを守備表示!ターンエンドだ!」

海馬「一気に行くぞ・・・ダーク・ソードマスターを攻撃表示で召喚!」

ダーク・ソードマスター ☆4 闇属性 悪魔族
攻撃力1800 守備力1200 効果
このカードは戦士族としても扱う。

海馬「ブレイドナイトで裏守備モンスターに攻撃!ブレイドアタック!!」

無私男「く・・巨大ネズミの特殊効果発動・・・」

海馬「巨大ネズミ・・・」

無私男「代打バッターを攻撃表示だ!」

海馬「何を出そうが無駄だ!ダーク・ソードマスターで攻撃!シャドウジングソード!」

無私男「く・・・ですが・・代打バッターの特殊効果で鉄鋼装甲虫を召喚〜!」
無私男LP4000→3200

海馬「何!一気に攻撃力2800のモンスターを召喚しただと・・・」

海馬「だが・・・ターンエンドだ・・」

無私男「キョッキョッ!私は甲虫装甲騎士を召喚!ダーク・ソードマスターに攻撃!」

海馬「そうはさせん!罠カード攻撃の無力化!強制的にバトルフェイズを終了させる!」

無私男「ふ〜ん・・・場にカードを1枚伏せターンエンド」

海馬「ドロー!俺はブレイドナイトとダーク・ソードマスターを生贄にカオス・セイバーマンを特殊召喚!」

カオス・セイバーマン ☆6 闇属性 戦士族
攻撃力2300 守備力1800 効果
このカードは闇属性戦士族モンスターと光属性戦士族モンスターを生け贄に捧げ特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚された場合このカードの攻撃力は700ポイントアップする。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。

海馬「カオス・セイバーマンは自らの能力により攻撃力を上げる・・・」
カオス・セイバーマン攻撃力2300→3000

無私男「何ぃ〜!」

海馬「行けカオス・セイバーマン!混沌疾風斬!鉄鋼装甲虫に攻撃!」

無私男「ぐぅ・・・おのれ・・・」
無私男LP3200→3000

海馬「俺はこのままターンエンド!」

無私男「キョッキョッ!やるなぁ〜!私は魔法カード来世を発動!カオス・セイバーマンと同レベルのインセクト・プリンセス召喚!」

海馬「フン・・・そんな雑魚では俺のカオス・セイバーマンには勝てんぞ・・・」

無私男「焦るな!魔法カード融合を発動!」

海馬「融合だと!?」

無私男「そう・・・手札のアーマード・バタフライと棘の妖精を融合!出でよローズ・オブ・バタフライ!」

アーマード・バタフライ ☆4 風属性 昆虫族
攻撃力1700 守備力1600 通常

ローズ・オブ・バタフライ ☆7 風属性 昆虫族
攻撃力2400 守備力2100 融合・効果
「アーマード・バタフライ」+「棘の妖精」
このカードはこのカードを除く自分フィールド上の昆虫族モンスターの数×400ポイントアップする。

無私男「場には昆虫装甲騎士とインセクト・プリンセスが存在する為攻撃力800アップ!」
ローズ・オブ・バタフライ攻撃力2400→3200

無私男「いけ!ローズ・オブ・バタフライ!!!ローズ・オブ・サイクロン!!!」

海馬「く・・・」
海馬LP4000→3800

無私男「続いてインセクト・プリンセスと甲虫装甲騎士の直接攻撃!」

海馬「簡単には通さん!リバースカードオープンレインボーバリアー!」

レインボーバリアー 通常罠
相手モンスターの直接攻撃時に発動可能。
このターン、プレイヤーの直接攻撃によるダメージは0になる。

無私男「フン!魔法カード天よりの宝札!ターンエンド!」

海馬「ドロー!ククク・・・いい物を見せてやる・・・俺はブレイドナイトとダーク・ソードマスターを除外し・・」

無私男「何を・・?」

海馬「混沌帝龍−終焉の使者−を特殊召喚!特殊能力発動!」

無私男「まさか!!!」

海馬「俺の勝ちだ・・・」



第17章 昆虫王と白き龍

海馬「俺は混沌帝龍の特殊能力発動!!!」
海馬LP3800→2800

無私男「な〜んちって!罠カード発動!天罰!」

海馬「何だと!?ぐわ・・・」
天空からの雷で混沌帝龍は消え去った・・・

無私男「更に捨てたカードは髑髏顔天道虫!1000ライフ回復だ!」
無私男LP3000→4000

無私男「さ、どうする?」

海馬「俺はモンスターを守備表示ターンエンドだ・・・」

無私男「ドロー!キョッキョッ!儀式魔法昆虫王の洗礼を発動!」

海馬「昆虫王の洗礼だと!?」

昆虫王の洗礼 儀式魔法
「ヘル・インセクト・キング」の降臨に必要。
フィールドか手札から、レベルが8以上になるようカードを生け贄を捧げなければならない。

無私男「場の甲虫装甲騎士とインセクト・プリンセスを生贄にヘル・インセクト・キング降臨!」

ヘル・インセクト・キング ☆8 闇属性 昆虫族
攻撃力2700 守備力1500 儀式・効果
「昆虫王の洗礼」により降臨。
フィールドか手札から、レベルが8以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。
このカードがフィールド上に存在する限り場のこのカードを除く昆虫族モンスターの攻撃力は200ポイントアップする。
このカードがフィールド上に存在する限り相手プレイヤーはエンドフェイズ毎に400ポイントのダメージを受ける。
このカードが攻撃対象になった時1ターンに1度だけその攻撃を無効にできる。

無私男「ヘル・インセクト・キングの放つ鱗粉は昆虫モンスターのエネルギーとなる!」
ローズ・オブ・バタフライ攻撃力2400→2600

無私男「キョッ!キョッ!ヘル・インセクト・キングの攻撃ぃ!地獄の鱗粉雨!」
鱗粉の雨により裏側だった闇・道化師のサギーは消滅した・・・

無私男「続いてローズ・オブ・バタフライのダイレクトアタック!ローズ・オブ・サイクロン!」

海馬「ぬわああああ!おのれええ・・・・!」
海馬LP2800→200

無私男「私はこのままターンエンド・・」

海馬「俺のターン!ククク・・・無私男・・・俺はロード・オブ・ドラゴンを召喚!」

無私男「そんな雑魚では相手にならぬ・・・」

海馬「それはどうかな・・・魔法カードドラゴンを呼ぶ笛!」
ロード・オブ・ドラゴンが笛を吹いた・・・
ボオオオオ〜・・・・

海馬「出でよ!2体のブルーアイズよ!」

無私男「ひいいい〜!ブルーアイズ・・・」

海馬「まずはローズ・オブ・バタフライに攻撃!滅びの爆裂疾風弾!」

無私男「ぐうう・・・・」
無私男LP4000→3600

海馬「続いてもう1体のブルーアイズでヘル・インセクト・キングに攻撃!バーストストリーム!」

無私男「通さんヘル・インセクト・キングの特殊能力!鱗粉風の壁!!!」
ブルーアイズの攻撃は鱗粉の壁に阻まれ無効となった・・・

海馬「フン!俺はリバースカードを1枚伏せターンエンド!」

無私男「ドロー!私は魔法カード地割れを発動!ロード・オブ・ドラゴン破壊!」
地割れに飲み込まれロード・オブ・ドラゴンは地中に落ちた。

無私男「続いて装備魔法カード火器付機甲鎧!これでヘル・インセクト・キングの攻撃力700アップ〜!」
ヘル・インセクト・キング攻撃力2700→3400

海馬「何だと・・・」

無私男「キョッキョッ!ヘル・インセクト・キングの攻撃!地獄の鱗粉雨!!!」

海馬「最悪相打ちにしてやる・・・罠カード神の加護!」
青眼の白龍攻撃力3000→3200 ヘル・インセクト・キング攻撃力3400→3200
互いのモンスターは相殺した・・・

無私男「くぅ・・・リバースカードを1枚伏せターンエンドだ!」

海馬「俺のターン!俺はブルーアイズで裏守備カードとバトル!バーストストリーム!」

無私男「キョッキョッ!かっかたあ〜!裏守備カードは代打バッターだ!」

海馬「く・・・またか・・・」

無私男「私が出すカードは甲虫装甲騎士だ!」

海馬「フン・・・また4つ星のモンスターか・・・ターンエンドだ!」

無私男「(キョッキョッ!馬鹿め・・・)」



第18章 白銀の疾風!

無私男「私のターン!私は魔法カード無死虫団の紋章を発動!」

無死虫団の紋章 通常魔法
自分フィールド上に「甲虫装甲騎士」が存在する時のみ発動可能。
手札・デッキから「甲虫装甲戦士」と「甲虫装甲兵士」を特殊召喚する。
このターン自分はモンスターを通常召喚、反転召喚できない。

無私男「出でよ!甲虫装甲戦士!甲虫装甲兵士!」

甲虫装甲戦士 ☆4 地属性 昆虫族
攻撃力1800 守備力1300

甲虫装甲兵士 ☆4 地属性 昆虫族
攻撃力1700 守備力1800

海馬「フン・・・そんな雑魚モンスター・・・並べても意味が無い!」

無私男「残念だったなあ・・・魔法カード融合!」

海馬「何・・・」

無私男「甲虫装甲騎士、甲虫装甲戦士、甲虫装甲兵士を融合する!」

無私男「出でよ!ソードホーン・インセクト!」

ソードホーン・インセクト ☆10 地属性 昆虫族
攻撃力4000 守備力3500 融合・効果
「甲虫装甲騎士」+「甲虫装甲戦士」+「甲虫装甲兵士」
このカードは上記のカードでの融合召喚でのみ特殊召喚可能。
このカードがフィールド上に存在する限り相手プレイヤーはモンスターカードのセットができない。

海馬「攻撃力4000だと・・・?」

無私男「いけ!ソードホーン・インセクト!!!デス・ホーン・ドリル!!!」

海馬「ちぃ!リバースカードオープン!ホーリーエルフの魔力!!!」

ホーリーエルフの魔力 通常罠
フィールド上のモンスターの数×600ポイントライフが回復する。
その後相手は200ポイントのダメージを受ける。

海馬「1200ライフ回復!」
海馬LP200→1400
無私男LP3600→3400

無私男「だが攻撃は止まらん!」

海馬「ぬぅ・・・許せ・・・ブルーアイズよ」
海馬LP1400→400

無私男「このままターンエンドだ」

海馬「ブルーアイズよ・・・お前の魂受け継ぐぞ!」

海馬「俺は魔法カード黙する死者!蘇れブルーアイズ!」

無私男「何がしたい・・・?」

海馬「俺は魔法カード融合!手札の白竜の聖騎士と場のブルーアイズを融合させる!」

無私男「な、何を・・・」

海馬「出でよ!龍聖騎士−ドラゴン・パラディン!」

龍聖騎士−ドラゴン・パラディン ☆9 光属性 ドラゴン族
攻撃力3700 守備力2600 融合・効果
「青眼の白龍」+「白竜の聖騎士」
このカードは融合召喚でのみ特殊召喚可能。
このカードが相手プレイヤーに与える戦闘ダメージは全て2倍になる。
このカードの融合召喚に成功した時フィールド上のモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで半分にする。

無私男「フン・・・だから何だ!そんなカードではソード・ホーン・インセクトは倒せない!」

海馬「このカードの融合召喚時から起きている風にまだ気付かないか・・・?」

無私男「な・・・まさか!」

海馬「そう!この激風は1ターンの間モンスターの力を弱める!」

無私男「ソード・ホーン・インセクトの攻撃力が・・・」
ソード・ホーン・インセクト攻撃力4000→2000

海馬「どうだ・・・」

無私男「キョッキョッ!やられたとしてもまだライフは3400も残されている!」

海馬「フ・・・残念だったな!このカードの与えるダメージは全て・・・2倍!!!」

無私男「な・・・そんな馬鹿な!」

海馬「砕け散れ!!!バースト・ザ・クラッシュソード!!!!」

無私男「ぬわああああああああ!!!!!」
無私男LP3400→0



最終章 夢へのロード

実況「今、決着う〜!勝ったのは海馬コーポレーション海馬瀬人社長!」

海馬「フフフフ・・・ワハハハハハ!どうだ負け犬!貴様如き所詮俺には勝てなかった・・・そしてその栄光も勝ち取れなかった!」

無私男「くそお・・・」

遊戯「やったね!海馬君!」

モクバ「おめでとう!兄サマ!」
そして1週間後・・・海馬はいつもの様に忙しく社内で仕事に明け暮れていた・・・

磯野「瀬人サマ!この間の大会優勝商品の超限定プロモカードです!」

海馬「何だ?所詮大したカードでは無いだろうが・・・」
海馬はそう言いながらも内心ワクワクしながら開けてみる・・・

モクバ「何だったの?兄サマ」

海馬「ぬぬぬぬ!おのれえ!俺を馬鹿にしているのか馬鹿主催者め!」
海馬が怒ったその原因はプロモカードが『大暴落』のパラレルと『バブル・クラッシュ』のパラレルだったのだ。

モクバ「まあ良かったじゃん兄サマ」

海馬「フン・・・これで俺たちの夢へ僅かに前進したのか・・・」


遊戯、城之内、そして海馬。
三人の決闘者は今も夢を追い求め闘っている。
そしてそれが終わる事は無いだろう。。。

終わり





〜あとがき〜

これで一応『景気回復へのロード』は終了です。
最後まで読んでくださった方、真に有り難う御座います。
次回も機会があれば小説を投稿するかもしれないんでその時はまた読んで頂けると嬉しいです。
最後に読んで下さった方、プロたんさん有り難う御座いました。   火炎龍



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