小さなグールズ

製作者:SKさん




これは特別な王の物語ではない・・・ 

誰にも物語はあり、それは光の中に完結する物語だ・・・

この物語は1人の小さなグールズの物語・・・



第1章  小さなグールズ



バトルシティで、マリク・イシュタールが、

武藤遊戯に敗北してから早1ヶ月・・・

グールズは壊滅したかと思われた・・・

しかしグールズの残党がいる限り壊滅しない・・・

このアメリカでも・・グールズは珍しいものでもなかった・・・

「グールズだ!」

「ひっ・・・ひぃ・・グールズ・・」

「お前のレアカードを賭けて決闘だ!」

・・・数時間後・・・

「わぁぁ!」

そこにはソリットビジョンに吹っ飛ばされたグールズの姿があった・・

「ぼ・・僕が勝ったんだ・・グールズに勝ったんだ!」

少年はそう言いながら帰っていった・・・

「いてて・・何で僕ってこんなに弱いんだろ・・・」

「いつもレアカードを取り逃すし・・・」

ボカ!

「ほら!いつまでぐずぐずしてるの!帰るわよハイム!」

どうやら小さなグールズの名前はハイムと言うようだ・・・

「ゴメン・・キャロルまた採りのがしちゃった・・・」

ハイムを殴った赤髪のグールズはキャロルというそうだ・・・

「あんな小物どうでもいいの!帰って反省会よ!」

「うん・・・」





第2章  フレイムデッキ(前編)



「反省会始めるわよ!今回のミスは・・」

「うん・・」

そういうとハイムは席に着く

・・・数時間後・・・

「ということで、あんたのデッキが悪かったのよ!

 ちょっと見してみなさい!」

そういうとキャロルは強引にデッキを奪い取る。

「改良点があったら言ってよ!強くなりたいし!」

「え〜と・・合成魔獣ガーゼット・・火炎地獄?・・・金属探知器!?」

「これ・・何デッキよ・・・」

「うん!これは強そうなカードを大量に入れたデッキだよ!」

ボカ!

「コンセプトになってないじゃない!

 第一強そうなカードだけで勝てるほど決闘は甘くないわよ!」

「私が普通のデッキに改良してあげるわ!感謝しなさい!」

「う・・うん。ありがとう・・・」

・・・数分後・・・

「よし!これで完成よ!普通のデッキにしておいたわ!」

キャロルはそう言うとハイムにデッキを渡す・・・

「ありがとう!早速見てみるよ!」

「後8:00から実践練習だから!遅れないように!」

「うん!」

そう言うとキャロルは会議室を出て行った・・・

「あれ・・・このカード」

ハイムはふとデッキから抜かれたカードを見てみる・・・

「あ・・このカードはデッキに入れておかなくちゃ!あとこれも・・」

「よし!8:00まで時間あるし寝てよう!」

そう言うとハイムは自分の部屋へ向かっていった・・・

・・・8:00・・・

「来たわねハイム!じゃあ説明するわよ!」

「うん!で今回は誰のカードを狙うの?」

「・・・わたしよ!」

そう言うとキャロルは自分を指さす・・・

「私のヘルフレイムエンペラーと、

 あんたの異次元の女戦士を賭けて決闘しなさい!

「う・・・うん別に良いけどそれって練習になるのかなぁ・・・」

「決まりね!デュエルディスクセット!」



             決闘!



ハイム「僕のターン!ドロー!僕はモンスターをセット!

     そしてカードを1枚セットしてターンエンド!

キャロル「私のターン!炎の支配者攻撃表示!

      攻撃!フレイムサイクロン!

ハイム「僕のカードはハネハネ!リバース効果で、

     炎の支配者を手札に戻すよ!

キャロル「やるわね・・・カード2枚セットしてターンエンドよ!

      (あんたのデッキは全て把握してるのよ!)

ハイム「僕のターン!魔法カードハリケーンを発動!

     全ての魔法、罠を手札に戻すよ!

     更にリバイバルソルジャーを召喚!



【リバイバルソルジャー】 水 ★4 戦士

ATK1700  DEF1300

このカードが戦闘によって破壊されたとき、

このカードは持ち主の手札に戻る。



ハイム「リバイバルソルジャーでダイレクトアタック!

キャロル「くっ!LP4000→2300

ハイム「再びカードを2枚セットしてターンエンド!

キャロル「私のターン!ドロー!私は魔法カード心変わり!

      リバイバルソルジャーを奪い、生け贄に炎帝テスタロス!

      誘発効果発動!あんたの手札をランダムに破壊し、

      更に破壊したカードがモンスターだったら、

      そのモンスターのレベル×100ダメージ!

ハイム「ああ!僕のサイコショッカーが!LP4000→3400

キャロル「更にダイレクトアタック!炎帝火炎裂波!

ハイム「うわぁ!LP3400→1000

キャロル「ターンエンドよ!

ハイム「ドロー!(よし!このカードなら逆転できる!)

     切り込み隊長を召喚!更に効果で、

     レアメタルドラゴンを召喚!

     レアメタルドラゴンでテスタロスを攻撃!相殺!

     更に切り込み隊長でダイレクトアタック!

     ターンエンド!

キャロル「罠を張り忘れてたわ・・LP2300→1100

      ドロー!魔法カード早すぎた埋葬!

      墓地から炎の支配者を蘇生!生け贄にして、

      炎魔王サラマンダーを召喚!





第3章  フレイムデッキ(後編)



【炎魔王サラマンダー】 炎 ★8 炎

ATK2800  DEF1400

このカードの召喚に成功したとき、

自分の墓地の炎属性モンスターを全て除外する。

この効果で除外したモンスターの×500ポイントのダメージを

相手に与える。



キャロル「炎魔王サラマンダーの効果発動!

      私の墓地の炎属性モンスターは、2体!

      よってあんたに1000ポイントのダメージ!

      これであんたのライフは0!あんたの負けよ!

ハイム「ちょっと待って!僕はまだチェーンがある!

     罠カード!ホーリーエルフの祝福!

キャロル「えっ!?そんなカード私はデッキに入れて・・・

ハイム「あの後僕がデッキに加えたんだ!

     やっぱりライフ回復カードは大事だし!

     LP1000→1900→900

キャロル「・・・まぁいいわ!炎魔王サラマンダーで、

      切り込み隊長を攻撃!テラ・ヒートブレス!

ハイム「罠カード発動!ホーリージャベリン!

     この効果でサラマンダーの攻撃力分回復!

キャロル「しぶといわね・・でも切り込み隊長は破壊よ!

      LP900→3700→1600

      カードを2枚セットしてターンエンド!

ハイム「僕のターン!(このカードじゃ勝てない!)

     モンスターをセット!ターンエンド!

キャロル「ドロー!火口に潜むものを召喚!

      サラマンダーで裏側モンスターに攻撃!

ハイム「聖なる魔術師リバース効果発動!

     墓地からハリケーンを手札に加えるよ!

キャロル「火口に潜むものでダイレクトアタック!

      LP1600→600ターンエンドよ!

ハイム「僕のターン・・ドロー!(あのカードを引かないと!負ける!)

     来た!僕はカードをセットしてオリエンタルドラゴンを召喚!



     【オリエンタルドラゴン】 風 ★8 

     ATK2900  DEF2600

     自分の手札がこのカード1枚であり、

     自分フィールド場にモンスターが存在しないときのみ

     このカードは特殊召喚できる。



ハイム「オリエンタルドラゴンで・・・

     うん!このターンは攻撃しないよ!

     (やっぱり罠は警戒しないと・・・)

     ターンエンド! 

キャロル「私のターンドロー!

      火口に潜むものを守備表示に変更!

      ターンエンド!

ハイム「僕のターン!伏せてあった魔法カード!

     ハリケーンを発動!

キャロル「聖なる魔術師で回収したカードでしょ

      対抗策ぐらいあるわよ!

      マジックジャマー!手札の火炎木人18を捨てて無効!

ハイム「まだだよ!魔法カード!サイクロン!

キャロル「(片方はブラフ・・・片方は本物・・・確率は2/1)

ハイム「・・・・・左!左のカードを破壊するよ!

キャロル「ほんとあんた運が良いわね・・魔法の筒よ・・。

ハイム「オリエンタルドラゴンでサラマンダーに攻撃!破壊!

キャロル「くっ・・・LP1100→1000

ハイム「ターンエンド!(このまま押し切れば勝ちだ!)

キャロル「私のターンドロー!

      魔法カード強欲な壺!

      2枚カードをドロー!

      伏せてあった魔法カード!死者転生!

手札の逆巻く炎の精霊を捨てて、

      炎魔王サラマンダーを手札に加えるわ!

      このターンであんたの負けよ!

      魔法カード収縮!オリエンタルドラゴンの攻撃力は、

      これで半分!更に火口に潜むもので攻撃!

ハイム「!?でもまだ攻撃力は1450!まだこっちの方が高いよ!

キャロル「馬鹿ね!それがねらいよ!

      LP900→450

      火口に潜むものの効果発動!

      手札から炎族モンスター!

      炎魔王サラマンダーを再び召喚!

      ハイム!サラマンダーの効果は覚えてるわよね

ハイム「と・・言うことは

キャロル「効果発動!墓地の3体のモンスター除外!

      テラ・ヒートブレス!

ハイム「うわぁぁ!LP1000→0

キャロル「ふぅ・・私を追いつめるなんて・・

      結構デッキは強くなったわね。

ハイム「これ・・アンティカードの異次元の女戦士・・

キャロル「別に良いわ。どうせこれはテストだし・・

ハイム「テスト・・?



続く...



戻る ホーム