2008/07/13  スターダスト・ドラゴンの専用デッキを構築する 作成者:キョン都さん

1.「スターダスト・ドラゴン」の性質

最初に「スターダスト・ドラゴン」のステータスと効果からその性質を読み取ってみよう。

[性質1] レベル8のチューナーもチューナー以外も制限されていないシンクロモンスターである。
→チューナーにもチューナー以外にも指定がないためシンクロ召喚がしやすい。またレベル8であるためレベル調整も容易。

[性質2] 攻撃力2500・守備力2000の最上級モンスターである。
→最上級モンスターにしては低めの攻撃力だが、邪帝ガイウスなどは倒すことができる。最低限の攻撃力は有している。

[性質3] 風属性のドラゴン族である。
→ドラゴン族や風属性のサポートを受けることができる。

[性質4] フィールド上のカードを破壊する効果を持つカードの効果が発動した時、自身をリリースする事で発動を無効にし破壊する。
→フィールド上のカードを破壊する効果ならカードの種類を問わず無効にできるが、リリースするため場ががらあきになりやすい。

[性質5] エンドフェイズ時、性質3のためリリースされ墓地に存在する自身を、自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
→自己再生効果を持っており、除外されない限り何度でも効果が使用できる。「生還の宝札」とコンボにもなる。

以上の性質を基に専用デッキを構築していきましょう。

2.「スターダスト・ドラゴン」のデッキと高相性なカード

「スターダスト・ドラゴン」のデッキと高相性なカードをまとめてみました。

(1)チューナー編

(2)チューナー以外のモンスター編

(3)魔法・罠編

他にも高相性なカードは存在するかもしれません。

3.実際に「スターダスト・ドラゴン」の専用デッキを構築する。

この章では、(1)節でスターダストドラゴンを出した後の共通の戦術を述べる。
その後、(2)(3)(4)節で専用デッキを紹介・検討する。

(1)「スターダスト・ドラゴン」の共通の戦術

「スターダスト・ドラゴン」は、1章の[性質1]で述べた通りシンクロ召喚は容易である。
そのため、その手段等は後で述べることにする。

1章の[性質4]で述べた通り、フィールド上のカードを破壊するカードを自身をリリースすることで無効にし破壊できる。
しかし、相手はそれを前提でカードを使ってくるので、がら空きになった時を考え「次元幽閉」や「炸裂装甲」を用意しておきたい。

また、破壊効果を持たない「収縮」や「次元幽閉」は、「スターダスト・ドラゴン」の弱点である。これらは、「神の宣告」や「魔宮の賄賂」で無効にしたい。

裏技的な方法では、相手が「次元幽閉」などの効果を使ってきた時に、自分の「砂塵の大竜巻」をチェーン発動する方法がある。自分の「砂塵の大竜巻」を「スターダスト・ドラゴン」が無効にすれば、結果的に相手の「次元幽閉」などを回避することができるのだ。

1章の[性質2]で述べた通り、「スターダスト・ドラゴン」は攻撃力2500と最上級モンスターにしてはやや攻撃力が低めである。
流行の「ダーク・アームド・ドラゴン」や「裁きの龍」対策に「強者の苦痛」で押さえ込んでおきたい。

1章の[性質3]で述べた通り、「スターダスト・ドラゴン」は風属性のドラゴン族である。
「風霊術−「雅」」や「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」のサポートを使用できることも覚えておきたい。

1章の[性質5]で述べた通り、「スターダスト・ドラゴン」は自己再生効果を持っている。
これを利用し「生還の宝札」でドローを狙いたい。
ただ、「D.D.クロウ」などで除外される危険がある点を忘れないようにしたい。この対策するなら「王宮の鉄壁」がある。

(2)「召喚僧サモンプリースト」、「サイバー・ドラゴン」中心のスタンダードタイプ

「召喚僧サモンプリースト」の特殊召喚効果でレベル4のチューナーを出し、即座に「スターダスト・ドラゴン」をシンクロ召喚する。
または、「サイバー・ドラゴン」を特殊召喚後、レベル3のチューナーを召喚し即座にシンクロ召喚につなげるという戦術を狙うのがこのタイプである。

このタイプは、多くのデッキで採用されるカードを使うので、様々なタイプのデッキに派生できるのが強み。
具体的には「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」や「龍の鏡」を採用するなどして、ドラゴン族寄りのデッキにするなどである。
また、チューナーがほとんど戦力ダウンにならない点も魅力である。

(3)帝モンスター中心の帝コントロールタイプ

「黄泉ガエル」などでリリースを確保後、「邪帝ガイウス」や「氷帝メビウス」などの帝モンスターを中心に相手の場を荒らす。
そして、隙を見て「クレボンス」などのレベル2のチューナーで「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ召喚を狙うのがこのタイプである。

帝モンスターで場を荒らされた上に破壊効果を無効にする「スターダスト・ドラゴン」が出てくるのだから、相手にとってはたまったものではない。
爆発力は(2)のスタンダードタイプを上回るが、手札の事故率は上昇している点に気をつけたい。
さらに、「強者の苦痛」等も併用も難しくなる上、「神の宣告」などの発動タイミングには気をつけなければならない。

(4)「可変機獣 ガンナードラゴン」中心のスキルドレインタイプ

「スキルドレイン」を発動し、リリースなしで召喚した「神獣王バルバロス」や「可変機獣 ガンナードラゴン」の圧倒的な攻撃力で攻めつつ、「可変機獣 ガンナードラゴン」とレベル1のチューナーで「スターダスト・ドラゴン」のシンクロ召喚を狙うタイプ。

中核となる「スキルドレイン」の破壊を「スターダスト・ドラゴン」が守り、「スターダスト・ドラゴン」の弱点である手札に戻る効果、除外効果を持つ効果モンスターを「スキルドレイン」が封じるという理想的な関係を生かしたデッキである。
現環境では強力な効果モンスターが横行しているので、その対策にもなる。

下級モンスターも「ゴブリン突撃部隊」などのデメリット効果を持つアタッカーなどを採用するため、レベル4のチューナーを投入しシンクロ召喚につなげるのも良い。

ただし、「スキルドレイン」が来ない状態では、相手に対して戦力が圧倒的に劣るという大きな弱点がある。
「封印の黄金櫃」や「不幸を告げる黒猫」などの効果で、「スキルドレイン」をすばやくサーチしたい。

これらの混合型やこれ以外のタイプのデッキも存在するかもしれません。

4.まとめ

「スターダスト・ドラゴン」は、シンクロ召喚の容易さや、効果の強さで様々なタイプのデッキで活躍できる強力なモンスターである。
弱点もあるものの、デッキ構築を少し工夫すれば、比較的容易に弱点をフォローできるのも強み。

今後、シンクロモンスターが次々OCG化するだろうが、「スターダスト・ドラゴン」がエクストラデッキから抜かれることはまずないと言える。
むしろ、今後OCG化するチューナーによってますます猛威を振るうだろう。

皆さんもオリジナルの「スターダスト・ドラゴン」専用デッキを組んでいきましょう。




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