2008/12/07  Dragoon D−ENDの専用デッキを構築する 作成者:キョン都さん

1.「Dragoon D−END」の性質

最初に「Dragoon D−END」(以下D−END)のステータスと効果からその性質を読み取ってみよう。

以上の性質を基に専用デッキを構築していきましょう。

2.「D−END」のデッキと高相性なカード

「D−END」のデッキと高相性なカードをまとめてみました。

(1)モンスター編

(2)魔法・罠編

他にも高相性なカードは存在するかもしれません。

3.実際に「D−END」の専用デッキを構築する

(1)で「D−END」デッキの共通の戦術を述べ(2)(3)で専用デッキを紹介・検討する。

(1)「D−END」デッキの共通の戦術

融合するまで

1章の性質2で述べたとおり、D−ENDは、「沼地の魔神王」などを融合素材に使用できない。
そのため、「D−HERO Bloo−D」と「D−HERO ドグマガイ」の両方をデッキに投入する必要がある。

この時、2体の融合素材は最上級モンスターであり、しかも通常召喚できず特殊召喚にリリースが3体必要になるため、重い。
だが、融合素材の2体はD−HEROでありレベル8である。そのため「デステニー・ドロー」、「トレード・イン」のコストにすることが可能。デッキ圧縮に貢献してくれるため両方とも2、3枚投入しよう。

また、「E・HERO エアーマン」は、融合素材や融合補助する「E・HERO プリズマー」をサーチするなど多彩な活躍をする。
「戦士の生還」でD−ENDの融合素材や「E・HERO エアーマン」を使いまわすのに有効。

素早くキーカードを集め融合召喚したい。なお、融合する手段については、(2)(3)で詳しく扱う。

D−ENDの召喚に成功したら

1章の性質3で述べたとおり、D−ENDはバトルフェイズを放棄することで相手モンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを与えることができる。

この効果を使用する場合フィールド上の状況を考えて効果を使用したい。
D−END以外のモンスターが自分フィールド上に存在する場合、相手の場のモンスターによっては普通に戦闘を行ったほうがより多くのダメージを与えられるからだ。
相手の罠等で攻撃を妨害されると予測される場合に、効果を使用していきたい。

また、D−ENDの効果では裏側表示のモンスターを破壊してもダメージを与えられない。
そのため、D−ENDを召喚した場合、相手は裏守備でセットすることが多くなる。
そこで抹殺の使徒やシールドクラッシュで破壊すると良い。
別の手段として溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム、トーチ・ゴーレムを送りつけ破壊し相手ライフを一気に削るのも良い。
前者はモンスターの除去、後者は「D−HERO Bloo−D」と「D−HERO ドグマガイ」の特殊召喚に役立つ。

D−ENDが除去された場合

D−ENDは、1章の性質1で述べたとおり、最強クラスのステータスを誇っている。
そのため、相手は真っ先にこのカードを破壊してくるであろう。
そこで、1章の性質4で述べたように、D−HEROをデッキに投入すれば、墓地からの特殊召喚が繰り返して行なえるようになる。

投入するD−ENDは、融合素材の2体はもちろん、通常魔法のコストを無視して発動できる「D−HERO ダイヤモンドガイ」、墓地からD−HEROを蘇生できる「D−HERO ドゥームガイ」を3枚ずつ投入すれば十分であろう。
これらは下級モンスターなので、手札の事故要員にならないのが強みである。また、「デステニー・ドロー」のコストにもなる。

その他のフォロー

D−ENDが除外されてしまった場合D−ENDは自身の効果で特殊召喚できない。
そのため「次元幽閉」、「奈落の落とし穴」等は「王宮のお触れ」で防ぎたい。
「王宮のお触れ」で防げない「邪帝ガイウス」や「D.D.クロウ」対策には、「D.D.R」を投入すると良い。

「王宮のお触れ」を投入しない場合、「次元幽閉」「奈落の落とし穴」は、「神の宣告」や「魔宮の賄賂」でカウンターすると良い。
「邪帝ガイウス」や「D.D.クロウ」には、「死のデッキ破壊ウイルス」や「魔のデッキ破壊ウイルス」で対処すると良い。

(2)「融合」、「未来融合−フューチャー・フュージョン」型

「未来融合−フューチャー・フュージョン」は「封印の黄金櫃」でサーチし、「融合」は「沼地の魔神王」でサーチし、融合素材を墓地に送りつつD−ENDの融合召喚につなげるタイプ。

墓地に自然とD−HEROが溜まるのでD−ENDの特殊召喚効果も使いやすくなる。
また、「D−HERO Bloo−D」と「D−HERO ドグマガイ」の召喚を狙うこともできる。
「沼地の魔神王」とHEROを使って、「E・HERO アブソルートZero」を狙っても良い。

――など、柔軟な戦い方ができるのがこのデッキの強みである。

(3)「チェーン・マテリアル」、「フュージョン・ゲート」型

「テラ・フォーミング」で「フュージョン・ゲート」をサーチし、「チェーン・マテリアル」で手札、デッキ、墓地から融合素材を除外しD−ENDを融合召喚するタイプ。

「フュージョン・ゲート」は、除去されない限り何度でも効果を使用できるので、D−ENDを3体融合召喚することも容易である。
「チェーン・マテリアル」の攻撃できないデメリットと破壊されるデメリットは、D−ENDの効果でフォローすることができる。

爆発力では圧倒的に勝るが、墓地に融合素材が送られないため、D−ENDの特殊召喚効果を使用しにくいのが欠点。「終焉の精霊」で除外された融合素材を墓地に戻すと良い。
また、「王宮のお触れ」が併用しにくいので「神の宣告」等も必須になるであろう。

(2)(3)で紹介したタイプ以外にも、混合型やまったく別のタイプのデッキも存在するかもしれません。

4.まとめ

「Dragoon D−END」は、圧倒的な攻撃力と強力な破壊効果、特殊召喚効果を持つ強力なモンスターである。
しかし、場に出すには様々なサポートが必要であり難しいとまではいかないが簡単でもない。
それでも、場に出したときの制圧力はすさまじく、専用デッキを組む魅力がある。

強力な「Dragoon D−END」の専用デッキを是非組んでみましょう。




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