ゲームに負けた私は、意識が遠くなっていくのを感じていた。
そして、私を待つのは、深い深い闇……。
闇にとらわれた私は無と一体化するだろう。
ごめんなさい、マリク……。
あなたを助けることはできなかった……。
しかし、その時、私の持っているカードが輝きだした。
そう、千年タウクのカードが……。
声が聞こえた……。
『これは、現実ではありません』
『千年タウクが見せた未来のひとつに過ぎないのです』
『さあ、現実に戻るのです』
『次からは、こんな悪夢のような未来を見なくて済むように』
『次こそは、あなたの望む未来を得られるように』
絶望の未来は、無に帰していく……。
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