Happy Flower
37話〜

製作者:Kunaiさん




第37話「終わりが始まる物語」

「サイレント・ソードマンLV7で伊吹君に直接攻撃!!」


 ――沈黙の剣LV7!!


「くっ・・・・・・!!」


伊吹【LP:0】


「今日の賢治の成績は7勝4敗0分けだ。何か最近、調子がいいな〜」

「はい・・・・!」

 ここは幸花高校の部室。

 ボク達はデュエル・アカデミア戦のためにデッキ調整や練習を重ねている。

 あれからユキちゃんは神之崎さんと海外へ向かった。デュエル・アカデミア戦の日はもう決まったけど、その日までにはここへ帰って来られるらしい。でも・・・・・・・・。

「角田さん、本当に良いんですか?」

「ああ。もちろん、デュエルが嫌いなワケじゃない。伊吹君もいるし、彼に任せようと思う」

 神之崎さんの起こした事件から角田さんはすぐに復帰したけど、大会の日が決まると1つの事実が見つかった。それはデュエル・アカデミア戦の日と角田さんの剣道の試合の日が偶然重なってしまったんだ。剣道部の方は角田さんがいないと勝率も極めて低くなってしまうようだ。

 伊吹君に不満と言うわけじゃないけど・・・・。ここまで勝ってきた角田さんが本当に気の毒な気がした。

「はっはっは、何で藤原君がそんな顔をするんだ?俺は来年も勝って、ここまで来るつもりだ。だから俺は大丈夫さ」

「・・・・・・はい。わかりました」

 予想以上に角田さんは気にしていない様子だった。後から角田さんに聞いた話だけど、Jデュエル戦では結構不満が残る戦いだったらしい。たぶんその事がまだ引っかかっているのかな・・・・・。

「よーし、それじゃあ俺とデュエルだ、賢治!」

「えっ!野口さんと・・・・・ですか?」

「最近の賢治・・・・すっげえ変わったぞ。何かレベルアップした感じがするからな」

「そ・・・・そうですか・・・・?」

「ああ。俺はもう準備が出来ているけど、もういいか?」

 最初からやるつもりだったのか、野口さんは既にデュエルディスクを装着していた。ボクは特に変えることも無いので、墓地にあるカード、デッキ、手札を混ぜてデッキにセットする。

「よいしょっと・・・・・。ボクもオッケーです」



 ――デュエル!!



藤原【LP:4000】 野口【LP:4000】


「俺のターン!モンスターを守備表示で出し、カードを2枚セットする!!」

 これはいつもの野口さんの戦法だ・・・・。

 守備モンスターは破壊される事によって、何らかの効果を持つモンスター。そして伏せているカードの片方はおそらく、ボクの攻撃に対して発動する罠カード・・・・!

「・・・・・ターンエンド」

「ボクのターン!手札から魔導戦士 ブレイカーを攻撃表示で召喚!!このカードの召喚に成功した時、魔力カウンターを1個乗せる!そして乗っている魔力カウンター1個につき攻撃力が300上昇する」

【魔導戦士 ブレイカー】
★4 闇属・魔法使い ATK1600/DEF1000
このカードが召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを1個乗せる(最大1個まで)。このカードに載っている魔力カウンター1個につき、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。また、魔力カウンターを1個取り除くことで、フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する。

「そして魔導戦士 ブレイカーの効果発動!!魔力カウンターを取り除き、右にセットされたカードを破壊!!」


【魔導戦士 ブレイカー】ATK1900→ATK1600

 ブレイカーは剣にエネルギーを溜めて、右側のカードに攻撃を仕掛ける。

 確率は2分の1のハズ・・・・・!


破壊されたカード【聖なるバリア−ミラーフォース−】


「くっ・・・・・・!」

「よし!魔導戦士 ブレイカーで裏側のモンスターに攻撃!!」

 再びブレイカーは装備された剣で裏側カードに攻撃する。破壊される寸前、カードが一瞬だけ表になる。

「ク、クリッター・・・・!」

「そうさ・・・・。クリッターの効果により、デッキから攻撃力1500以下の神龍−アース・ドラゴンを手札に加える!!」

【クリッター】
★3 闇属・悪魔族 ATK1000/DEF600
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を選択し、お互いに確認して手札に加える。その後デッキをシャッフルする。

「ボクはカードを1枚セットし、ターン終・・・・」

「それでも俺の融合神龍を警戒したのか・・・・・?速攻魔法、サイクロン発動!」

「なっ・・・・!」

【サイクロン】 速攻魔法
フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。

 フィールドに小さなハリケーンが現れ、ボクのセットしたカードが破壊されてしまう。

「激流葬だったか・・・・・。残念だったな、賢治」

「タ、ターン終了・・・・・」

「俺のターン、ドロー!手札から神龍召喚を発動する」

「あ、新しい神龍のカード・・・・!?」

【神龍召喚】 通常魔法
このカードを発動したターン、通常召喚を行う事はできない。自分の手札からレベル4以下の神龍モンスターを2体特殊召喚する。

「神龍の融合は1ターンでも可能だ・・・・・!俺は手札から神龍−ハリケーン・ドラゴンと神龍−アース・ドラゴンを特殊召喚!!」

【神龍−アース・ドラゴン】 ATK1500/DEF500

【神龍−ハリケーン・ドラゴン】
★3 風属・ドラゴン族 ATK1200/DEF800
このカードの召喚・特殊召喚に成功したとき、デッキからカードを2枚引き、手札からカードを1枚捨てる。

「ハリケーン・ドラゴンが特殊召喚された事により、デッキからカードを2枚引き、1枚捨てる・・・・。そしてフィールドのハリケーン・ドラゴンとアース・ドラゴンを融合させる!!」

【クエイクハリケーン・ドラゴン】
★7 地属・ドラゴン族 ATK2700/DEF800
「神龍−ハリケーン・ドラゴン」+「神龍−アース・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードをフィールドから墓地に送った時のみ融合デッキから特殊召喚が可能。このカードは1度のバトルフェイズに2回攻撃出来る。

「そんな・・・・!」

 まさかたった1ターンで融合されるなんて・・・・・・。

「行くぞ・・・・!クエイクハリケーン・ドラゴンで魔導戦士 ブレイカーに攻撃だ!!」

 クエイクハリケーン・ドラゴンの攻撃の前にブレイカーは簡単に破壊されてしまった。でもまだ野口さんの攻撃は・・・・

「くっ・・・・・・・!」 藤原【LP:2900】

「クエイクハリケーン・ドラゴンはバトルフェイズ中に2回攻撃を行う事が出来る!!今度は賢治にダイレクトアタックだ!!!」

「うわあぁぁぁぁーーー!!」 藤原【LP:200】

「・・・・・俺はカードを1枚セットし、ターンエンドだ」

「ボクの・・・・ターン!」

 まだ逆転のチャンスはある・・・・・!

「ボクもクリッターを攻撃表示で召喚!」

(クリッターを攻撃表示・・・・・?)

「まだですよ・・・・・。手札からエネミーコントローラーを発動!」

【エネミーコントローラー】 速攻魔法
次の効果から1つを選択して発動する。
●相手フィールド上の表側表示モンスター1体の表示形式を変更する。
●自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる。相手フィールドの表側表示モンスター1体を選択する。発動ターンのエンドフェイズまで、選択したカードのコントロールを得る。

「なるほど・・・・・」

「そうです。エネミーコントローラーのもう1つの効果を使います。自分のモンスターを生け贄に捧げ、相手フィールドのモンスターのコントロールを得る・・・・!!」

 フィールドのクリッターはそのまま墓地へ行き、野口さんのフィールドのクエイクハリケーン・ドラゴンはコントローラーに操られ、ボクのフィールド上に来る。

「そしてクリッターが墓地へ行ったことにより、ボクはデッキからならず者傭兵部隊を手札に加える」

「この2回の攻撃が通れば野口さんは終わりです・・・・・!クエイクハリケーン・ドラゴンで野口さんに直接攻撃!!!」

「フフッ、罠カード発動・・・・、和睦の使者!」

【和睦の使者】 罠
このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける全ての戦闘ダメージを0にする。このターン自分モンスターは戦闘によっては破壊されない。

「やっぱり罠を・・・・。ボクはカードを1枚セットして・・・・・ターン終了」

 やっぱり野口さんは強い・・・・。まだボクの実力じゃ勝てないのかな・・・・・。

「俺のターン!!エネミーコントローラーは1ターンしか相手モンスターを操ることができない。クエイクハリケーン・ドラゴンは俺のフィールドへ戻ってくる・・・・・」

 大丈夫・・・・・。このカードは必ず発動させる・・・・!

「俺は手札から神龍−ブリザード・ドラゴンを召喚する!ブリザード・ドラゴンの効果により・・・・」

【神龍−ブリザード・ドラゴン】
★3 水属・ドラゴン族 ATK1400/DEF600
このカードの召喚・特殊召喚に成功したとき、フィールドの魔法・罠を1枚破壊する事ができる。

「速攻魔法発動、スケープ・ゴート!!」

【スケープ・ゴート】 速攻魔法
このカードを発動する場合、自分は発動ターン内に召喚・反転召喚・特殊召喚できない。自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻0/守0)を4体守備表示で特殊召喚する。(生け贄召喚のための生け贄にはできない)

「やるな・・・・!だがこのターンのダメージを0にしただけさ・・・・・・。クエイクハリケーン・ドラゴンで2体のトークンを、ブリザード・ドラゴンで3体目のトークンに攻撃する!!」

「くぅ・・・・・!!」

 これでボクのフィールドに残ったのは1体のトークンだけ・・・・・。

「カードを1枚セットし、ターンエンドだ」

「ボクのターン!手札から生け贄の代償を発動・・・・・!」

「自分のフィールドのモンスター1体を生け贄に捧げ、デッキからカードを2枚ドローするカードか・・・・」

【生け贄の代償】 通常魔法
自分のフィールド上に存在するモンスター1体を生け贄に捧げる。自分はデッキからカードを2枚ドローする。

 ま、またドローカードを引いた・・・・・。

「天使の施しを発動!!デッキからカードを3枚引き、2枚墓地へ送る」

【天使の施し】 通常魔法
デッキからカードを3枚ドローし、その後手札からカードを2枚捨てる。

「・・・・・・!」

「手札からレベル調整を発動!!ボクの墓地からサイレント・ソードマンLV5を特殊召喚!」

【レベル調整】 通常魔法
相手はカードを2枚ドローする。自分の墓地に存在する「LV」を持つモンスター1体を、召喚条件を無視して特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できず効果を発動及び適用する事もできない。

「だが俺はデッキからカードを2枚ドローする事が出来る・・・・。サイレント・ソードマンもこのターンは・・・・」

「確かにLV5は攻撃できません・・・・さらに魔法カード発動、レベルアップ!」

「なっ・・・・レベルアップ!も引いたのか・・・・・・!」

【レベルアップ!】 通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つモンスター1体を墓地へ送り発動する。そのカードに記されているモンスター1体を、召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。

「サイレント・ソードマンLV5を墓地へ送り、手札からサイレント・ソードマンLV7を特殊召喚します・・・・!」

【サイレント・ソードマンLV7】
★7 光属・戦士族 ATK2800/DEF1000
このカードは通常召喚できない。「サイレント・ソードマンLV5」の効果でのみ特殊召喚できる。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上の魔法カードの効果を無効にする。

「このタイミングでLV7を出されたか・・・・・!」

「ボクはまだ通常召喚を行っていません・・・・・さらにD.D.アサイラントを攻撃表示で召喚!!」

【D.D.アサイラント】
★4 地属・戦士族 ATK1700/DEF1600
このカードが相手モンスターとの戦闘によって破壊された時、相手モンスターとこのカードをゲームから除外する。

「サイレント・ソードマンLV7でクエイクハリケーン・ドラゴンを、D.D.アサイラントでブリザード・ドラゴンに攻撃!!」

「ぐはっ・・・・・!」 野口【LP:3500】

 これで野口さんのフィールドがガラ空き・・・・。サイレント・ソードマンLV7がフィールドにいれば魔法の効果を無効にされる・・・・・!

「ボクのターンは終了・・・・・!!」

「やるな・・・・・賢治!俺のターン、ドロー!」
(本当に強くなったな・・・・・。だがレベル調整で俺に2枚ドローさせたのは間違いだったな・・・・・・!)



第38話「最後の戦場へ」

「フフッ・・・・・・罠カード発動、神龍融合!!」

【神龍融合】 罠
このカードを発動したターン、通常召喚を行う事はできない。自分の墓地からレベル4以下の神龍モンスターを2体特殊召喚する。

「このカードの効果によって特殊召喚したブリザード・ドラゴンとバーニング・ドラゴンを融合させる!!」

「なっ・・・・!バーニング・ドラゴンはハリケーン・ドラゴンの効果で既に墓地へ・・・・!?」

「ああ。俺は融合デッキからフレイムブリザード・ドラゴンを特殊召喚!!」

【フレイムブリザード・ドラゴン】
★7 炎属・ドラゴン族 ATK2300/DEF2000
「神龍−ブリザード・ドラゴン」+「神龍−バーニング・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードをフィールドから墓地に送った時のみ融合デッキから特殊召喚が可能。このカードの融合召喚に成功したとき、相手フィールド上のモンスター1体を除外する。

「フレイムブリザード・ドラゴンが特殊召喚されたとき、相手フィールド上のモンスター1体を除外する。もちろん俺が除外するのはサイレント・ソードマンLV7だ!!」

「う・・・・。で、でもD.D.アサイラントは戦闘で破壊されるとそのモンスターを除外できる・・・・!」

「戦闘で破壊したら・・・・な。手札から融合解除を発動する!!」

【融合解除】 速攻魔法カード
フィールド上の融合モンスター1体を融合デッキに戻す。さらに、融合デッキに戻したこのモンスターの融合召喚に使用した融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、この一組を自分のフィールド上に特殊召喚することができる。

「この効果でフレイムブリザード・ドラゴンを融合デッキに戻し、再びフィールドのブリザード・ドラゴンとバーニング・ドラゴンを融合させる!!」

「に、2回も融合召喚を・・・・・・!」

「フレイムブリザード・ドラゴンが特殊召喚に成功したため、賢治のD.D.アサイラントをゲームから除外する!!」

「くぅっ・・・・・・・」

 やっぱり・・・・・まだ野口さんにはかなわないなぁ・・・・・・。

「フレイムブリザード・ドラゴンで賢治にダイレクトアタァァァック!!」

 ・・・・・そういえば、最初の頃もフレイムブリザード・ドラゴンで負けたんだっけ・・・。

「うわああぁぁぁぁーーーーー!!」 藤原【LP:0】

 デュエルが終わり、野口さんはカードをデッキケースにしまうと笑いながら近づいて来た。

「相変わらず負けたけど4月の春の頃とは全然違うぞ。ホントにデュエル・アカデミアで勝っちゃうかもな〜」

「あっはっは、それは無いぞ、野口!!」

 こ、この笑い方は・・・・・・・!

「平見先生!」

 ボクも伊吹君も角田さんも野口さんも同じ言葉を言った。

「な、なんだよ。あたしが来たらいけないのかい・・・・・?」

 ・・・・・平見先生のご機嫌をナナメにしてしまうと、後が怖いので話を逸らそう。

「どうかしたんですか、平見先生」

「あぁ〜、さっきデュエル・アカデミアからファックスが届いたのよ。お前達の分をわざわざ旧式のボロコピー機で印刷しといたから」

 平見先生はこういう小さなイタズラが大好きなんだ。でもわざわざあんなホコリの溜まった旧式機を引っ張り出してこなくても・・・・・。

 先生から貰ったプリントは全部で5枚。あれ・・・・・・・?いつもより多い・・・・・?

 1枚目は大抵の人は読みとばすであろう、デュエル・アカデミアの校長先生のお言葉だ。ファックスから来たものを性能の悪いコピー機でコピーしたからなのか、ものすごく字が雑のような気がする。しかも、プリントにはご丁寧に校長先生の顔写真まで貼り付けているけど、白黒コピーが2度も続いたわけだから見るも無残な事に・・・・・・・。

 2から4枚目は・・・・全部文章?とりあえず、これは置いておこう。

 5枚目には大会の日にち、予定時間など書かれている。出場選手と順番を書くスペースがある。これはたぶん、平見先生が持っている原稿に書いてアカデミアに送り返すんだろう。

 せっかくだから校長先生の文を読んでみようかな。前回もあまりの多さに読み飛ばしちゃったしね・・・・・・。うん。

 読んであげよう。でも読んであげようって言うのはいかにもボクの方が偉いみたいな・・・・・あれ?

 修正します。訂正します。改正します。えーっと、拝見させていただきます。申し訳ございません。

 さてさて、本文は・・・・・・・・・・



『幸花高校のデュエリストの諸君、元気で過ごしてるでしょうか?私は非常に元気で健康的な毎日を送っています。最近は運動不足なのか、体の節々が痛いです。最近、運動不足解消のために少量の運動でダイエットに挑戦しています。幸花高校のデュエルモンスターズ総合研究部には女子生徒がいないようですが、男子生徒諸君も無理なダイエットは辞めたほうが良いですよ。育ち盛りはたくさんのご飯を食べて、ほどほどに勉強してほどほどに遊んで、立派な大人になってください。あーそうそう、話がそれてしまいましたが、私はこの1ヶ月で400グラムのダイエットに成功しました。運動しているのにあまり減っていないのがつらい所です。もしかしたら私は痩せられない体質なのかと悩んでおります。やはり、昼にカツ丼や牛丼は控えた方が良いのでしょうか・・・・・。それはともかく、何やらデュエル・アカデミアとの大会の当日にトラブルがあったようなので、アカデミア戦の日が大きくズレてしまいました。本当はここのオーナーが遅刻をするような連中に参加するなど言語道断!と、お怒りになっておりましたが、それでもオシリス・レッドの1年にして代表に選ばれた1人の少年の熱意に負け、私や関係者達の努力によって、何とか大会が実現しました。私も健全なデュエリスト達のデュエルが見れることになって本当に嬉しい気分です。さてさて、この場をお借りして「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXめざせデュエルキング!」についてお話いたします。このゲームはGXキャラ初登場のゲームであり、その内容はアニメに再現された内容になっています。実は私もデュエルに参加出来るのでとても嬉しい気分です。ただデュエルするだけで無く、筆記試験やストーリーがあるのも良いですね。肝心のデュエル内容ですが、どうやらバグが多いのです。私の場合はなぜかサイバー・ドラゴンが出ている時に地砕きを使うとサイバー・ドラゴンが爆発してしまうと言う現象がありました。滅びのバーストストリームもブルーアイズがいなくても打てると言うバグもあります。これはデッキにサンダー・ボルトを3枚投入出来るのと同じ原理なので楽をしたい人にはおすすめです。ドリルロイドについてもリバース効果も無効にする優れものです。アニメファンの私にとっては満足の行く内容でしたが、やはり2週目機能が欲しかったと言うのが一番のポイントです。デッキやカバン、DPはそのままで最初からプレイすると言う機能です。これがあれば最初から最強デッキで挑むことができ、なおかつストーリーも楽しめるというゲームになっていました。デュエルキングになってしまうと他にする事が無くなってしまうのが残念な所です。さて、ゲームの話はこれくらいにしてデュエル・アカデミアについて、ご説明しましょう。私の学校には個性的な生徒や先生方がたくさん集まっています。ぜひ学校に来たら購買部を利用して下さい。購買部にはドローパンと言った名物もあります。これは数あるパンの中にたった1つだけ、デュエル・アカデミアで飼っているにわとりが1日に1個だけ生む、金の卵を使われた「卵パン」が存在します。デュエル・アカデミアでも大人気なため、もしかしたらすでに卵パンは取られている可能性がありますが、とても美味しいパンばかりなのでぜひお1つ買ってみて下さい。ちなみに私も卵パンを食べたことが無いので私も時々ドローしにいきます。もちろん、生徒にはばれないようにコソコソと購入させていただいています。ドローパンだけにあらず、カードもちゃんと販売しています。予算に余裕があればこの機会にどうぞよろしくお願いします。大会前でも大会後でも、ご自由にご利用下さい。それではもっとデュエル・アカデミアについて詳しい紹介をしたいと思います。まず、デュエル・アカデミアとは1学年で約50名くらい、全体でも150人前後の生徒がいます。寮は成績によって決められ、オシリス・レッド、ラー・イエロー、オベリスク・ブルーと3つの寮があります。では、まずオシリス・レッドについてお話いたしましょう。オシリス・レッドは・・・・・・・・』



 ・・・・・・・・・・・・・・・ふぅ。

 とてつもなく、長いです。こんなに長いと読むのに疲れるような・・・・。

 でも、ドローパンって何だろう?ちょっと気になるから一応、お金を持って行こうかな。

「さ・・・・さ〜て、定岡先生がいないなら俺が一応仕切っておこうかな。順番はどうする? 何もないなら俺は3番目に行くが・・・・」

 野口さんが平見先生から3人分の名前を書く紙を受け取って、ボロボロのイスに座った。順番・・・・か。一応、って事もあるし、ボクは・・・・・・・。

「・・・・・ボクは3回戦目に出させてもらえませんか?」

「アカデミアで一番強い奴で出てくるかも知れないんだぞ・・・・?」

「だからこそ・・・・・です。ボクにやらせてもらえませんか?」

 本当の理由は違う。

 もしかしたら、ユキちゃんが帰って来るのが遅くなるかも知れないからだ。1回戦目に出て終わった後に来たらショックだから・・・・・・。

「分かった。んじゃあ賢治は3回戦目・・・・っと。」

「伊吹君はどうする?」

「なら・・・・・俺は2番目でいい」

「おっし、んじゃあ俺が最初で次が伊吹君・・・・っと」

 そういえばいつも最後は野口さんだったからなぁ。今回は結構、異例なのかも。

 野口さんは紙に順番と名前を書いて平見先生に渡した。

「それじゃあよろしく、ひらみん先生」

「誰がひらみんだ」

 あれ、野口さんはいつの間に平見先生がひらみんと呼ばれている事を知っていたんだろう・・・?

 もうそろそろ時間か〜・・・・・。久しぶりに野口さんにいつものアレを聞こう。

「次の話はいつもの如く、急にデュエル・アカデミアの会場ですか?」

「おう、たぶんそうだろう」

 ・・・・・・やっぱり。でも今回はいきなり試合が始まるわけじゃなさそうだけど・・・・・。

「ボクはJデュエル戦の時と同じで、デュエル・アカデミア校内の控え室あたりから始まると思います」



第39話「デュエル・アカデミア」

 やっぱり、もうデュエル・アカデミアの控え室。もはやワープしたと言われてもおかしく無い気が・・・・。

 と、とにかく・・・・・ここは本当にデュエル・アカデミアなのかな?っと思っていたり。

 まだ自分でも信じられない。今までの大会の時と緊張感が全然違う。

 ここに来るのだって、幸花町から平見先生の車でわざわざ童実野埠頭に来て、そこから船でこの島まで・・・・・。

 野口さんはデッキのカードを見て、伊吹君はただ壁にもたれているだけ、平見先生は窓から空を見ていた。野口さんはデッキをそのまましまい、肩をポンと叩いてきた。

「どうだ、賢治」

「大丈夫です。ボクは・・・・・大丈夫です」

 ・・・・・さすがにユキちゃんが来ていないから心配とは言えないからね・・・・。



「今日は頑張れよ、君達!!」



 控え室のドアから突然入ってきた人がいた。

 えーっと・・・・・この鳥みたいな人は・・・・・・・・・・。

「久しぶりだな、野口君!もちろん、忘れてはいないだろうが私は鳥々超蝶高等学校の鳥野だ!!」

 そうだそうだ、思い出した!

 レベル3なのに反則的な攻撃力と守備力を持つ「ポッポゥ」や、「鳥かご」などギャグ要素の多いカードを使った鳥野さんだ。

 あれ・・・・・?鳥野さんの後ろにはぞろぞろと人がいっぱいいる。

「オゥ!藤原君、元気か?」

 英(A)さんだ。たぶんアルファベットシリーズで一番インパクトが無い事で有名だと思う。そもそも存在自体、危うい気が・・・・・・。

「かはははぁぁぁ!角田ぁぁぁ、いないのかぁぁぁ〜〜〜?」

 美井(B)さんだ。まさかあの時はこんな所で再登場するとは思いもしなかった・・・・。そういえば彼も特に目立った行動は取っていない気がする。

「ウホホホ、わぢが来たからには幸花高は勝つじょ。にょほほほほほ!」

 死井(C)さんだ・・・・・・・・。一発キャラの中でなぜか一番インパクトがあったらしいです。何やら一部の読者様からは絶大な支持を受けていた気がするけど・・・・・気のせい?

 死井さんが中に入ってくると、後ろから出井(D)さんも来た。

「うあああぁ!!!!出井さん・・・・・!!!」

「やぁ、藤原君。久しぶりだね」

 あれ・・・・?彼のキャラが戻っている・・・・・?

「私はあれから改心したのです。あの時は藤原君に大変申し訳ない事をしてしまった・・・・・」

 出井さん・・・・・。やっぱり彼も、大会だから焦って頭が錯乱していたんだ。だからこうやって過去を悔いているんですね・・・・。

「どけ、出井」

「何だと伊井(E)!!!調子に乗ってるとヤっちまうぞギョハハハハハハハハハハハ!!!!!」



 やっぱり全然変わってないです!!!



「頑張って下さい、野口さん」

「おっ、伊井君か!久しぶりだなぁ〜」

 どうやら負けた高校の人達が集まってきたみたいだ。さすがに刃金沢さん達はいないみたいだけど・・・・・・。

『えー、えー、マイクのテスト中なノーネノーネノー・・・・ネ・・・・っと、準備が整ったノーデ、幸花高校の皆さんは会場に集まってくださイーノ!!』

 ついに放送が始まった。控え室から英さんや美井さんが順に出て行った。

「それじゃあ俺達は客席で見ている。頑張れよ、野口君」

「ああ。ちゃんと見ていてくれよ、鳥野君」

 最後の鳥野さんが出て行って、パタンと閉めた。

 この反対側の扉を開ければ、すぐに会場が・・・・・・。

『幸花高校の名誉あるデュエリストが入場したノーネ!!ミナサーン、拍手と喝采をお願いしまスーノ!!』


 ・・・・うわっ!


 今回の戦いはちょっと不気味な人が実況をしているみたいだ。この人もアカデミアの先生みたいだけど・・・・。

 会場は野球場のように円形になっていた。デュエル・アカデミアの生徒が半分、もう半分には一般の人達が座っていた。っと言うか・・・・・すごい人数なんですけど・・・・。


『ガンバレよーーーー!!!幸花高校!!!!!』


『きゃーーーー!野口様、頑張ってーーーーーーー!!』


『ふじふじ、今日は勝てよーーーーーーー!!!!』


 あ、ボクの名前が出た。でも内容はちょっと悲しい。・・・・・って、今叫んだ人は確かJデュエル戦で『そんな卑怯者、ぶったおせーーー!!!』って言っていたおじさんだ。

 会場中は頭に響くほど拍手と喝采だらけになっている。デュエル・アカデミアの生徒もちゃんと拍手してくれていた。

『デュエルの前に、幸花高校にデュエル・アカデミアからプレゼントがありますノーネ!』

 プレゼント・・・・・?

『今回出場する、3人の選手はデュエル・フィールドへ上がってくだサーイ!!』

 よく分からないけど、野口さんと伊吹君とボクは3人でフィールドへ上がった。そこにはちょっとだけ大きな箱を3つ持った体の大きな先生がいた。この顔はどこかで・・・・・。

「私がここの校長です。幸花高校のみなさんに、大会出場記念としてアカデミア仕様のデュエル・ディスクを差し上げます。どうかこの大会にでもご使用下さい」

 そうだった、校長先生だった。

 この人が自分の顔写真入りプリントと長い長い世間話を書く・・・・・・・。

 とりあえずボク達は頭を下げて、ありがたい物をいただいた。せっかくだから使わせてもらおうかな。

『それではさっそく、1回戦目を始めマース!!各高校の1回目の選手はデュエル・フィールドへ入場して下サーイ!!』

 1回戦目は野口さんだ・・・・・。野口さんは箱を開けて、アカデミアのデュエル・ディスクを取り出し、デッキをセットした。

「ガンバレよーーーーーーーー野口ーーーーーーーー!!!!!!!!」

 平見先生、ボク達の同じベンチなんだからそんな声を張り上げなくても・・・・・・。

 野口さんは苦笑して軽くこっちに手を振った。

『1回戦目、デュエル・アカデミーアの代表は丸藤亮ーーーーーー!!』

 デュエル・アカデミアに来る前日にちゃんと調べたけど、確か丸藤亮って・・・・・・。

『対する幸花高校の代表は野口龍明ーーーーーー!!』

 また拍手と喝采が起こった。主に亮様コールと龍明様コールが響いている。丸藤さんは確か学園内でもカイザーと言われている人だったような・・・・・。やっぱり、どっちも人気者だなぁ。

「今回はよろしくお願いする、野口君」

「ああ。いきなりデュエル・アカデミアのカイザーと戦えるとは光栄だな・・・・・!」

 野口さんとカイザーさんはデュエル・ディスクを構え、戦闘開始の合図をする。

『それでは、デュエルを開始しマース!!!』



 ―――デュエル!!


野口【LP:4000】 丸藤【LP:4000】



第40話「VSカイザー(前編) 消滅したパワー・ボンド!」

 ついにデュエル・アカデミアとの戦いが始まった。1回戦目に出たのが幸運だったのか、戦いたかったカイザーと戦えるとはな・・・・。

 だが・・・・・俺は勝てるのか?

 ・・・・・!!だめだ、ビビったらカイザーに隙を突かれて負けてしまう。賢治達とデュエルするように、いつも通りの戦術で行けばいいんだ。深呼吸だ深呼吸。




 ・・・・・・・よし。




「俺のターン!手札から神龍の盾を発動!!このカードの効果により、デッキから神龍−ハリケーン・ドラゴン、神龍−ブリザード・ドラゴン、神龍−バーニング・ドラゴンを特殊召喚する!!!」


【神龍の盾】 通常魔法
自分のフィールド上にモンスターが存在しない場合、デッキからレベル4以下の神龍モンスターを攻撃表示で3体特殊召喚する。そのモンスターは特殊召喚ターンには攻撃、生贄、融合できず次の自分のエンドフェイズまで攻撃力と守備力が0になる。


【神龍−ブリザード・ドラゴン】ATK1400→ATK0
このカードの召喚・特殊召喚に成功したとき、フィールドの魔法・罠を1枚破壊する事ができる。


【神龍−バーニング・ドラゴン】ATK1600→ATK0
このカードが守備表示のモンスターを攻撃したとき、その守備モンスターの守備力は0となる。


【神龍−ハリケーン・ドラゴン】ATK1200→ATK0
このカードの召喚・特殊召喚に成功したとき、デッキからカードを2枚引き、手札からカードを1枚捨てる。


「1ターン目から3体のモンスターを特殊召喚だと・・・・!?」

「それだけじゃないさ。ハリケーン・ドラゴンが特殊召喚に成功したため、俺はデッキからカードを2枚引き、1枚捨てる。そして俺のフィールドにカードが存在するため、手札から神龍−ディフェンス・ドラゴンを特殊召喚する事ができる」


【神龍−ディフェンス・ドラゴン】
★6 地属・ドラゴン族 ATK1000/DEF2000
自分のフィールド上にカードが存在する時、このカードを手札から守備表示で特殊召喚する事ができる。


「くっ・・・・!」

「カードを1枚セットし、ターンエンドだ」

 さて・・・・カイザーはどう来る・・・・!

「俺のターン、ドロー!・・・・・どうやら俺も最初から全力を出す必要があるようだ」

 カイザーはそう言うと、手札から1枚のカードを右手に移す。

「魔法カード、融合を発動!手札のサイバー・ドラゴン2体を融合する!!」


【融合】 通常魔法
手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する


「いでよ・・・・サイバー・ツイン・ドラゴン!!」


【サイバー・ツイン・ドラゴン】
★8 光属・機械族 ATK2800/DEF2100
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このモンスターの融合召喚は、上記のカードでしか行えない。このカードは一度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


 カイザーのフィールドには2つの首を持つ機械のドラゴンが現れる。こいつは俺のクエイクハリケーン・ドラゴンと同じく、2回攻撃を行えるモンスター・・・・。

「サイバー・ツイン・ドラゴンで神龍−ハリケーン・ドラゴンに攻撃する!エヴォリューション・ツイン・バースト!!」

 だが攻撃を通す訳にはいかない。カイザーもそれは計算済みのハズだ。

「罠カード発動、和睦の使者!!このターン、俺に戦闘ダメージも無く、モンスターも破壊されない!!」


【和睦の使者】 罠
このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける全ての戦闘ダメージを0にする。このターン自分モンスターは戦闘によっては破壊されない。


「・・・・俺は魔法カード、タイムカプセルを発動。デッキからカードを1枚選択し、このカードをタイムカプセルに入れる・・・・そして2回目の俺のターンにこのカードを復活させる。カードを2枚セットし、ターンエンド」

 俺の読みではタイムカプセルに入れたのは間違いなく『パワー・ボンド』だ。残りの伏せカード2枚の内、どちらかは融合解除と見て間違いない・・・・・・。

「俺のターン、手札から大嵐を発動!!フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する!!」

「くっ・・・・!俺は大嵐にチェーンし、亜空間物質転送装置を発動!!」


【亜空間物質転送装置】 通常罠
自分フィールド上の表側表示モンスター1体を選択し、発動ターンのエンドフェイズまでゲームから除外する。


「まだだ!!その亜空間物質転送装置にチェーンをする!!罠カード、和睦の使者!!」

 どちらも融合解除では無かった・・・・・!?

 チェーン処理が起こった場合、後に発動したカードの効果が先に適応される。・・・・つまり和睦の使者の効果が先に発動し、このターン戦闘ダメージは無くなる。次に亜空間物質転送装置の効果が発動する・・・。その効果でサイバー・ツイン・ドラゴンを除外。そして俺が発動した大嵐の効果が適応。実質、俺が破壊できたのはカイザーのタイムカプセルのみだ。

「やるな、カイザー。俺がこのターンでサイバー・ツイン・ドラゴンを倒そうとしている事まで読んでいるとはな・・・・・」

「だが俺は大嵐までは読めなかった。君の予想通り、俺が手札に加えようとしたカードはパワー・ボンドだ」

「俺がパワー・ボンドと考えていた事も読んでいたか・・・・!」

 このターン、和睦の使者の効果によってカイザーにダメージは与えられない・・・。だがカイザーの切り札であるパワー・ボンドは完全に消滅させただけでも十分だ。

「俺はフィールドのブリザード・ドラゴンとバーニング・ドラゴンを融合させ、フレイムブリザード・ドラゴンを融合召喚する!!」


【フレイムブリザード・ドラゴン】
★7 炎属・ドラゴン族 ATK2300/DEF2000
「神龍−ブリザード・ドラゴン」+「神龍−バーニング・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードをフィールドから墓地に送った時のみ融合デッキから特殊召喚が可能。このカードの融合召喚に成功したとき、相手フィールド上のモンスター1体を除外する。


「本当はこのカードでサイバー・ツインを除外する予定だったんだがな・・・・。俺はフィールドのハリケーン・ドラゴンを生け贄に捧げ、神龍−アタック・ドラゴンを召喚する!!」


【神龍−アタック・ドラゴン】
★6 地属・ドラゴン族 ATK2000/DEF1000
自分のフィールド上にカードが存在しない場合、このカードを手札から攻撃表示で特殊召喚する事ができる。


「攻撃力2000のモンスターを生け贄召喚・・・・・・?」

「ただ生け贄召喚するだけじゃないさ。俺はさらに、アタック・ドラゴンとディフェンス・ドラゴンを融合させ、アタックサポート・ドラゴンを融合召喚させる!!」


【アタックサポート・ドラゴン】
★8 地属・ドラゴン族 ATK3000/DEF3000
「神龍−アタック・ドラゴン」+「神龍−ディフェンス・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードをフィールドから墓地に送った時のみ融合デッキから特殊召喚が可能。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分の神龍モンスターは攻撃力が500ポイントアップする。このカードが破壊されたターンのエンドフェイズにデッキからレベル4以下の神龍モンスター2体をフィールドに特殊召喚する事ができる。


「アタックサポート・ドラゴンの効果によって、このカード自身とフレイムブリザード・ドラゴンの攻撃力は500ポイント上昇する!!」


【アタックサポート・ドラゴン】ATK3000→ATK3500

【フレイムブリザード・ドラゴン】ATK2300→ATK2800


「・・・・・ターンエンド」

 俺のエンド宣言と同時にサイバー・ツイン・ドラゴンがフィールドへ帰ってきた。だがカイザーの手札はゼロ。俺の有利に変わりは無い・・・・!

「俺のターン。手札から強欲な壺を発動、カードを2枚ドローする」


【強欲な壺】 通常魔法
今は禁止カード。でも2枚引けるよー。


 手札増強カード・・・・!

「魔法カード、融合解除を発動。俺のフィールドのサイバー・ツイン・ドラゴンをサイバー・ドラゴン2体へ分離させる」

「あんたがただ壁で防御するとは思えない・・・・。一体何を・・・・?」

「さらにフォトン・ジェネレーター・ユニットを発動・・・・サイバー・ドラゴン2体を生け贄に、サイバー・レーザー・ドラゴンを特殊召喚!!」

「サイバー・レーザー・ドラゴンだと・・・・!?」


【フォトン・ジェネレーター・ユニット】 速攻魔法
自分フィールド上の「サイバー・ドラゴン」2体を生け贄に捧げて発動する。自分の手札・デッキ・墓地から「サイバー・レーザー・ドラゴン」1体を特殊召喚する。


【サイバー・レーザー・ドラゴン】
★7 光属・機械族 ATK2400/DEF1800
このカードは通常召喚できない。このカードは「フォトン・ジェネレーター・ユニット」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。このカードの攻撃力以上の攻撃力か守備力を持つモンスター1体を破壊する事ができる。この効果は1ターンに1度しか発動できない。


「サイバー・レーザー・ドラゴンは1ターンに1度、このカードの攻撃力以上の攻撃力か守備力を持つモンスター1体を破壊する事ができる。俺が破壊するのはアタックサポート・ドラゴンだ・・・・!!破壊光線−フォトン・エクス・ターミネーション−!!」

 サイバー・ドラゴンの尻尾に装備されたレーザーでアタックサポート・ドラゴンは簡単に破壊されてしまう。

「くっ・・・・・・!!」

「アタックサポート・ドラゴンがフィールドから存在しなくなったため、フレイムブリザード・ドラゴンの攻撃力は500ポイント下がる」


【フレイムブリザード・ドラゴン】ATK2800→ATK2300


「サイバー・レーザー・ドラゴンにはまだ攻撃が残っている・・・・!フレイムブリザード・ドラゴンに攻撃だ、エヴォリューション・レーザー・ショット!!!」

「ぐはぁぁぁ・・・・・・!!!」

野口【LP4000→3900】

「ターンエンドだ」

「だ・・・だが、アタックサポート・ドラゴンの効果で俺はデッキから神龍−ヘル・ドラゴンと神龍−ヘヴン・ドラゴンをフィールドに特殊召喚する!!」

 まさか1ターンでこの布陣を突破してくるとは・・・・・。やはりカイザーと言われるデュエリスト・・・・・!

「俺のターン!ヘル・ドラゴンとヘヴン・ドラゴンを融合させ、ダークヘヴン・ドラゴンを守備表示で融合召喚する!!」

【ダークヘヴン・ドラゴン】
★7 闇属・ドラゴン族 ATK2000/DEF3000
「神龍−ヘル・ドラゴン」+「神龍−ヘヴン・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードをフィールドから墓地に送った時のみ融合デッキから特殊召喚が可能。このカードがフィールドから離れた時、墓地の神龍モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

「ターンエンド・・・・・・だ」

「俺のターン・・・・!カードを1枚セットし、サイバー・レーザー・ドラゴンの効果を発動する!破壊光線−フォトン・エクス・ターミネーション−!!」

 ダークヘヴン・ドラゴンは成す術も無く破壊されてしまう。だがこのモンスター効果を発動する事が出来る・・・・!

「ダークヘヴン・ドラゴンがフィールドから離れたため、俺は墓地のハリケーン・ドラゴンを守備表示で特殊召喚する。そしてこの時、ハリケーン・ドラゴンの効果が発動し、デッキから2枚引いて1枚捨てる」

「サイバー・レーザー・ドラゴンでハリケーン・ドラゴンに攻撃する!エヴォリューション・レーザー・ショット!!」



第41話「VSカイザー(後編) 究極神龍VSサイバー・エンド・ドラゴン」

「俺のターン!!手札から強欲な壺を発動。その効果でデッキからカードを2枚引く!そして墓地のフレイムブリザード・ドラゴンとダークヘヴン・ドラゴンをゲームから除外し、神龍−バーサーカー・ドラゴンを特殊召喚する!!」


【強欲な壺】 使っただけで簡単にアドバンテージ取れるお手軽かつ強力な通常魔法カード
このカードはデュエルを構成上で不可欠なのだ!


【神龍−バーサーカー・ドラゴン】
★8 闇属・ドラゴン族 ATK3000/DEF0
このカードは通常召喚出来ない。自分の墓地の神龍モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。このカードが破壊された時、手札を捨てる事ができる。このカードの効果で捨てた枚数だけ墓地に存在するレベル4以下の神龍モンスターを特殊召喚する(このカードの効果によって特殊召喚したモンスターの効果は発動しない)。


「バーサーカー・ドラゴンでサイバー・レーザー・ドラゴンに攻撃する!!」

「っ・・・・・!」


丸藤【LP:4000→3400】


「だが・・・・俺は罠カード、第六感を発動!!」


【第六感】 罠
自分は1から6までの数字の内2つを宣言する。相手がサイコロを1回振り、宣言した数字の内どちらか1つが出た場合、その枚数自分はカードをドローする。ハズレの場合、出た目の枚数デッキの上からカードを墓地へ送る。


「俺が宣言するのは『4』と『5』だ・・・・!」

 『4』・・・・・?これはいつも通りの辻褄合わせなのか、ただのカイザーの勘なのか・・・・・?



出た目【4】



「出た目は『4』・・・・・。俺はデッキからカードを4枚ドローする」

「・・・・・ターンエンドだ」

「俺のターン。魔法カード、死者転生を発動!!」


【死者転生】 通常魔法
手札を1枚捨てる。自分の墓地に存在するモンスターカード1枚を手札に加える。


「死者転生の効果で俺は手札のサイバー・フェニックスを墓地へ送り、墓地のサイバー・ドラゴンを手札に加える」

「サイバー・ドラゴンを手札へ・・・・・?」

「さらに融合回収(フュージョン・リカバリー)を発動!!このカードの効果によって、融合召喚に使用したサイバー・ドラゴンと融合の魔法カードを手札へ加える」


【融合回収】 通常魔法
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。


「手札のサイバー・ドラゴン3体を融合させ、サイバー・エンド・ドラゴンを攻撃表示で融合召喚する!!」

「このタイミングでサイバー・エンド・ドラゴンを・・・・・!?」


【サイバー・エンド・ドラゴン】
★10 光属・機械族 ATK4000/DEF2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このモンスターの融合召喚は、上記のカードでしか行えない。このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。


「サイバー・エンド・ドラゴンでバーサーカー・ドラゴンに攻撃!!エターナル・エヴォリューション・バースト!!!」

「・・・・・・・!」 野口【LP:2900】

 カイザーの召喚した3つ首を持つ竜が3体同時に攻撃をしてくる。攻撃力の高いバーサーカー・ドラゴンですら簡単に破壊されてしまう。

 だがこれで・・・・・・・・・・!

「バーサーカー・ドラゴンの効果を発動!!手札を捨てた分だけ、自分の墓地のレベル4以下の神龍モンスターを特殊召喚する事が出来る・・・・・。俺はこの手札6枚を全て墓地へ捨てる!!」

「バカな・・・・!?フィールドに出せるモンスターの数は5体までのはずだ・・・・!」

「いいや・・・・。俺の墓地には既にこのカードが存在している・・・・・・!」


【神龍−フェニックス・ドラゴン】
★6 光属・ドラゴン族 ATK2000/DEF1500
このカードは通常召喚できない。自分の墓地に神龍モンスターが5体以上存在する時のみ、このカードを特殊召喚が出来る。このカードがフィールドから墓地へ送られた時、自分の墓地のレベル4以下の神龍モンスターを6体まで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは1度だけ相手のカードの効果を無効にする。このカードがフィールドまたは墓地に存在する限り、フィールド上の魔法・罠カードゾーンをモンスターカードゾーンとしても扱う事が出来る。


「そう・・・・。神龍−フェニックス・ドラゴンの効果によって、魔法・罠カードゾーンをモンスターカードゾーンとしても扱う事が出来る・・・・・!そして墓地からレベル4以下の神龍を6体特殊召喚する!!」


【神龍−ブリザード・ドラゴン】ATK1400

【神龍−バーニング・ドラゴン】ATK1600

【神龍−アース・ドラゴン】ATK1500

【神龍−ハリケーン・ドラゴン】ATK1200

【神龍−ヘヴン・ドラゴン】ATK1000

【神龍−ヘル・ドラゴン】ATK1300


「っ・・・・。ターンエンドだ」

 俺の融合デッキにフレイムブリザード・ドラゴンやクエイクハリケーン・ドラゴンは1枚ずつしか入っていない・・・・・。ならばこの状況で出すモンスターは・・・・・・・・!

「俺はフィールドの神龍6体を墓地へ送り、融合デッキから究極神龍を融合召喚させる!!!」


【究極神龍】
★12 光属・ドラゴン族 ATK5000/DEF5000
「神龍−ブリザード・ドラゴン」+「神龍−バーニング・ドラゴン」+「神龍−ハリケーン・ドラゴン」+「神龍−アース・ドラゴン」+「神龍−ヘヴン・ドラゴン」+「神龍−ヘル・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードをフィールドから墓地に送った時のみ融合デッキから特殊召喚が可能。このカードは相手のカードの効果を受けない。


「攻撃力5000だと・・・・・!?」

「さらに手札から収縮を発動する。このカードの効果でサイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力を半分にする!!!」


【収縮】 速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。そのモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズまで半分になる。



【サイバー・エンド・ドラゴン】ATK4000→ATK2000



「行くぞ・・・・!!究極神龍でサイバー・エンド・ドラゴンに攻撃!!ファイブ・ギガソニック・フレアァァァァ!!!!」

「ぐはああああ・・・・・・・!!」



丸藤【LP:3400→400】



「・・・・・・ターンエンドだ」

 カイザーの手札は1枚。そして俺の究極神龍は相手のカードの効果を受け付けない。このターン、カイザーがモンスターを引かなければ俺の勝ちだ・・・・・・!

「俺の・・・・ターン!!」





ドローカード【パワー・ボンド】





「俺は手札からパワー・ボンドを発動する!!」

「くっ・・・・・。パワー・ボンドはデッキに2枚以上入っていたのか!?だ、だが、カイザーの手札はたったの1枚。融合モンスターは2体以上の融合しか存在しないハズ・・・・・!」

「そう・・・・。俺は融合素材の変わりに速攻魔法、サイバネティック・フュージョン・サポートを発動する!!」

「サイバネティック・フュージョン・サポート・・・・・・!?」

「発動時、自分のライフを半分払い、機械族モンスターを融合召喚する場合に自分の墓地から融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外する事で、その融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する事ができる!!」



丸藤【LP:400→200】



「俺は墓地のサイバー・ドラゴン3体を除外し、融合デッキからサイバー・エンド・ドラゴンを融合召喚させる!!パワー・ボンドの効果によって、サイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力は2倍になる」



【サイバー・エンド・ドラゴン】ATK4000→ATK8000



「サイバー・エンド・ドラゴンで究極神龍に攻撃!!エターナル・エヴォリューション・バースト!!!!」

 くっ・・・・・!そうだ・・・・あの時、収縮を使わずにセットしておけば・・・・

 カイザーのサイバー・エンド・ドラゴンによって究極神龍が破壊された。そして俺のライフはもう・・・・・。



野口【LP:2900→0】



『そこまでなノーネ!!1回戦目の勝利を飾ったのはデュエル・アカデミア代表、丸藤亮ことカイザー亮なノーネ!!!』

 会場は再び拍手の音がガンガン響いていた。何人かは俺のプレイングミスに気がついただろう。最後の最後でこんな凡ミスをするとはな・・・・・・。

「負けたよ、カイザー・・・・・・」

「俺もこれほど熱いデュエルは久しぶりだった。心から感謝しよう」

 カイザーがフッっと笑って手を出してきた。もちろん、俺は彼の手を握り返してやった。

 俺は負けた・・・・・・。そうなると、賢治がデュエルをするためには2回戦目の伊吹君に任せるしかない。

 丁度、伊吹君もデュエル・フィールドに来ていたので声を掛けておこう。

「伊吹君・・・・。俺は負けてしまった。賢治のためにも・・・・何とか頑張ってくれないか?」

「・・・・・負けるつもりはない」

 伊吹君はそう言い残してデュエル・フィールドへ向かった。どうやら伊吹君の対戦相手はすでにフィールドにいたようだ。


『それでは2回戦目の試合、幸花高校代表は伊吹選手ナノーーーネ!!!そして対するは、デュエル・アカデミア代表の―――』


「・・・いらん!!俺の名は俺が宣言する!!さぁ、アカデミアの諸君!!!一緒に俺の名を言ってみてくれ――――!!」



「一!」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「十!」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「百!」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「千!」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「万丈目サンダ・・・・・って、なぜ誰も言わない!?」

 自分で口にした通り、「一」からずっと彼1人だけ喋っていた。アカデミアの生徒達は全く無反応で冷めた眼をしていた。

 ・・・・この黒い服を着たデュエル・アカデミアの生徒はどうやら漫才師らしいな。制服も1人だけ黒いし、デュエル・アカデミアの不良のようだ。

 そういえば、「万丈目」って名前は何処かで聞いたことがあるな。万丈目コーポレーションだっけ?万丈目カンパニーだっけ?万丈目バーガー?・・・万丈目・・・・万丈目・・・・・うーむ・・・・・・・思いだせない。



 先ほどの「万丈目宣言」が気に食わなかったのか、伊吹君はデュエル・ディスクをセットするなりちょっと不機嫌そうな声で叫ぶ。

「くだらない事をしていないで早くしろ、万丈目!」

 その伊吹君の声に負けないくらいの声で彼はこう言った。

「万丈目さんだ、伊吹!!」




 ―――デュエル!!



伊吹【LP:4000】 万丈目【LP:4000】



第42話「VS万丈目(前編) 炎のフィールド−バーニング・ブラッド−!」

 やっと俺・・・・伊吹と万丈目のデュエルが開始される。藤原がデュエルするためには、この試合は何としても俺が勝たなければならない・・・・・!

「俺から先攻を取らせてもらおう、伊吹!!まずは苦渋の選択を発動!!」


【苦渋の選択】 通常魔法
デッキからカードを5枚選択して相手に見せる。相手はその中から1枚を選択する。そのカードを自分の手札に加え、残りは墓地に捨てる。


「俺が選択する5枚はこれだ!!!」


【仮面竜】

【ドラゴンフライ】

【地獄戦士】

【Z−メタル・キャタピラー】

【Y−ドラゴン・ヘッド】


 全てモンスター・・・・・?

 ドラゴンフライに仮面竜・・・・攻撃力1500以下の風属性でありドラゴン族のモンスターを呼び出させる気か・・・・?

「俺が選択するのは・・・・・Y・・・・、Y−ドラゴン・ヘッドだ」

 俺の宣言通り、奴はY−ドラゴン・ヘッドを手札に加えて他のカードを全て墓地へ送る。あからさまに奴の顔がニヤけていた気がするが・・・・罠か?

「さらに俺は前線基地を発動!!」


【前線基地】 永続魔法
自分のメインフェイズに1度だけ、手札からレベル4以下のユニオンモンスター1体を特殊召喚することができる。この効果は1ターンに1度しか使えない。


「前線基地の効果でW−ウィング・カタパルトを特殊召喚し、V−タイガー・ジェットを召喚!!」

「そしてVとWをゲームから除外し、VW−タイガー・カタパルトを特殊召喚する!!」


【VW−タイガー・カタパルト】
★6 光属・機械族 ATK2000/DEF2100
「V−タイガー・ジェット」+「W−ウィング・カタパルト」
自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。手札を1枚捨てる事で、相手フィールド上のモンスター1体の表示形式を変更する。(この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。)


「いきなり融合モンスターを召喚か・・・・・」

「さらに俺はカードを1枚セットし、ターンエンドだ!」

「俺のターン・・・・!手札から天使の施しを発動!!カードを3枚引き、2枚捨てる。そしてフィールド魔法発動、バーニングブラッドを発動!!」


【バーニングブラッド】 フィールド魔法
全ての炎属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、守備力は400ダウンする。


 俺が発動したフィールド魔法によって、あたりは溶岩のような場所に変わる。

 フィールド魔法は相手プレイヤーにも影響されてしまう。だが、こっちのデッキは炎属性を多めなのは事実であり、奴のデッキに炎属性は少ないハズだ。

「そして俺は墓地のプロミネンス・ドラゴンをゲームから除外し、炎の精霊 イフリートを特殊召喚する!!」


【炎の精霊 イフリート】
★4 炎属・炎族 ATK1700/DEF1000
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の炎属性モンスター1体をゲームから除外して特殊召喚する。このモンスターは自分のバトルフェイズ中のみ、攻撃力が300ポイントアップする。


「そしてUFOタートルを手札から通常召喚!!」


【UFOタートル】
★4 炎属・機械族 ATK1400/DEF1200
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、デッキから攻撃力1500以下の炎属性モンスター1体を自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。その後、デッキをシャッフルする。


「この2体はどちらも炎属性だ。よって2体とも攻撃力が500ポイント上昇する」


【炎の精霊 イフリート】ATK1700→ATK2200

【UFOタートル】ATK1400→ATK1900


「ちぃぃ・・・・!」

「イフリートでVWに攻撃だ!!イフリートは自分のバトルフェイズ中、攻撃力が300ポイント上昇する!!!」


【炎の精霊 イフリート】ATK2200→ATK2500


「ぐはああああ!!」


万丈目【LP:4000→3500】


「UFOタートルで万丈目にダイレクトアタックだ!!!」

「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


万丈目【LP:3500→1600】


 何だコイツは・・・・・?ここまでオーバーリアクションしなくてもいいだろ・・・・。

「フフ・・・・・・・フハハハハ、伊吹!!それも俺の読み通りさ!」

「何だと・・・・?」

「俺のターン、ドロー!!強欲な壺を発動し、デッキからカードを2枚引く!そして永続魔法、前線基地の効果でY−ドラゴン・ヘッドを特殊召喚させ、X−ヘッド・キャノンを召喚する!!」


【強欲な壺】 ホントに強欲な通常魔法
2枚引きたまえ、万丈目にゃんだー。


「くっ・・・・」

「さらに俺は罠カード、ゲットライド!を発動!!俺の墓地に存在するZ−メタル・キャタピラーをX−ヘッド・キャノンに装備させる!!」


【ゲットライド!】 罠
自分の墓地に存在するユニオンモンスター1体を選択し、自分フィールド上に存在する装備可能なモンスターに装備する。


「これで揃った!!フィールドのX、Y、Zをゲームから除外し、XYZ−ドラゴン・キャノンを融合召喚!!」


【XYZ−ドラゴン・キャノン】
★8 光属・機械族 ATK2800/DEF2600
「X−ヘッド・キャノン」+「Y−ドラゴン・ヘッド」+「Z−メタル・キャタピラー」
自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。このカードは墓地からの特殊召喚はできない。手札のカードを1枚捨てる事で、相手フィールド上のカード1枚を破壊する。


「攻撃力2800・・・・!」

「俺は手札を1枚捨て、UFOタートルを破壊する!!」

 こいつ・・・・!ただの漫才師じゃなかったのか・・・・?

 UFOタートルは戦闘で破壊されて力を発揮するモンスターだ。だが戦闘以外で破壊されてしまっては効果が発動しない・・・・!

「XYZ−ドラゴン・キャノンでイフリートに攻撃だ!!ハイパー・ディストラクション!!!」

「ちぃぃ・・・・・・!」


伊吹【LP:4000→3400】


「ハッハッハッハ!!形勢逆転だな、伊吹!!」

「フッ・・・・だからどうした、万丈目!!」

「万丈目さんだ!!!」

「フン・・・・。俺のターン、手札からフレイムレインを発動!!俺は手札の炎帝テスタロスを墓地へ送り、お互いに1000ダメージを与える!!・・・・・だが、俺はこの時、速攻魔法、炎の壁を発動!!」


【フレイムレイン】 通常魔法
手札の炎属性モンスターを墓地へ送る事で発動する。お互いのプレイヤーは1000ポイントダメージを受ける。その後、自分のデッキから炎属性モンスターを手札に加える事が出来る。


【炎の壁】 速攻魔法
発動ターン、魔法カードの効果によるダメージを0にする。ダメージを0にできたとき、自分の墓地から炎属性・炎族モンスターを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる(この効果は1度しか使えない)。


「何いぃぃぃ!!」

「そう・・・・フレイムレインの効果でダメージを受けるのはお前だけだ!!」


「ぬぁぁぁぁぁぁ!!」 万丈目【LP:1600→600】


「そしてフレイムレインのもう1つの効果で俺はデッキからヘルフレイムエンペラーを手札に加える!」

「ダメージを0にしたことによって、俺は今捨てた炎帝テスタロスを特殊召喚する。そしてテスタロスも炎属性のため、攻撃力が500ポイント上昇する!!」


【炎帝テスタロス】ATK2400→ATK2900


「何いぃぃぃ!?XYZの攻撃力を超えたぁぁぁ!」

「テスタロスでそのプラモデルに攻撃しろ!!」

「プ、プラモデルだとぉぉぉ〜〜〜!?」

 テスタロスがフィールドの炎を使い、万丈目のプラモデルをバラバラに破壊した。

「ぬぅぅぅ・・・・!またプラモデルと・・・・・!!」


万丈目【LP:500】


「ターンエンドだ、万丈目!!」

「万丈目さんだ!!まずは魔法カード、貪欲な壺を発動!!このカードは墓地からモンスターを5体選択し、それらのカードをデッキに戻し、デッキからカードを2枚引く!」


【貪欲な壺】 通常魔法
自分の墓地からモンスターカードを5枚選択し、デッキに加えてシャッフルする。その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。


「お前・・・・まさかそのために最初に使った苦渋の選択でモンスターを墓地へ・・・・?」

「その通り!!俺は墓地の仮面竜、ドラゴンフライ、地獄戦士、XW−タイガー・カタパルト、XYZ−ドラゴンキャノンを選択する!!!」

 貪欲な壺の効果で墓地の融合モンスターを選択した場合、融合モンスターは融合デッキに戻すことが出来る・・・・・。奴はそれでモンスターの枚数を稼いだか・・・・・!

「そしてカードを2枚ドロー!!・・・・この2枚のカードをセットし、リビングデッドの呼び声を発動する!!」


【リビングデッドの呼び声】 永続罠
自分の墓地からモンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。


「俺は基地の炎獄魔人ヘル・バーナーを復活させる!」


【炎獄魔人ヘル・バーナー】
炎 ★6 悪魔族・効果 攻2800 守1800
このカードを除く自分の手札を全て墓地に捨て、さらに自分フィールド上の攻撃力2000以上のモンスター1体を生け贄に捧げなければ通常召喚できない。相手フィールド上モンスター1体につきこのカードの攻撃力は200ポイントアップする。このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体につきこのカードの攻撃力は500ポイントダウンする。


「くっ・・・・さっきのXYZの効果で墓地に送っていたのか・・・・・!!」

「うはははははははははははは!!!ハハハハハハハ!!ど〜する伊吹!!このヘル・バーナーは上級モンスターだ。しかも相手モンスター1体につき攻撃力が200ポイントアップする。お前の場のモンスターは1体。よってヘル・バーナーの攻撃力は200ポイントアップする!そしてお前が出してくれたバーニングブラッドの効果でさらに500アップする!!」

 コイツ・・・!!第12話「酸素+水素=H2O(ウォーター)ドラゴン」2004年12月22日放送の時とほとんど同じセリフを言ってやがる・・・・!

【炎獄魔人ヘル・バーナー】ATK2800→ATK3000→ATK3500



第43話「VS万丈目(後編) ヘル・バーナーVSヘルフレイムエンペラー」

「ヘル・バーナーでテスタロスに攻撃だ!!万丈目ファイヤースペシャル!!!」

 万丈目はおかしな攻撃名で攻撃宣言してきやがった。これは自然にそうなったのか俺を挑発しているのか気になるが・・・・。

「くっ・・・・・!」 伊吹【LP:2800】

「フハハハハハ、ターンエンドだ!!」


 俺は・・・・・

 俺は負けるわけにはいかない・・・・!野口先輩が負けた後、藤原は・・・・・






――――――――――――――――――――――――――――






「伊吹君・・・・」

「何だ?」

「デュエル・アカデミアのカイザーさんは有名だから野口さんは負けたのかも知れない。でも2回戦目も3回戦目も、きっと強力なデュエリストが・・・・」

「だからどうかしたのか・・・・?」

「野口さんが帰ってきたら野口さんにも言うけど、負けても気にしなくて良いと思うんだ。ボクは何度も何度も負けているけど、ここまで来ることが出来た。でもそれは野口さんと角田さんのおかげだから・・・・」

「・・・・・・そうか」

「何となく分かると思うけど、ボクはいつも物事を引きずってしまうんだ。悪いことがあったらいつまでもその事を悪い方向にばっかり考えてしまって・・・・・何をすればいいのか分からなくて、1人で悩んで抱えこんでしまって・・・・・。でも、ボクと違って伊吹君は違うんだ」

「?」

「伊吹君が来てからそんなに経ってないけど、自分が失敗した時、その責任を感じて何かを実行しようとすると思うんだ」

「何か・・・・だと?」

「・・・・・・・・・・・・」

「・・・・知らんな」

「えっ?」

「俺は絶対に勝つ。それで藤原がデュエルで勝って、そうやってこの大会を終わらせてやればいいんだ」

「伊吹君・・・・・」

「だから余計な心配はするな。俺の事は放っておいて、デッキでも見直しておくんだな」






――――――――――――――――――――――――――――






 あいつにデュエルをさせる事が今、俺のやるべき事だ。そうやってこの大会を終わらせると言ったからにはそう終わらせてやる。そしてそのために俺は勝つ・・・・・!

「俺のターン、ドロー!!手札から地獄炎の衝撃(ヘルフレイム・インパクト)を発動する!!この効果によって、手札の炎属性モンスター1体を通常召喚する・・・・!いでよ、ヘルフレイムエンペラー!!」


【地獄炎の衝撃(ヘルフレイム・インパクト)】 通常魔法
手札から炎属性モンスター1体を自分フィールド上に召喚する(生け贄は必要としない)。このカードによって召喚したモンスターは、元々の攻撃力分だけ攻撃力がアップする。発動ターンのエンドフェイズ時、このカードを発動したプレイヤーはライフが半分になる。


【ヘルフレイムエンペラー】
★9 炎属・炎族 ATK2700/DEF1600
このカードは特殊召喚できない。このカードの生贄召喚に成功した時、自分の墓地の炎属モンスターを5枚まで除外する事ができる。この効果によって除外した枚数分だけフィールドの魔法・罠を破壊する。


「ヘルフレイム・インパクトの効果によって攻撃力を2倍にし、バーニング・ブラッドの効果でさらに500ポイントアップさせる!!」


【ヘルフレイムエンペラー】ATK2700→ATK5900


「攻撃力5900だとぉぉぉ!?」

「これで終わりだ、万丈目!!!ヘルフレイムエンペラーでヘル・バーナーに攻撃だ!!!!」

「ハハハハハ、罠カード発動!ディメンション・ウォール!!」

「何だと・・・・・!」


【ディメンション・ウォール】 罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。この戦闘によって自分が受ける戦闘ダメージは、かわりに相手が受ける。


「俺のヘル・バーナーは破壊されてしまうが、ダメージはお前が受けてもらう!!」

 ヘルフレイムエンペラーの炎でヘル・バーナーは破壊できるが、その炎が俺の方に跳ね返ってくる。

「ぐあああああああ・・・・・・・!!!!」


伊吹【LP:2800→400】


「俺は地獄炎の衝撃の効果でライフが半分になる・・・・・。ターンエンドだ・・・・」


伊吹【LP:400→200】


「フハハハハ、このターンで終わりだ伊吹!!このデュエルで俺の最後のドローカードは―――――!!」



ドローカード【おジャマ・イエロー】



「ぬあぁっ!?なぜ貴様が俺のデッキに入っている!?!?」

 何だ・・・・?奴はカードに向かって話しかけている・・・・。やはり頭のネジが取れ・・・・

「お前の兄弟の事など知らんと言っているだろ!!最後のドローがお前とは全くついていない・・・・・!」

 万丈目は誰もいない方向に1人で会話をしている。やはりコイツはデュエルの出来る漫才師なのか?

「・・・・何をやっている?」

「ええい、罠カード、異次元からの帰還を発動!!」


【異次元からの帰還】 罠
ライフポイントを半分払う。ゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。エンドフェイズ時、この効果によって特殊召喚されたモンスターを全てゲームから除外する。


「ライフを半分払い、俺はゲームから除外されているモンスター全てを特殊召喚する!!」

「全てだと・・・・・!?」



【V−タイガー・ジェット】ATK1600

【W−ウィング・カタパルト】ATK1300

【X−ヘッド・キャノン】ATK1800

【Y−ドラゴン・ヘッド】ATK1500

【Z−メタル・キャタピラー】ATK1500



「俺はVとWを融合し、XとYとZを融合させる!!!」

「くっ・・・・またそいつらを・・・・・!!」

 万丈目のフィールドには2体のプラモデルが並ぶ。

「まだだ、まだ終わっていない!!俺はこのVW−タイガー・カタパルトとXYZ−ドラゴン・キャノンをさらに合体させる!!!!」

「何だと・・・・・・・!」

「ふはははははははは、VWXYZ(ヴィトゥズィ)−ドラゴン・カタパルト・キャノンを融合召喚!!!」



【VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノン】
★8 光属・機会族 ATK3000/DEF2800
「VW−タイガー・カタパルト」+「XYZ−ドラゴン・キャノン」
自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。1ターンに1度、相手フィールド上のカード1枚をゲームから除外する。このカードが攻撃する時、攻撃対象となるモンスターの表示形式を変更する事ができる。(この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。)



「どーーーだ!!!これでもお前はプラモデル扱い出来るか!?」



 ・・・・・・・・・・・・・・・むしろこれは余計・・・・


「いや、やっぱり、もうどうでもいい!!とにかく俺はVWXYZの効果を発動!!ヘルフレイムエンペラーをゲームから除外する!!」

「くっ・・・・・!」

 俺のフィールドには何もカードは無い。そして・・・・奴の攻撃を防ぐ手段も無い。そして奴はバトルフェイズを行える・・・・。



 ・・・・・・・・・・負けるのか?



「VWXYZ―アルティメット・ディストラクション・サンダーーーーーーー!!!!」

 コテコテに合体したプラモデルの砲門から全弾を打ち込まれる。

「ぐはぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・!!!」




伊吹【LP:0】




 くそ・・・!!俺はこんな奴に・・・・・・。


「ハハハハハハ!!!行くぞ!!デュエル・アカデミアの諸君!!そして一般席の諸君も、幸花高校の諸君も一緒に宣言しよう!!!」

 あいつ・・・・また最初やったのをやる気か・・・・・?



「一!!!」

「一!!!」

 な、何だ?みんなやっている・・・・?さすがに藤原は戸惑っている様子だが、それよりも会場の連中の方が凄い事になっている。


「十!!!」

「十!!!」


「百!!!」

「百!!!」


「千!!!」

「千!!!」


「万丈目、サンダーーーーーーー!!!!」

「サンダーーーー!!」

 まるでライブ会場に来たように騒がしい。あいつのデュエルはここまで影響力を与える物なのか・・・・?

『サンダー!サンダー!サンダー!』


『VWXYZ!!VWXYZ!!VWXYZ!!』


『3回戦目もデュエルしろーーーーー!!』


『3戦目!!3戦目!!3戦目!!』


『落ち着いてくだサーイ!!!ちょ、ちょっと待ってーノ!!!』


『3戦目!!3戦目!!3戦目!!』


「伊吹くん!」

 会場が騒がしいから声が聞き取りにくかったが、この声は藤原だな。

「何か・・・・すごい展開だね」

「ああ・・・・・・」

 万丈目はこっちを見て微かに笑ってフィールドから去っていく。あいつ・・・・格好つけやがって・・・・!


『3戦目!!3戦目!!3戦目!!』


『わ、わかりましたーーノ!!3回戦目のデュエリストは、フィールドに来てくださいノーネ!!』

 審判の先生がその言葉を発した瞬間、一般席から叫び声が聞こえる。

『さすがだーーーーー!オカッパ先生!!!』

『オ、オカッパじゃないワーヨ!!』

 デュエル・アカデミアの生徒といい教師といい、こいつらは全員ノリが良すぎる。俺ではとてもついて行けそうにない。

「えっと・・・・試合の前にも言ったけど、全然気にしないで欲しいんだ」

 藤原は突然、申し訳無さそうに言う。こいつは同じ事を何度も何度も・・・・。

「そんな事はわかっている。俺が勝ちたかった理由は3回戦目を見たかっただけだからな」

「・・・・ありがとう。それじゃあ行って来るよ」

「おい、デュエル・アカデミアの舞台だぞ?あの時みたいに気合の入った事は言えないのか?」

 こいつなら分かっているハズだ。Jデュエルから病院へ行くときの・・・・

「・・・・それじゃあ、行って来る!!!」

 藤原の言葉は会場中の声を一瞬止めたが、こいつのせいでさらに会場はヒートアップしてしまった。



第44話「VS十代(前編) 沈黙の剣士!」

『藤原君、頑張れよーーーーーーーーーーー!!!』


『にょほほほほほ!藤原君、頑張るんだじょおおおん!』


『藤原、負けたらぶっ飛ばすぞギョハハハハハハハハ!!!』


 アルファベットシリーズの方々の応援が会場中に響く。応援してくれているのは嬉しいけど、こう言う風に応援がたくさんある場合って大抵ボクが負けるんだよなぁ・・・・。


『ゴホンゴホン。エーー、この3回戦目は本来ならば行われなかったものでース。シカーシ、会場の皆様やデュエリスト達の情熱は素晴らしいノーネ!よって、我々は最後のデュエルを見届けようと思いマース!!』


 少し怖い先生が3回戦目の開会を宣言する。やっぱり会場はハイテンションなままだ。


『それでーワ、3回戦目の選手を紹介しますーノ!!』


 ・・・・・来た。デュエル・アカデミアの偉い人に名前を呼ばれるのはちょっと緊張する。


『まずはデュエル・アカデミアのドロップアウトボーイ代表、遊城十代ーーーーー!!そして、対するは幸花高校1年生でありながら期待の星と噂されている、藤原賢治選手なのーーーーネ!!!』


 ・・・・・・・・・・?

 ちょっと待ってください、期待の星って何ですか!?

「藤原、期待の星だから頑張れよーーーーーーーーーーー!!!!!」

 平見先生・・・・?

 そういえば、出場選手リストをデュエル・アカデミアに送ったのは平見先生だった気が・・・・。

 たぶん名前の横に「幸花高校の期待の星!」とでも書いたに違いない。



 ・・・・・・やられた。



「おぉぉぉぉ!!やっぱりお前が幸花高校で一番強いのか!?クゥ〜〜ッ、ワクワクするぜ!!」

「え?いや、それは・・・・・・」

「俺は遊城十代!よろしくな、賢治!」

 あ・・・・!

 ボクは彼の言葉を聞いて、衝撃的に質問したくなる。

「もしかして、君がこの大会を・・・・・?」

「ん・・・?大会を再開させた事か・・・?だってさ、不戦勝なんてつまんないじゃん」

 なるほど・・・・。彼は心からデュエルを楽しんでいるようだ。

「ありがとう・・・・!こちらこそよろしく、遊城君!」

「遊城君?ははは、みんな俺の事は十代って呼んでるから十代でいいぜ!」

「わかった、十代君・・・・!」


『それではデュエル開始ナノーーネ!!!』



 ――――デュエル!!!!



藤原【LP:4000】 十代【LP:4000】



「俺から行くぜ、ドロー!!まずはE・HERO ワイルドマンを攻撃表示で召喚する!」


【E・HERO ワイルドマン】
★4 地属・戦士族 ATK1500/DEF1600
このカードは罠の効果を受けない。


「さらにサイクロン・ブーメランをワイルドマンに装備するぜ!!」


【サイクロン・ブーメラン】 装備魔法
「E・HERO ワイルドマン」にのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。装備モンスターが他のカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。破壊した魔法・罠カードの枚数×100ポイントダメージを相手ライフに与える。


「サイクロン・ブーメランの効果でワイルドマンの攻撃力を500ポイントアップ!!俺はこれでターンを終了する!」


【E・HERO ワイルドマン】 ATK1500→ATK2000


 ワイルドマンは罠の効果を受けないと言う強力な効果を持っている・・・・。そして攻撃力も2000だ。でもボクの手札には・・・・・!

「ボクのターン、ドロー!!手札からサイバー・ドラゴンを攻撃表示で特殊召喚!!」

「なっ、サイバー・ドラゴン・・・・!?」


【サイバー・ドラゴン】
★5 光属・機械族 ATK2100/DEF1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。


「賢治、お前もカイザーと同じ、サイバー・ドラゴンデッキなのか・・・・!?」

「ううん・・・。ボクは手札からサイレント・ソードマンLV3を召喚して、レベルアップ!を発動・・・・!フィールドのサイレント・ソードマンLV3を墓地へ送り、手札からサイレント・ソードマンLV5を特殊召喚!!」


【レベルアップ!】 通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つモンスター1体を墓地へ送り発動する。そのカードに記されているモンスター1体を、召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。


【サイレント・ソードマンLV5】
★5 光属・戦士族 ATK2300/DEF1000
このカードは相手の魔法の効果を受けない。このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、次の自分のターンのスタンバイフェイズ時に表側表示のこのカードを墓地へ送る事で「サイレント・ソードマンLV7」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。


「ぬぉぉぉぉ!!」

「ど、どうしたんだい・・・・・!?」

 十代君が目を大きく開けてビックリしている。まさか緊張のしすぎでお腹が痛いのかな・・・・・?

「カッチョイイィィィイ!!俺も欲しいなぁぁ〜〜〜」

 あれれ、全然違った・・・・・・。

「と、とりあえず、サイバー・ドラゴンでワイルドマンに攻撃!!エヴォリューション・バースト!!」

「くっ・・・ワイルドマンが・・・・!」 十代【LP:3900】

「サイレント・ソードマンLV5で十代君にダイレクトアタック!」



 ―――沈黙の剣LV5!!



「うわぁぁぁぁーーー!!」 十代【LP:1600】

「ちょっと、十代、いきなり何やってんのよ!」

「兄貴、何やってるんっすか!」

 十代君のライフが減ると、金髪のお姉さんと背の低い水色の髪の人がほぼ同時に十代君を注意していた。さっきの『サンダー』って言う人は何も言わずに呆れているだけだった。

「へへっ、まだライフは残っているから大丈夫だぜ!!」

「ターン終了・・・・!」

「俺のターン!!」


ドローカード【E・HERO クレイマン】


「よし、俺は魔法カード融合を発動!!手札のスパークマンとクレイマンを融合させ、サンダー・ジャイアントを融合召喚!!」


【E・HERO サンダー・ジャイアント】
★6 光属・戦士族 ATK2400/DEF1500
「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。自分の手札を1枚捨てる事で、フィールド上に表側表示で存在する元々の攻撃力がこのカードの攻撃力より低いモンスター1体を選択して破壊する。この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。


『おぉぉーーー!!サンダー!!サンダー!!サンダー!!』

 また観客の人達が騒ぎ始めた。『サンダー』さんがよほど影響力があったらしい。

「ち、違う違う!!そのサンダーじゃないっつーの!!これは俺と賢治のデュエルなんだぞ!」

「十代君、ここは気にせずに・・・・」

「あ、おっと、すまねぇ!俺は手札のE・HERO バーストレディを墓地へ送り、サンダー・ジャイアントの効果を発動!!サイレント・ソードマンLV5を破壊する!!」

「いっけぇぇぇぇ!!サンダー・ジャイアントでサイバー・ドラゴンに攻撃!!ボルティック・サンダーーー!!」

 その名の通り、非常に大きい戦士が腕に雷をため、サイレント・ソードマンLV5を破壊する。

「・・・・・・・!」 藤原【LP:4000→3700】

「ターンエンドだ、賢治!!」

「ボクのターン!!」

 さすがデュエル・アカデミアの生徒さんだ・・・・・。でもサイレント・ソードマンLV5を破壊する事は読んでいたよ・・・!

「手札からダブルレベルアップ!を発動!!このカードは墓地に存在するLVモンスターをゲームから除外し、そのカードに記されているモンスター1体を手札またはデッキから特殊召喚する・・・・・!」


【ダブルレベルアップ!】 通常魔法
墓地に存在する「LV」を持つモンスター1体をゲームから除外して発動する。そのカードに記されているモンスター1体を、召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。


「ボクは墓地のサイレント・ソードマンLV5をゲームから除外し、デッキからサイレント・ソードマンLV7を特殊召喚する!!」


【サイレント・ソードマンLV7】
★7 光属・戦士族 ATK2800/DEF1000
このカードは通常召喚できない。「サイレント・ソードマンLV5」の効果でのみ特殊召喚できる。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上の魔法カードの効果を無効にする。


「サイレント・ソードマンLV7が存在する限り、フィールドの魔法の効果は全て無効になる!!」

「何!魔法の効果が全て無効だって・・・・!?」

 十代君がショックを受けている時、外野席で微かに声が聞こえてくる・・・・。

「なるほど・・・・十代は融合を使って強力なヒーローを出すデッキだ。俺は融合ヒーローにこだわりすぎ、融合召喚のみ恐れていた・・・・。だが、あの藤原君は・・・・」

「三沢君、君のセリフはそれで最後だよ」

「!!!!」

「ボクのバトルフェイズ・・・・!サイレント・ソードマンLV7でサンダー・ジャイアントに攻撃する!!」



 ―――沈黙の剣LV7!!



「うあああ!!」 十代【LP:1600→1200】

(くっ・・・・!賢治はかなり強い・・・・・!!俺のライフが1200に対し、賢治のライフはまだ3700だ・・・・・)

「ターン終了!」

「俺のターン、ドロー!」

(ヒーロー見参か・・・・!)

「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ!!」

 あのカードはたぶん罠カード・・・・。でもボクの手札にそれを破壊するカードは無い・・・!

「ボクのターン!!サイレント・ソードマンLV7で十代君に直接攻撃する!!」

「罠カード発動、ヒーロー見参!!!」


【ヒーロー見参】 罠
相手の攻撃宣言時、自分の手札から相手プレイヤーはカードを1枚ランダムに選択する。それがモンスターカードだった場合は自分フィールド上に特殊召喚する。違った場合は墓地へ送る。


「俺の手札はこの1枚!ヒーロー・キッズを守備表示で特殊召喚するぜ!!」


【ヒーロー・キッズ】
★2 地属・戦士族 ATK300/DEF600
このカードが特殊召喚に成功した時、デッキから「ヒーロー・キッズ」を任意の枚数特殊召喚する事ができる。


「ヒーロー・キッズが特殊召喚されたため、俺はさらにデッキから2体、ヒーロー・キッズを特殊召喚する!!」

「モンスターが3体に増えた・・・・!?」

 サイレント・ソードマンLV7はそのままヒーロー・キッズに攻撃をした。それでもまだ彼のフィールドには2体のヒーロー・キッズが残っている・・・・。

「へへっ、そう簡単に負けるわけにはいかないからな〜」

「やるね、十代君・・・・!ボクのターンは終了だよ」

「俺のターン、ドロー!もう1度、カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

「ボクのターン!!」

 またモンスターを引けなかった・・・・。このアカデミア戦が終わったら帰りの船に乗っている時にもう1度調整しなおそう。

「サイレント・ソードマンLV7でヒーロー・キッズに攻撃!!・・・・・ターン終了」

 これで残りのヒーロー・キッズの数は1体・・・・!

「俺のターン、ドロー!もう1度、カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

「十代君、さっきと同じセリフを言ってるよ・・・・・」

「あれ?・・・・・・・あ、ホントだ。ハッハッハッハ!!」

「ははは、コピー&ペーストってバレちゃうよ。・・・・ボクのターン!!」




 来た!!!




「ボクは手札からブレイドナイトを攻撃表示で召喚!!」


【ブレイドナイト】
★4 光属・戦士族 ATK1600/DEF1000
自分の手札が1枚以下の場合、フィールド上のこのカードの攻撃力は400ポイントアップする。また、自分のフィールド上モンスターがこのカードしか存在しない時、このカードが戦闘で破壊したリバース効果モンスターの効果は無効化される。


「・・・・・!」

「ブレイドナイトでヒーロー・キッズに攻撃!!」

 これで壁モンスターは無くなった!

「リバースカードオープン、蘇りし魂!!」


【蘇りし魂】 永続罠
自分の墓地から通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。


「このカードの効果によって俺は墓地のクレイマンを守備表示で特殊召喚する!!」


【E・HERO クレイマン】DEF2000


「それでもサイレント・ソードマンLV7の攻撃力なら倒せる!!LV7でクレイマンに攻撃!!」

「よっし・・・・!!罠カード、クレイチャージを発動!!」

「それは・・・・クレイマンが攻撃対象になった時に発動出来るカード・・・・!」


【クレイチャージ】 罠
自分フィールド上の「E・HERO クレイマン」が攻撃対象に選択された時に発動する事ができる(選択されたカードがセットされている場合、そのカードをめくって確認する)。攻撃モンスターと選択された「E・HERO クレイマン」を破壊し、相手ライフに800ポイントダメージを与える。


「そう!その攻撃モンスターとクレイマンを破壊し、相手に800ポイントのダメージを与える!!」

 サイレント・ソードマンがクレイマンに剣を振りかざす瞬間、クレイマンはカウンターパンチを繰り出した。

「サイレント・ソードマンが・・・・!」 藤原【LP:3700→2900】

「よし、これで俺は魔法を使えるようになるぜ!!」

「でも十代君・・・・。君はサイレント・ソードマンを倒すのにカードを何枚も消費した・・・・!君の手札とフィールドには何も無いんだよ・・・・?」

「ああ。だからこそワクワクするんだよ〜!このターン、俺が奇跡を起こしてやるぜ・・・・!!」

「・・・・・・?」
「俺のターン、ドロー!!」



第45話「VS十代(後編) サイレント・ソードマンVSシャイニング・フレア・ウィングマン」

(頼む・・・・!来てくれ!!)


ドローカード【E・HERO バブルマン】


「よっしゃああ!俺は手札からE・HERO バブルマンを攻撃表示で特殊召喚する!!」

「そんな・・・・!この状況でバブルマンを・・・・・!」


【E・HERO バブルマン】
★4 水属・戦士族 ATK800/DEF1200
手札がこのカード1枚だけの場合、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に自分のフィールド上と手札に他のカードが無い場合、デッキからカードを2枚ドローする事ができる。


「俺はバブルマンの効果でデッキからカードを2枚ドロー!そして手札からバブル・シャッフルを発動!!」


【バブル・シャッフル】 速攻魔法
「E・HERO バブルマン」がフィールド上に表側表示で存在する時のみ発動する事ができる。
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する「E・HERO バブルマン」1体と相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を守備表示にする。守備表示にした「E・HERO バブルマン」1体を生け贄に捧げ、「E・HERO」と名のつくモンスター1体を手札から特殊召喚する。


「俺のバブルマンと賢治のブレイドナイトを守備表示にし、そのバブルマンを生け贄にして手札からE・HEROと名のつくモンスター1体を特殊召喚する!!出でよ、エッジマン!!!」


【E・HERO エッジマン】
★7 地属・戦士族 ATK2600/DEF1800
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。


 水鉄砲を腕に装備したヒーローがフィールドから消え、全身が金色のヒーローが現れる。

「エッジマンでブレイドナイトに攻撃だ!!パワー・エッジ・アタァァァック!!!!」

 くっ・・・・・ブレイドナイトの守備力は1000。エッジマンには貫通効果があるため、1600のライフが削られてしまう・・・・・!!

「ぐはぁぁぁぁーーー!」 藤原【LP:2900→1300】

「ターン終了!!へへっ、どーだ賢治!」

「やるね・・・・ボクのターン、ドロー!!手札から増援を発動!!」


【増援】 通常魔法
デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加え、デッキをシャッフルする。


「増援の効果でデッキからD.D.アサイラントを手札に加え、攻撃表示で召喚する!!」


【D.D.アサイラント】
★4 地属・戦士族 ATK1700/DEF1600
このカードが相手モンスターとの戦闘によって破壊された時、相手モンスターとこのカードをゲームから除外する。


「ボクはこれでターン終了!」

「確かそれって戦闘で破壊したモンスターを除外するんだよな〜・・・・。う〜ん・・・・とりあえずドローだ!!よし、強欲な壺を発動!デッキからカードを2枚ドローする!」


【強欲な壺】 通常魔法
さて・・・まずは私の話を聞いてくれ。そもそもアニメで強欲な壺が乱用されるのはなぜか。それは辻褄合わせにピッタリだからだ!!基本的に格好良くコンボを決めるときは多数カードが必要なのだ。だがルール上、1ターンに1度しかカードは引けない!それでは1ターン1ターンが単調になってしまうのだ。が、しかし!!強欲な壺があればそれも解消される!1度のドローフェイズに2回を行えると言うことはコンボ性も高まり、そのデュエルの質も上昇する!だからこの状況で十代はこの「強欲な壺」を引き、その効果で「悪夢の蜃気楼」と「非常食」を都合よく引く(引ける)のだ!!しかしアニメGXと言い、ハピフラ(=Happy Flower)と言い、回を重ねる度に使用回数が増えているのは否めないのでそろそろ辞めた方が良いかも知れない。この調子だとアニメのバブルマンの効果も修正はされないだろう。おっと、このカードの説明を忘れる所でしたね。え〜っと、自分のデッキからカードを2枚ドローするんです。結構有名ですけど、知っていましたか?にょほほほほ。


「俺はカードを1枚伏せ、さらに悪夢の蜃気楼を発動!俺のターンは終了だ!」


【悪夢の蜃気楼】 永続魔法
相手のスタンバイフェイズ時に、自分の手札が4枚になるようにカードをドローする。自分のスタンバイフェイズ時に、その効果でドローした枚数分だけカードを手札からランダムに捨てる。


「ボクのターン、ドロー!!」

「よっしゃあ、永続魔法『悪夢の蜃気楼』の効果発動!!このカードの効果で相手のスタンバイフェイズに自分の手札が4枚になるようにドローする。そしてリバースカードオープン、非常食!このカードは自分のフィールド上の魔法または罠カード1枚を墓地に送ることで1000ポイントライフを回復する。もちろん、墓地に送るのは悪夢の蜃気楼!!」


【非常食】 速攻魔法
このカードを除く自分のフィールド上の魔法または罠カード1枚を墓地へ送る事で1000ライフポイント回復する。


十代【LP:1200→2200】


「ボクはカードを1枚セットし、ターンエンド!」

「俺のターン!!俺は2枚の魔法カードを発動、戦士の生還!そして融合回収だ!!」


【戦士の生還】 通常魔法
自分の墓地の戦士族モンスター1体を選択して手札に加える。


【融合回収】 通常魔法
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。


「まずは戦士の生還の効果で墓地のバブルマンを手札に加え、融合回収の効果でスパークマンと融合を手札に加える!」

「なっ・・・・また融合モンスターを・・・・?」

「ああ!俺は手札のスパークマン、バブルマン、そしてフェザーマンを融合!!E・HERO テンペスターを融合召喚する!!」


【E・HERO テンペスター】
★8 風属・戦士族 ATK2800/DEF2800
「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO スパークマン」+「E・HERO バブルマン」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を墓地に送り、自分フィールド上のモンスター1体を選択する。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、選択したモンスターは戦闘によっては破壊されない。(ダメージ計算は適用する)


「攻撃力2800・・・・・!」

「エッジマンでD.D.アサイラントに攻撃だ!パワー・エッジ・アタァァァック!!」

「うあっ・・・・!でもD.D.アサイラントの効果発動!エッジマンをゲームから除外する!!」


藤原【LP:1300→400】


「だがこれで終わりだ!!テンペスターで賢治にダイレクトアタック!!カオス・テンペスト!!」

「まだだ!!罠カード発動、炸裂装甲(リアクティブアーマー)!!」

「な、何だって・・・・!?」


【炸裂装甲】 罠
相手モンスターの攻撃戦時に発動する事ができる。その攻撃モンスターを破壊する。


「炸裂装甲の効果でテンペスターを破壊する!!」

「う・・・・これで俺のモンスターも無くなっちまった・・・!!カードを1枚伏せて・・・・ターンエンドだ・・・・・」

(だ・・・だが俺のライフはまだ2200ある・・・!このターンは何とか持ちこたえられるハズだ・・・・)

「ボクのターン、ドロー!モンスター1体をセットし、ターン終了」

「俺のターン!!よし、手札から闇の量産工場を発動!」


【闇の量産工場】 通常魔法
自分の墓地から通常モンスター2体を選択し手札に加える。


「俺は墓地からスパークマンとバーストレディを手札に加える!そしてスパークマンを攻撃表示で召喚!!」


【E・HERO スパークマン】
★4 光属・戦士族 ATK1600/DEF1400
様々な武器を使いこなす、光の戦士のE・HERO。聖なる輝きスパークフラッシュが悪の退路を断つ。


「スパークマンで賢治の裏側モンスターに攻撃だ!!スパークフラッシュ!!」

 十代君のスパークマンがボクの裏側モンスターに攻撃した時、その攻撃がそのまま十代君に跳ね返っていく。

「うあぁぁぁぁ!!ど、どーなっているんだぁぁ!?」


十代【LP:2200→1200】


「ボクがセットしていたカードはマシュマロン・・・・!裏側表示のこのカードを攻撃したモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける!」


【マシュマロン】
★3 光属・天使族 ATK300/DEF500
裏側表示のこのカードを攻撃したモンスターのコントローラーは、ダメージ計算後に1000ポイントダメージを受ける。このカードは戦闘によっては破壊されない。(ダメージ計算は適応する)


「あれ・・・?でもマシュマロンはフィールドに残り続けているぞ・・・・?」

「マシュマロンは戦闘によっては破壊されない・・・・!」

「なっ、そうなのかぁーーーー!!それじゃあ・・・・俺のターンは終了だ」

「ボクのターン・・・・・!」

 ・・・・・・・・よし!

 野口さんと伊吹君は負けちゃったけど、ボクは勝たせてもらう・・・・!

「手札から沈黙の剣−LV5を発動!!このカードは自分のフィールド上のモンスター1体を生け贄に、自分のデッキ・手札・墓地・除外されているサイレント・ソードマンLV5をフィールド上に特殊召喚するカード・・・・・」

「な、何だって!!」

「そう・・・・あの時除外したサイレント・ソードマンLV5を攻撃表示で特殊召喚する!!」


【サイレント・ソードマンLV5】ATK2300


【沈黙の剣−LV5】 速攻魔法
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる。自分のデッキ・手札・墓地・除外されている「サイレント・ソードマンLV5」1体を自分のフィールド上に特殊召喚する。


「サイレント・ソードマンLV5でスパークマンに攻撃だ!!」

「そうはさせないぜ!罠カードオープン、ヒーロー・バリア!」


【ヒーロー・バリア】 罠
自分のフィールド上に「E・HERO」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。


「ふぅ・・・・何とか持ちこたえた」

「・・・・タ、ターン終了」

「俺のターン!モンスターを守備表示で伏せ、リバースカードも1枚伏せる!そして場のスパークマンを守備表示に変更し、ターンエンド!!」

 あの守備モンスターは間違いなくバーストレディ・・・・・。

「ボクのターン!」

 でも・・・・このターンで全てを終わらせるんだ・・・・・・・!

「手札からならず者傭兵部隊を召喚し、生け贄に捧げる!!」

「何っ!?」

「ならず者傭兵部隊を生け贄に捧げる事でフィールド上のモンスター1体を破壊する!ボクが破壊するのは裏側表示モンスターだ!!」


【ならず者傭兵部隊】
★4 地属・戦士族 ATK1000/DEF1000
このカードを生け贄に捧げる。フィールド上のモンスター1体を破壊する。


「くっ・・・・・!」

「そしてライトニング・ボルテックスを発動!!手札を1枚捨て、相手フィールド上の表側表示モンスターを全て破壊する!!」


【ライトニング・ボルテックス】 通常魔法
手札を1枚捨てる。相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。


 アカデミアの天井からいくつもの雷の矢が降り注ぎ、十代君のスパークマンを破壊した。これで彼のフィールドにはモンスターがいない・・・・!

「まずい!これで十代がダイレクトアタックを受けてしまっては!」

「三沢君、無理して出てこなくても・・・・・」

「何!!」

「お前らは黙っていろ!!十代が負ける瞬間を拝めないでは無いか!」

「何言ってるんすか、万丈目君!」

 会場もざわついてきた・・・・・。でもコレで・・・・・・!!

「サイレント・ソードマンLV5で十代君に直接攻撃!!」





 ―――沈黙の剣LV5!





「リバースカードオープン、ミラクル・キッズ!!」

「えっ・・・・!」

「このカードの効果で、墓地に存在するヒーロー・キッズの数だけ400ポイントダウンさせる!もちろん、墓地のヒーロー・キッズの数は3体!!攻撃力を1200下げるぜ!!」


【ミラクル・キッズ】 罠
エンドフェイズ時まで相手モンスター1体の攻撃力は、自分の墓地に存在する「ヒーロー・キッズ」の枚数×400ポイントダウンする。



【サイレント・ソードマンLV5】 ATK2300→ATK1100


「これで・・・・俺の残りライフは・・・・・・」


十代【LP1200→100】


「なっ・・・・100ポイント・・・・・!?」

「俺はライフが残り続ける限り諦めないぜ・・・・・・!」

「タ・・・・ターン終了・・・・・」

 彼はまだ諦めない・・・・・?ボクならたぶん、このデュエルで十代君の立場なら何度も諦めたはず・・・・・でも彼は・・・・・。

「俺の・・・・ターン!モンスターをセットして、ターン終了だ!」

「ボクのターン、ドロー!!」

 これでモンスターカードを引けば確実に・・・・・!


ドローカード【早すぎた埋葬】


藤原【LP:400】


 はははは、こういう事が多いなぁ・・・・。

「サイレント・ソードマンLV5で裏側モンスターに攻撃!!」



 ―――沈黙の剣LV5!



「よしっ・・・!フレンドッグの効果発動!!墓地の融合の魔法カードとE・HERO スパークマンを手札に加える!」


【フレンドック】
★3 地属・機械族 ATK800/DEF1200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地から「E・HERO」と名のついたカード1枚と「融合」魔法カード1枚を手札に加える。


「ボクのターンは終了・・・・・!」

(このターンで俺はあのカードを引かないと、いずれ賢治にモンスターカードを引かれちまう・・・・・!頼む・・・・!!)

「俺のターン・・・・・・ドロー!!!」




ドローカード【ミラクル・フュージョン】




「来たぜ・・・・!!俺はミラクル・フュージョンを発動!!」


【ミラクル・フュージョン】 魔法
自分フィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、「E・HERO」という名のついた融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)


「俺は墓地のフェザーマンとバーストレディをゲームから除外し、フレイム・ウィングマンを融合召喚する!!」


【E・HERO フレイム・ウィングマン】
★6 風属・戦士族 ATK2100/DEF1200
「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO バーストレディ」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


「俺はさらに融合を発動!!手札のスパークマンとフィールドのフレイム・ウィングマンを融合させる!!!」

「ダ、ダブルフュージョン・・・・・!?」

「奇跡の融合を果し、降臨せよ・・・・!シャイニング・フレア・ウィングマン!!!」


【E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン】
★8 光属・戦士族 ATK2500/DEF2100
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードの攻撃力は、自分の墓地の「E・HERO」という名のついたカード1枚につき300ポイントアップする。このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


 十代君のフィールドには白い輝きを放ったヒーローが現れる。これが・・・・・彼の切り札・・・・・。

「シャイニング・フレア・ウィングマンの効果発動!!自分の墓地の「E・HERO」の数だけ攻撃力が300ポイントアップする!!」

 今、墓地に存在するヒーローの数は・・・・・。


@【E・HERO スパークマン】
A【E・HERO フレイム・ウィングマン】
B【E・HERO テンペスター】
C【E・HERO バブルマン】
D【E・HERO クレイマン】
E【E・HERO サンダー・ジャイアント】
F【E・HERO ワイルドマン】


「墓地のE・HEROの数は7体!!シャイニング・フレア・ウィングマンの攻撃力は4600まで上がる!!!」


【E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン】ATK2500→ATK4600


「シャイニング・フレア・ウィングマンでサイレント・ソードマンLV5に攻撃!!!シャアァァイニング・シューーート!!!!」

 やっぱり・・・・・勝てなかった・・・・・か・・・・・・。ごめん、サイレント・ソードマン・・・・・・。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!」


藤原【LP:0】


「ガッチャ!!楽しいデュエルだったぜ、賢治!!」

「うん・・・・・ボクもだよ、十代君!」

 デュエルが終わった瞬間、また会場は拍手と喝采でいっぱいになる。


『十代!!十代!!十代!!』


『賢治!!賢治!!賢治!!』


「はっはっはーー、イェーーーイ!!」

 十代君が少年らしい笑顔で回りにVサインをしていた。アカデミアの生徒さんも、見に来ていた人達もみんな拍手を送ってくれた。

 そんな光景を見ていると、負けたのに心の中では勝っている気がする。

 こうして野口さんや伊吹君、あの黒い服の人やカイザーさん、十代君もデュエルフィールドへ上がり、閉会宣言を終えた。
 デュエル・アカデミアでの戦いは、ボクが今まで出た大会で一番心に残った戦いだった。




46話以降はこちらから







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