2008/11/01  不死武士を使った専用デッキ構築 作成者:キョン都さん

1.「不死武士」の性質

最初に、「不死武士」のステータスと効果から、その性質を読み取ってみよう。

2.「不死武士」の専用デッキと高相性なカード

「不死武士」の専用デッキにはどのようなカードが相性がいいかまとめてみました。

他にも高相性なカードが存在するかもしれません。

3.実際に「不死武士」専用デッキを構築する

「不死武士」専用デッキを構築していこう。

(1)では「不死武士」共通の戦術を述べ、(2)(3)(4)(5)で「不死武士」を利用した専用デッキの紹介・検討をしていく。

(1)「不死武士」を使用するまで

「不死武士」は墓地に存在してこそ意味があるモンスターである。
そのため、なるべく早く墓地に送る必要がある。

この目的で「おろかな埋葬」を使っても良いが、1章の[性質1]で述べたとおり「不死武士」は闇属性であるため、この点を生かして「終末の騎士」を使用して墓地へ送ろう。「終末の騎士」は「増援」でサーチできる点もポイントだ。

他に「不死武士」を墓地へ送るカードには「キラー・トマト」もあるが、1章の[性質5]で述べたとおり「不死武士」は戦士族以外が墓地に存在すると効果を発揮できない。「速攻の黒い忍者」などで「キラー・トマト」を墓地から除外するなどの対処もできるが、デッキのモンスターを戦士族で統一した方が無駄は少ない。

1章の[性質4]で述べたとおり「不死武士」は魔法、罠と共存が可能である。
この点を生かし、「生還の宝札」を併用すれば何度でもドローができるようになるので、是非利用したい。

また、相手の除外カードへの対策も必要だ。
「D.D.クロウ」などの対策に「不死武士」は2〜3枚あると良い。「マクロコスモス」などの対策に「砂塵の大竜巻」も用意しておきたい。

(2)「不死武士」を使った除去型デッキ

不死武士の特殊召喚効果や生還の宝札などとのドローコンボを生かせれば、手札に余裕が出てくることになる。
また、「不死武士」は1章の[性質2]で述べたとおり、最低限の戦闘をこなすことができる。

これらの性質を生かせば、「地砕き」などの除去魔法、罠や、「ならず者傭兵部隊」等の戦士族をふんだんに使えるようになる。その結果、相手モンスターを除去しやすくなり、「不死武士」の攻撃が次々に成功していくことになる。

いわゆる「除去ガジェット」と呼ばれるデッキに近い活躍が見込まれる。この戦術は安定しているため、もっともオススメできる。

(3)「不死武士」を使った上級モンスター多用デッキ

「不死武士」は1章の[性質3]で述べたとおり、戦士族の上級モンスターのサポートしかできない。
「無敗将軍フリード」、「光帝クライス」等強力な上級モンスターが少ないのが悔やまれる。

また、「不死武士」はモンスターが存在すると自身の効果を使用できないので、上級モンスターを並べることが難しくなる。
「黄泉ガエル」を使ったデッキの方がドロー加速の点を除いて総合的には強いと思われる。

(4)「不死武士」使ったターボ型デッキ

「王虎ワンフー」を「強制転移」等で相手に送りつければ、「不死武士」と「生還の宝札」の効果が無限に使え、無限ドローが可能となる。
「不死武士」使ったターボ型デッキとは、それを利用して「エクゾディア」を揃えるという豪快なデッキのことである。

このデッキでは、「王虎ワンフー」が場から離れると、その時点で「不死武士」の効果が使用できなくなる。この点に、細心の注意を払う必要がある。

(5)「不死武士」を使ったシンクロデッキ

「ジャンク・シンクロン」、「ジュッテ・ナイト」などの戦士族のチューナーを投入し、「不死武士」を絡めてシンクロモンスターのシンクロ召喚を狙うのがこのタイプのデッキ。
シンクロモンスターは基本的に「ゴヨウ・ガーディアン」や「ギガンテック・ファイター」、「ジャンク・ウォリアー」などの戦士族を中心とし、トドメの時にのみ他種族のシンクロモンスターを出すと良い。
「ゴヨウ・ガーディアン」は安定した強さを持ち、「ギガンテック・ファイター」は戦士族のデッキだけあって終盤なら攻撃力4000を超えることも珍しくない。
いずれにせよ打撃力では「不死武士」使ったデッキだけでなく戦士族デッキ随一であるのが魅力である。

なお、「ジャンク・シンクロン」のために「ミスティック・ソードマン LV2」などのレベル2の戦士族を投入する必要がある。

4.まとめ

「不死武士」は「黄泉ガエル」の調整版として登場したカードであるものの、魔法、罠との併用が可能になったことで、まったくタイプの違う専用デッキが組めるおもしろいカードである。

3章で挙げたデッキの混合型や、まったく新しいデッキも存在するかもしれません。
皆さんオリジナルの「不死武士」の専用デッキを組んでいきましょう。




戻る ホーム