2009/04/26  BF(ブラックフェザー)デッキを構築する 作成者:ヘルシー三郎さん

1.BF(ブラックフェザー)デッキはなぜ強いのか

RAGING BATTLEで大幅に強化されたBF(ブラックフェザー)デッキは、大会でも通用する強力なデッキです。
その理由を考えてみましょう。

(1)黒い旋風の存在

BFデッキの強さは「黒い旋風」の存在にある。
BFを召喚するだけでそのBFより攻撃力の低いBFをデッキから手札に加えることができる。シンプルながら非常に強力なカードなのである。

しかも永続魔法なので場を離れない限り何度でも効果が使えるので、まさに戦士族の「増援」を以上の働きをする。BFデッキを組む意義であり強さであると言える。

(2)多彩な効果を持ったBF達

BFデッキの強さはBFモンスターが多彩な効果を持っていることにある。

「収縮」を強化した効果を持つチューナーの「BF−疾風のゲイル」
貫通ダメージ効果を持つ「BF−黒槍のブラスト」
墓地からレベル4以下のBFを特殊召喚できる「BF−極北のブリザード」
BF版のオネストと言える「BF−月影のカルート」
条件次第でリリースなしで召喚できBFの攻撃を集中させることのできる「BF−暁のシロッコ」

・・・・等様々な効果を持ったBFモンスターがBFデッキの強さに貢献している。

(3)充実したサポートカード

BFデッキの強さは充実したサポートにある。

セットされた相手の魔法・罠を全て破壊できる「デルタ・クロウ−アンチ・リバース」
鳥獣族の強力なサポートカードである「ゴッドバードアタック」
闇属性の手札交換カードである「闇の誘惑」
墓地から攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を手札に加える「ダーク・バースト」
闇属性モンスターの切り札である「ダーク・アームド・ドラゴン」等

BFは闇属性の鳥獣族であることでサポートが豊富である。これもBFデッキの強さに貢献している。

2.BF(ブラックフェザー)とサポートカードの役割と強さ

BFを単体で見た場合の強さを考察します。OCGの登場順に考察しています。

(1)下級モンスター

BF−疾風のゲイル

攻撃力1300。同名カード以外のBFモンスターが自分フィールド上に存在する時手札から特殊召喚できる効果、1ターンに1度相手モンスターの攻撃力と守備力を半分にする効果を持っている。
また、レベル3のチューナーでもある。

強力なBFモンスター。その理由は大きく分けて3つある。

  1. チューナーでありかつ自身を特殊召喚する効果のおかげでシンクロ召喚が容易であること。
  2. 攻撃力・守備力を半減させる効果で自身だけでも攻撃力2600以下のモンスターを戦闘破壊できること。
  3. シンクロ召喚にしようする場合や他のBFが存在する場合なら攻守半減効果がさらに生きること。

とメリットが目白押しBFデッキ以外でも活躍する強力なチューナー。もちろんBFデッキならさらに強力になる。
BFデッキには3枚投入は必須である。

BF−黒槍のブラスト

攻撃力1700。同名カード以外のBFモンスターが自分フィールド上に存在する時手札から特殊召喚できる効果、守備表示モンスターを攻撃した時攻撃力が上回っていればその数値分の戦闘ダメージを与える効果を持っている。

自身を特殊召喚する効果に加えて貫通効果を持っている。攻撃力もまずまず高い。「BF−暁のシロッコ」の効果で攻撃力を集中させるとより一層強力になる。
優秀なBFなのでデッキには2〜3枚投入したい。

BF−極北のブリザード

攻撃力1300。特殊召喚できず、召喚時自分の墓地のレベル4以下のBFモンスターを表側守備表示で特殊召喚できる。
また、レベル2のチューナーでもある。

実質このカードの消費だけでレベル5、6のシンクロモンスターをシンクロ召喚することができる。
このカードを使用する場合、レベル5、レベル6のシンクロモンスターは合計5体以上は欲しい。
また、「ジャンク・シンクロン」や「エーリアンモナイト」と同じタイプのモンスターだが、蘇生させたモンスターの効果は無効にならず破壊されることもない。
そのため、シンクロ召喚はできないが「BF−疾風のゲイル」を蘇生させ効果を使用したり、「ゴッドバードアタック」のコストにしたりできる。

間違いなく強力なBFモンスターであり、デッキには2〜3枚投入したい。

BF−蒼炎のシュラ

攻撃力1800。戦闘でモンスターを破壊し墓地に送った時デッキから攻撃力1500以下のBFモンスターを特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効になる。

攻撃力が高く特殊召喚効果もなかなかである。
メインフェイズ2になるが、レベル5、6、7のシンクロモンスターになることができる。
また、下級BFモンスターでは最高の攻撃力を誇るため「黒い旋風」で他の下級BFをサーチできる点も評価できる。
優秀なBFモンスターなのでBFデッキには2〜3枚投入したい。

BF−月影のカルート

攻撃力1400。自分のBFモンスターが戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地に送ることで、そのBFモンスターの攻撃力をエンドフェイズまで1400ポイントアップさせる。

BF専用のオネストと言うべきカード。オネストと比べると自身の効果ではフィールド上から手札に戻せない点や、上昇値が固定されている点で劣るが、直接攻撃時でも効果を生かせる点では勝っている。
突進2枚分の働きを、手札から自分・相手ターン問わず、ダメージステップに発動できるのは強力。

また、「黒い旋風」でのサーチが容易である点、「ダーク・バースト」で簡単に墓地から手札に戻せる点もポイントが高い。
BFモンスターでは「BF−蒼炎のシュラ」の効果発動を補助する、「BF−黒槍のブラスト」の貫通効果をより生かす、「BF−極北のブリザード」からの蘇生でレベル5のシンクロモンスターをシンクロ召喚する等・・・多彩な活躍をするBFモンスター。
BFデッキには3枚投入したい。

BF−銀盾のミストラル

攻撃力100。フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地に送られた時、そのターン自分の受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする効果を持つ。
またレベル2のチューナーでもある。

効果自体は「ハネクリボー」の劣化であるものの、チューナーである点、低攻撃力のため「黒い旋風」でほぼ確実に確保できる点、「BF−極北のブリザード」と違い召喚に制限がなく「BF−蒼炎のシュラ」から特殊召喚できる点など、派手さはないがまずまずの活躍をするBFモンスター。
BFデッキには1〜2枚の投入が見込まれる。

BF−大旆のヴァーユ

攻撃力800。このカードはレベル1のチューナーだが、フィールド上に表側表示で存在する限りシンクロ存在にできない。
自分の墓地のこのカードとチューナー以外のBFモンスター1体を除外して同じレベルのBFのシンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚できる。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。

効果は無効化されるうえ、そのシンクロモンスターは蘇生等はできなくなるが、墓地のカードのみでBFのシンクロモンスターを特殊召喚できるのは強力。
ただし、現在のところ墓地で素材で使えるのは「BF−暁のシロッコ」、「BF−漆黒のエルフェン」「BF−アームズ・ウィング」のみである点が注意が必要。

なお、フィールド上でシンクロ素材にできない効果は永続効果であるため、「BF−蒼炎のシュラ」等で無効にすればシンクロ素材にできる。
現状では低ステータス点やシンクロ素材が制限されてる点を考慮しBFデッキには1〜2枚で良いだろう。

BF−鉄鎖のフェーン

攻撃力500。相手プレイヤーにモンスターがいても直接攻撃することができ、直接攻撃に成功した場合相手の攻撃表示モンスター1体を守備表示にする効果持っている。

攻撃表示モンスターを守備表示にする効果が役に立つこともある。
しかし、BFデッキなら「BF−月影のカルート」や「BF−暁のシロッコ」で攻撃力を飛躍的に上昇させ戦闘破壊した方が効率が良い。なぜなら大きな戦闘ダメージが見込めるうえに相手ターンに低攻撃力をさらすこともないためだ。

BFデッキは優秀なモンスターが多い分、現状ではこのカードが入るスペースはあまりない。
特にこだわりがなければBFデッキには0〜1枚の投入で良い。

(2)上級モンスター

BF−暁のシロッコ

攻撃力2000。自分の場にモンスターが存在せず、相手の場にモンスターが存在する場合リリースなしで通常召喚できる。
また、BFモンスター1体を選択し他のBFモンスターの攻撃力の合計分そのBFモンスターの攻撃力がアップし、選択されたBFモンスター以外が攻撃できなくなる効果を持っている。

「サイバー・ドラゴン」と同じ条件でリリースなしで出せるので上級モンスターだが出しやすい。
また、攻撃力を集中させる効果も「BF−黒槍のブラスト」に使用することで貫通ダメージを増加させたり、高攻撃力モンスターを戦闘破壊するのに役立つ。
また、「黒い旋風」で下級BFモンスターを全てサーチできる点もポイントである。

「BF−漆黒のエルフェン」と比較した場合、形勢を立て直せる点、爆発力がある点より、「BF−暁のシロッコ」の方がやや勝っていると言える。
「BF−漆黒のエルフェン」との兼ね合いにもよるがBFデッキには2枚ぐらいは投入したい。

BF−漆黒のエルフェン

攻撃力2200。自分フィールド上に表側表示でBFモンスターが存在する場合、リリースなしで召喚することが可能。
また召喚に成功すると相手フィールド上のモンスター1体の表示形式を変更する効果を持つ。

BFを自分フィールド上維持する必要があるため、手札で腐る可能性があるが、それほど厳しい条件ではない。
表示形式変更効果も相手を追い詰めるのに役立つ。派手さはないがまずまずの活躍をするBFモンスター。

通常召喚できるBFモンスターでは随一の攻撃力を誇るためデッキの同名カード以外の、全てのBFモンスターを「黒い旋風」でサーチできるのも強み。
ただレベル6であるためシンクロ召喚できるモンスターが限定されてしまう。それでも「BF−大旆のヴァーユ」の効果で墓地で「BF−アーマード・ウィング」に化けれるようになった。
「BF−暁のシロッコ」との兼ね合いにもよるがBFデッキには1〜2枚投入する分には問題ないであろう。

(3)シンクロモンスター

BF−アーマード・ウィング

攻撃力2500。レベル7のシンクロモンスターで、チューナーはBFモンスターでなくてはならない。
戦闘では破壊されず受けるダメージを0にする効果と、攻撃したモンスターに「楔カウンター」を1つ置き、それを取り除くことでそのモンスターの攻撃力と守備力をエンドフェイズまで0にする効果を持っている。

戦闘耐性は完璧であるが、攻撃力2500の時点でカードの効果で除去されることが多いため、思ったほど場持ちは良くない。
また、「楔カウンター」を取り除けるのはメインフェイズのみなので、次の自分のターンになるまで待たなければならない。
それまでにそのモンスターがシンクロ素材にされたり、リリースされることもあるのでやはりあまり役に立たないことも多い。

全体的には弱くはないが、やや力不足。「ダーク・ダイブ・ボンバー」を優先した方が良いと思われる。
しかし、「BF−大旆のヴァーユ」で「BF−漆黒のエルフェン」素材にすることで効果は無効になるものの、消費なしで攻撃力2500のこのカードを出せるようになった。

そのため、BFデッキのエクストラデッキには1〜2枚投入が見込まれる。

BF−アームズ・ウィング

攻撃力2300。レベル6のシンクロモンスターで、チューナーはBFモンスターでなくてはならない。
守備表示モンスターを攻撃時、ダメージステップの間攻撃力が500ポイントアップする。
また、守備表示モンスターを攻撃した時その守備力をこのカードの攻撃力が上回っていればその数値だけ戦闘ダメージを与える。

貫通効果と攻撃力アップ効果で、守りに入った相手を追い詰めることができる。
「ゴヨウ・ガーディアン」や「氷結界の龍 ブリューナク」が制限となったことで不足しがちなレベル6のシンクロモンスター。

また「群雄割拠」や「御前試合」をすり抜けシンクロ召喚できる点も相手のデッキによってはかなり有効。
「BF−大旆のヴァーユ」で消費なしで出せる点や、「BF−月影のカルート」で攻撃力をアップできる点も大きい。

そのため、BFデッキのエクストラデッキには2枚かそれ以上投入したい。

(4)BF関連魔法・罠カード

フェザー・ウィンド・アタック

自分フィールド上のBFモンスター1体をデッキに戻してデッキからBFモンスターを1体を手札に加える通常魔法。

カードを2枚消費してBFモンスターを1体サーチするので消費の面では損である。
「黒い旋風」が存在するため、このカードの存在意義は正直いってあまりないと言える。一応上級BFをサーチできるが、それならはじめから投入枚数を増やすか「封印の黄金櫃」で十分であろう。

以上のことからBFデッキには0〜1枚で良い。

アゲインスト・ウィンド

自分の墓地のBFモンスターを1体を選択し発動し、その攻撃力分のダメージを受けそのBFモンスターを手札に加える通常魔法。

このカード1枚を消費して墓地のBFモンスターを1枚手札に加えるのでカードの損失はない。
しかしダメージが痛い。1000以上のダメージを受けてはかなりの痛手である。
手札に戻す価値の高いのは「BF−月影のカルート」、「BF−極北のブリザード」、「BF−疾風のゲイル」等であるが、それらを手札に戻すなら「ダーク・バースト」で足りてしまう。

弱いカードではないのだが「ダーク・バースト」の存在で使われることはあまりないだろう。
BFデッキには0〜1枚程度で良い。

黒い旋風

自分のBFモンスターが召喚された時、そのBFモンスターより攻撃力の低いBFモンスターをデッキから手札に加える永続魔法。

その効果はシンプルながら非常に強力。

BFモンスターを簡単に手札に呼び込むことができる。
このカードは永続魔法なので、破壊されない限りBFが手札に存在する限り何度でも使える。
また「BF−月影のカルート」をサーチすれば相手にけん制にもなる。
2枚発動できればどんどん手札が増えていく。
血の代償を使用すれば、1ターンで自分フィールド上をBFモンスターで埋め尽くし1ターンキルも可能である。
フィールド魔法などで攻撃力を底上げすれば、同じ攻撃力のBFもサーチ可能になるがそれをしなくても十分強力。

BFデッキといえばまずこのカードが3枚投入されていて当然と言える。3枚投入は必須である。

デルタ・クロウ−アンチ・リバース

自分フィールド上にBFモンスターが表側表示で存在する場合に、相手のセットされた魔法・罠カードを全て破壊する通常罠。
自分のBFモンスターが3体(4体以上は不可)存在する場合、手札から発動する事もできる。

緩い発動条件でセット限定の「ハーピィの羽根帚」になる。相手がセットしたエンドフェイズに発動できれば確実に破壊できる。
また、手札から発動する場合もスペルスピード2なので相手ターンでも使用することができ不意をうてる。

強力なカードだが、ロックデッキの場合や相手がセットを控えるようになれば、役に立たないこともある。
相手にある程度依存するカードなので、BFデッキには1〜2枚投入しサイドデッキで調整すると良い。

フェイク・フェザー

手札のBFモンスターを1体墓地に送り相手墓地の通常罠を指定して発動し、そのカードの効果と同じ効果になる通常罠。

コストは無視できるので、狙うなら「死のデッキ破壊ウイルス」等のウイルスカードや「聖なるバリア−ミラーフォース−」が良いだろう。
BFモンスター1体とこのカードを消費するので、基本的に損をするカードである。
また、相手に対する依存度が高いため、BFデッキには0〜1枚投入すれば良い。

3.BF(ブラックフェザー)デッキと高相性なカード

BFデッキと高相性なカードをまとめてみました。

(1)モンスター編
(2)エクストラデッキ(シンクロモンスター)
(3)魔法・罠カード

これ以外にも高相性なカードは存在するかもしれません。

4.BF(ブラックフェザー)デッキの構築

実際にBFデッキを構築する時のアドバイスです。
なおシンクロ召喚を狙いつつモンスターを並べ、相手を圧倒するタイプのデッキを紹介しています。

(1)採用するBF関連カード

下級モンスターは、強力な攻守半減効果を持った「BF−疾風のゲイル」、BF版オネストの「BF−月影のカルート」は3枚投入は必須。
貫通の「BF−黒槍のブラスト」、BFをデッキから特殊召喚する「BF−蒼炎のシュラ」、蘇生効果を持つチューナーの「BF−極北のブリザード」も2〜3枚投入したい。 墓地シンクロの「BF−大旆のヴァーユ」と召喚制限のないチューナーの「BF−銀盾のミストラル」は1〜2枚の投入で良いだろう。「BF−鉄鎖のフェーン」は特にこだわりがなければ採用する必要はない。

上級モンスターは、攻撃力を集中させることのできる「BF−暁のシロッコ」を2枚ほど、「BF−漆黒のエルフェン」は1枚か「BF−大旆のヴァーユ」との墓地シンクロを狙う場合は2枚投入すると良い。

シンクロモンスターは、「群雄割拠」や「御前試合」をすり抜けられるため「BF−アーマード・ウィング」を1〜2枚、「BF−アームズ・ウィング」を2枚以上用意しておきたい。
BF関連魔法・罠カードは、BFデッキの中心になる強力なサーチカードである「黒い旋風」は3枚投入必須。
強力な魔法・罠除去カードの「デルタ・クロウ−アンチ・リバース」は1〜2枚投入しサイドデッキで調整しよう。
その他のBF関連魔法・罠カードは、特にこだわりが無ければ採用する必要はない。

(2)その他の補助カード

モンスターは、闇属性モンスターの切り札である「ダーク・アームド・ドラゴン」と、戦線の建て直しに貢献する「ダーク・クリエイター」が筆頭採用候補。
相手が墓地利用を多用するなら「D.D.クロウ」が対策として有効。
除去を補いたければ「邪帝ガイウス」や「風帝ライザー」の帝を採用するのも良い。

エクストラデッキは、レベル7のシンクロモンスターが出しやすいので、トドメ役の「ダーク・ダイブ・ボンバー」と不利な状況をひっくり返せる「ブラック・ローズ・ドラゴン」を必ず採用したい。
他のレベルでは、優秀な除去効果を持った「ダークエンド・ドラゴン」、「氷結界の龍 ブリューナク」が採用候補。
他のシンクロモンスターは、レベルを満遍なくそしてチューナーやチューナー以外のモンスターに制限のないモンスターを採用したい。

魔法・罠カードは、鳥獣族の強力なサポートカードである「ゴッドバードアタック」は2〜3枚採用したい。
闇属性で統一されたBFデッキなら、「闇の誘惑」は強力な手札交換カードになるので是非採用したい。
「血の代償」は、「黒い旋風」とのコンボでBFを一気に並べ1ターンキルも可能になるので狙うなら採用したい。
「ダーク・バースト」は、強力なBFモンスターを手札に呼び込めるので複数採用してかまわないだろう。
「封印の黄金櫃」は、万能サーチカード「黒い旋風」を筆頭に様々なキーカードをサーチしてくれる。
「一族の結束」は、攻撃力の上昇値が大きく「黒い旋風」とのコンボになる上戦闘でも強くなる。純正のBFデッキなら採用候補。
「死のデッキ破壊ウイルス」等のウイルスカードは、不足しがちな除去を補ってくれる。リリース要員が確保できるなら採用候補。
「貪欲な壺」は、墓地に送られたBFモンスターを回収しつつ「黒い旋風」のサーチを再び狙えるので1枚投入すると良い。

(3)このデッキの弱点&対策

BFデッキは目立った弱点が無いわけではないが、弱点への対策が比較的容易である。

優秀なBFモンスターのモンスター効果封じの「スキルドレイン」、「BF−月影のカルート」、「BF−極北のブリザード」を腐らせる「次元の裂け目」、「マクロコスモス」の除外等存在する。
これらは「ゴッドバードアタック」で破壊すると良い。足りないと感じたら「ツイスター」などで補うと良い。

また、「黒い旋風」を腐らせる「ライオウ」は、「BF−疾風のゲイル」や「BF−月影のカルート」で戦闘破壊しよう。

5.まとめ

BFデッキは、モンスターの優秀な効果と、豊富なサポート、「黒い旋風」の存在で大会でも十分通用する強力なデッキである。
また弱点も少なくその弱点の対策も容易であるため、アニメでの使い手クロウの活躍によってはさらに強化される可能性もある。

ただ、猛威を振るっているBFデッキにはなんらかの規制がかかる可能性も十分ある。(「黒い旋風」1枚制限等)
しかし、それを補ってあまる魅力がある。これからに期待のかかるBFデッキを是非構築してみましょう。




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