カード考察 STARDUST OVERDRIVE

First update : 2009/08/02
Last update : 2009/08/02

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>>> もくじ

2009/08/02:セイヴァー・スター・ドラゴン登場!
2009/08/02:(何故か)その他の罠カード

>>> セイヴァー・スター・ドラゴン登場!

遊星の新たなエースモンスター「セイヴァー・スター・ドラゴン」が登場!
スターダスト・ドラゴン、救世竜 セイヴァー・ドラゴン、その他のレベル1モンスター、合計3体のモンスターからシンクロ召喚できる切り札だが……。

SOVR-JP001  救世竜 セイヴァー・ドラゴン 評価:3

セイヴァー・スター・ドラゴンのシンクロ召喚に必要なモンスター。

とにもかくにも、この救世竜 セイヴァー・ドラゴンが足を引っ張りまくっている。
単体では攻守0のモンスターであるばかりか、シンクロ召喚制限効果により名ばかりのチューナーになってしまっているからだ。

既に様々な考察でも書いたとおり、シンクロ召喚はメインデッキへの影響力が少ないという大きなメリットを持っている。
しかし、この救世竜 セイヴァー・ドラゴンは、セイヴァー・スター・ドラゴンのシンクロ召喚以外ではほとんど役に立たない。メリットを殺してしまっているのだ。

SOVR-JP002  スターダスト・シャオロン 評価:4

レベル1攻守100のドラゴン族モンスター。
スターダスト・ドラゴンのシンクロ召喚に成功した時、墓地から表側攻撃表示で特殊召喚できる。また、このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。

セイヴァー・スター・ドラゴンと直接の関係は無いが、そのシンクロ召喚を行いやすいサポート効果が付けられている。
だが、攻撃表示で特殊召喚されてしまうため、即座にセイヴァー・スター・ドラゴンへシンクロ召喚しないと逆に危険になってしまうデメリットがある。しかも、スターダスト・ドラゴンを場に出したターンに救世竜 セイヴァー・ドラゴンを揃える、のはかなり厳しい。

――というように、この効果はあまり使いやすいものとはいえない。
スケープ・ゴートなどを使っていった方が、汎用性も高くオススメだ。

SOVR-JP040  セイヴァー・スター・ドラゴン 評価:3

というわけで、セイヴァー・スター・ドラゴン。
レベル10攻撃力3800、相手の全効果無効化&全破壊、相手モンスターの効果吸収など、強力なパワーを持つが、エンドフェイズ時に「スターダスト・ドラゴン」1体に戻ってしまう。

効果などの派手さはトップクラスだが、シンクロ召喚のしづらさと、1ターンで元に戻る効果のせいで、使い勝手がかなり落ちてしまっている。
「相手の場に強力な効果を持つモンスターが現れた! 今こそセイヴァー・スター・ドラゴンで迎え撃つぞ!」
という時ほど、自分の場にモンスターが残っておらず、セイヴァー・スター・ドラゴンを出している余裕が無い、という事態に陥ることも珍しくないだろうし。

出せば強いセイヴァー・スター・ドラゴンだが、1ターンでスターダスト・ドラゴンに戻ってしまうため、これ1枚だけで勝利できるほどの支配力があるとも言えない。
セイヴァー・スター・ドラゴンのために、低レベルモンスターのサポートカードを使って、シンクロ召喚を積極的に狙っていっても、カード消費が激しすぎて戦力ダウンに繋がりやすいのだ。

2009/08/02  まとめ セイヴァー・スター・ドラゴン登場!

そんなこんなで、デッキ構築への影響が大きい点、タイミングを合わせて場に出しにくい点、消費が激しいのに1ターンきりである点など、使いづらい点が目立っている。
スターダスト・ドラゴンの進化系では、「スターダスト・ドラゴン/バスター」の方が安定性等も比較的高く、扱いやすいであろう。

>>> その他の罠カード

SOVR-JP063  スリップ・サモン 評価:4

相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、自分の手札からレベル4以下のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する通常罠。
しかし、この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。

普通に使えばかなり効率の悪いカード。特殊召喚が発生することや、手札に戻ることを利用してコンボを狙わなくては使い物にならない。
しかし、コンボを狙うとしても、発動タイミングが限定されていること、スリップ・サモン1枚を消費してしまうことを考慮すると、よほど見返りが大きくないと戦力としては心もとないであろう。

SOVR-JP064  シンクロ・バリアー 評価:3

シンクロモンスター1体をリリースする事で、次のターンのエンドフェイズ時まで、自分が受ける全ての戦闘・効果ダメージを0にする罠カード。

2ターンの間ダメージを0にすることができるが、発動条件もコストもキツめ。
1ターンだけでも気軽に発動できる和睦の使者、手札1枚のコストで済むレインボー・ライフの方が、活躍できる機会は一回り以上多いであろう。

SOVR-JP065  未来王の予言 評価:4

魔法使い族モンスター1体が相手モンスターを破壊した時、もう1度だけ攻撃できるようになる効果を持つ罠カード。
しかし、このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。

テキスト後半の制約がキビシイ。このカードを使いたいのは、攻撃力の高いモンスターを場に出したターンであることが多いので、そのタイミングで発動不可なのはかなりのマイナスポイントであるからだ。
そのため、未来王の予言を使うより、特殊召喚効果を持つカードを使い、攻撃できるモンスターの数を増やす方に注力した方が、全体的な戦力は高くなるであろう。

SOVR-JP069  無抵抗の真相 評価:4

相手モンスターの直接攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けた時、自分の手札に存在するレベル1モンスター1体と、自分のデッキに存在する同名モンスター1体を特殊召喚する罠カード。

発動条件などが少し厳しい割には、その見返りがそれほど大きくないカード。
コンボにする価値の高いレベル1のモンスターが2組(6体)以上デッキに入っていない限り、素直に炸裂装甲でも使っておいた方がよほど安定する。

SOVR-JP072  極限への衝動 評価:2

手札2枚を墓地へ送り、攻守0のトークン2体を特殊召喚する罠カード。

あまりにも消費が激しすぎるため、到底オススメできるカードとはいえない。
手札が腐るほど余ったり、強力なコンボが用意できたりしなければ、他のカードを優先していこう。

SOVR-JP073  インフェルニティ・フォース 評価:6

自分の手札が0枚の状態でインフェルニティモンスターが攻撃を受けた時、攻撃してきた相手モンスター1体を破壊し、自分の墓地からインフェルニティモンスター1体を特殊召喚する。

インフェルニティモンスターを使うデッキにとっては、なかなか優秀な効果を持つ罠カード。
しかし、主役に欠けるインフェルニティを使うことや、手札0枚でなければならないことが、大きく足を引っ張ってしまっている。せめて、インフェルニティがもっと強化されれば採用の価値は高いのだが……。

SOVR-JP074  能力吸収コア 評価:6

自分の場に「コアキメイル」と名のついたモンスターが表側表示で存在し、自分の墓地に「コアキメイルの鋼核」が存在する場合のみ、モンスター効果の発動を無効にし破壊することができるカウンター罠。

コアキメイルの鋼核をふんだんに使っているデッキであれば、発動機会が多めでリターンも大きめな優良な罠カード。相手のモンスター効果は、自分の場にモンスターがいる時に使われやすい点もそれを後押ししている。
しかし、やはりと言うべきか、コアキメイルの鋼核を使うと言う時点でデッキにかなりの負担が掛かってしまう。この点を何とかできれば良いのだが……。

SOVR-JP075  ヴィクティム・カウンター 評価:5

デュアルモンスター1体を裏側守備表示することで、相手の魔法カードの発動を無効にし破壊するカウンター罠。

デュアルモンスターを使うデッキにとって、発動こそは容易だろうが、裏側守備表示にするリスクが意外と大きい。
魔法カードは相手メインフェイズ1で使われることが多いので、効果を持たない状態のデュアルモンスターにとっては、直後のバトルフェイズがかなり危険になってしまうからだ。
デュアルデッキであっても無理して採用するほどのカードではないだろう。

SOVR-JP076  デュアル・ブースター 評価:5

デュアルモンスター1体に装備される罠カード。装備されたデュアルモンスターは攻撃力が700アップする。
装備カードとなったこのカードが何らかの効果によって破壊され墓地へ送られた時、デュアルモンスター1体を再度召喚した状態にする。

多少の保険がついた装備罠カード。
悪くは無いが、よく使われる強力なカード群と比較すると、もう一押し欲しいのが正直なところであろう。

SOVR-JP078  デビリアン・ソング 評価:6

相手フィールド上に表側表示で存在する全モンスターのレベルを1つ下げる永続罠。

主にシンクロ召喚の妨害に使う。レベル5〜6のシンクロモンスターを主力にしているデッキにとっては、シンクロ召喚に大きな制限が掛かることになる。
とは言え、完全に封じるわけではない。総合的なカードの強さとしては、不協和音と同等レベルだろうか。どちらも一長一短ある。

SOVR-JP079  破邪の刻印 評価:4

相手のスタンバイフェイズ時、場の表側表示カード1枚を選択し、そのカードの効果をそのターン中だけ無効にする永続罠。
自分のスタンバイフェイズ毎に500ライフポイントを払う維持コストがあるぞ。

万能そうで穴だらけのカード。相手の場にカードが現れた瞬間に効果を無効化できないため、一番無効化したいタイミングを逃すことになりやすい。
破邪の刻印を使用するなら、サイドデッキでの調整を行ったり、自分のカード効果を無効化したりなど、相性の良い使い方を見つけていこう。

SOVR-JP080  紅蓮の指名者 評価:1

高コスト低リターンの手札破壊っぽい罠カード。
あまりの高コスト低リターンっぷりに、手札に来たこのカードをどう処分するか悩むグレン。

2009/08/02  まとめ その他の罠カード

全体的にぱっとしない、というのが正直なところ。

その中でも、インフェルニティ・フォースや能力吸収コアはちょっとだけ注目のカード。
これらは、インフェルニティやコアキメイルが流行るほど強くなれば、かなりの活躍に期待できる優良カードだからだ。
まあ、問題は、それらが強くなるかどうか、なのだが……。




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