カード考察 Curse of Anubis ― アヌビスの呪い ―

First update : 2002/5/10
Last update : 2004/4/18

効果やパラメータなどは面倒なので書きません。他のサイトを探してください。

人造人間−サイコ・ショッカー

CA-00 / DL1-090 / SJ2-009 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能(要生け贄) / 追い詰め型
総合評価 : 10

言わずと知れた超強力なモンスターカード。
デッキの上級モンスターは、サイコ・ショッカー1体のみ、またはサイコ・ショッカーにプラス1体という構成は多い。

サイコ・ショッカーの攻撃力は2400と十分高く、そして罠を無効化する効果をもつ。
お互いの罠カードは完全に役立たずになってしまうぞ。
これは、手札と場にある罠カードを全て墓地へ送ったようなものだ。

1.罠無効化の脅威

――とは言え、罠を封じられるのはお互い様。
ならば罠無効化は結局プラスマイナス0なのではないか、そう感じるかもしれない。

だが、それは違う。

なぜなら、サイコ・ショッカーの攻撃力は2400。
戦闘ではほとんどのモンスターが太刀打ちできない。

もし、相手の場に攻撃力2400のモンスターが召喚されたら、どうやって対処するだろうか。
……そう、罠カードだ。
高い攻撃力をもったモンスターは、罠カードで破壊・攻撃無効にしてしまえば、その攻撃力を殺すことができるのだ。

しかしサイコ・ショッカーは、その罠を無効にする。
罠カードは戦闘で不利な時に使いたいのに、それを無効化されるということは非常に大きな損害である。

サイコ・ショッカーは、相手が罠カードを一番使いたい時に無効化するのだ。
自身の攻撃力と罠無効化が相乗的に働いて、非常に強いものとなっている。
ほとんどの場面で役に立つだろう。

さらに、自分の罠も無効化するという点については――

サイコ・ショッカーの攻撃力は2400。この時点で、既に自分は戦闘面で有利。
戦闘面で有利ならば、罠を使う必要はほとんどない。

つまり、自分にとっては発動する必要の薄い罠カードを無効にしているということになる。
無効化されてもほとんど損害がないに等しい。

以上より、サイコ・ショッカーは、ほとんどの状況で相手だけを不利な状況に陥れる超強力な効果だといえる。

2.プレイング

罠カードを気にせず攻撃できるため、サイコ・ショッカーはトドメ役としてもよく使われる。
たとえ墓地へ送られても、蘇生系の魔法・罠で復活することはたやすい。むしろ逆に天使の施しなどでわざと墓地へ送り、蘇生させるのも常套手段だ。
特にリビングデッドの呼び声は、リビングデッドの呼び声の破壊効果を打ち消せるので強力だ。

これほど強力なモンスターだと使い方を見極めるのが大事である。

トドメとして出す場合以外は、相手の場に多くのモンスターが存在する時や、相手の手札の数が多い時に、無理して召喚してはいけない。
無理して出しても強奪や、破壊効果&蘇生などで、相手に渡ると逆に追い詰められてしまう。
罠を使えないのは自分も同じなのだ。

自分の手札などの状況をよく見て、サイコ・ショッカーが破壊されたり奪われても、すぐさま対抗できるような状況で場に出すようにしよう。

また、黒き森のウィッチでサイコ・ショッカーを手札に加える場合は、特に注意。
サイコ・ショッカーを出すより、他のモンスターでしのいだ方がいい場合も多い。
手札などの低レベルモンスターが不十分な状態でサイコ・ショッカーを手札に加えると、召喚できるモンスターがいなくなってしまう可能性もあるぞ。

サイコ・ショッカーは、あくまで召喚しにくい上級モンスター。過信は禁物だ。

鉄腕ゴーレム

CA-01 / DL1-088 / SK2-044 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能(要生け贄) / 追い詰め型
総合評価 : 1

海馬のカード。
原作でもOCGでもまともに活躍した覚えはないが、ストラクチャーデッキには必ず封入されていたりする。

三ツ首のギドー

CA-02 / DL1-089 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 2

原作でも単なる壁だったし。まあいいか。

寄生虫パラサイド

CA-03 / DL1-091 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用やや難 / 中間型
総合評価 : 1

羽蛾のインチキカード。
OCGではインチキでなくとも相手のデッキに紛れ込むようになっている。

だが、相手のデッキに紛れ込むまでで既に大変。
発動に失敗することも多いリバース効果である上、攻撃された時に破壊が確定すると効果は不発になってしまうのでますます使いにくい。

たとえリバース効果に成功しても、相手がパラサイドを上手くドローしてくれる確率も微々たるもの。
うまく相手がドローしてくれたところで、相手の場に特殊召喚されるため相手にとってはあまり損ではない。場合によっては相手が得してしまう。
ダメージ効果もあるものの、そこまでの苦労に比べればオマケみたいなものだ。

やはり、相当使いにくいカードであることは否定できない。
専用サポートカードも存在するが、どれも割に合ったものではないので活躍は絶望的だろう。

7カード

CA-04 / DL1-092 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ必要 / 単体使用不可 / 中間型
総合評価 : 2

カードの中にカードが映りこんでいるカード。
第3期バージョンでは、映りこんでいるカードのデザインも第3期仕様だ。

7カードは守備力を上げることもできるが、普通に団結の力やリミッター解除などを使った方が強いだろう。

光の封札剣

CA-05 / DL1-093 / SY2-038 / BP1-???
原作登場カード
オススメ白熱カード
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 追い詰め型
総合評価 : 5

一時的な手札破壊カード。

光の封札剣は罠カードなので伏せた自分ターンには発動できないが、手札破壊が相手に影響を与えるのは相手ターンなのでこの点では問題ない。
むしろ、相手ターンに発動できる点を生かしたい。

サイクロンなどのオトリとして伏せてみよう。
相手がサイクロンなどの除去効果を使ってきたらチェーンして発動しよう。
相手にカードの差をつけることができるぞ。……3ターンだけだけど。

また、魔法・罠除去効果の使用後には、モンスター破壊カードや蘇生カードなどの奇襲用のカードが使われることも多い。
このため、サイクロンなどにチェーンして発動すれば、それらのキーカードを封じ込められる可能性もあるかもしれないぞ。

その他、相手がコンボカードを揃えそうな時など、相手の手の内を上手く読んで発動させたいところ。

光の封札剣は罠カードなのでいつでも使えるのが強みだが、「優先権」を守って使うようにしよう。
原作のタイミングで使うと大抵アウト。
ドローフェイズのドロー前とか、相手がカードを出そうとする瞬間とかに使うことは出来ない。

ランダムに1枚ということや3ターンで戻ることを考えれば、全体的にはまだまだ強いカードとはいえない。
だが、原作のように意外に燃えるカード。
お遊びで入れてみると、これがまた面白い。その面ではオススメできるカードだ。

連鎖破壊

CA-06 / DL1-094 / SY2-054 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 0

発動の機会は多いが、肝心のフィールド上モンスターは破壊されないので、使う意味がほとんど無い。
むしろ、相手の手札とデッキの確認の方が実用的である。

ちなみに、これでヴァンパイア・ロードやダーク・ネクロフィアやグラナドラを破壊すれば、効果が発動する。
……ただし、相手が使わないと駄目なのでコンボにはならない。
まあ、グラナドラ3枚投入デッキを相手にすれば4000ダメージを与えられるのだが、そんな相手に巡り合うのが大変だ。

結局のところは、使われるカードではないだろう。

刻の封印

CA-07 / DL1-095 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能 / 追い詰め型
総合評価 : 5

はたき落としに類似したカード。
自分が優勢で相手の手札が少ない時に、相手を追い込むことができる。
単純にカードの差ではお互い様ということになるので、自分が不利な時にはほとんど役に立たないぞ。

刻の封印は、次の相手ドローフェイズをスキップする。
刻の封印をセットした直後の相手ドローフェイズに使っても、スキップできるのはその次の相手ドローフェイズになる。
つまり、刻の封印を伏せたすぐ後の相手ドローフェイズはスキップできないのだ。これがはたき落としに劣る点でもある。

その代わり、はたき落としと違って魔法・罠除去効果に強い。サイクロンなどにチェーンして発動し、カード差では優位に立つことができる。
時の刻印を使うなら、これを狙っていきたいところだ。

墓荒らし

CA-08 / DL1-096 / SJ2-040 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 4

第2期のテキスト表現は曖昧だが、手札に持って来れる魔法は1枚まで。

デュエル後半になれば相手の墓地には結構いい魔法カードが眠っているので、それらの中から状況に合わせて手札に加えれば結構強力。
原作と同様、トドメのキーカードとして使えるぞ。

ただしライフを極端に消費するので、あまりピンチな時にも使えない。
デュエル後半ほどいい魔法があるがライフも少なくなる傾向にあるので、その点では厳しい。

さらに、この効果を成功させるためには、自分のターンで墓荒らしを伏せた後で1ターン待つ必要がある。
途中で相手に破壊されてはいけないぞ。
相手の魔法・罠除去効果によって、相手ターンで発動するハメになった場合は、聖なる魔術師の効果を緩めるくらいしか意味は無いだろう。

以上のように、役立つといえる状況で使える場合が意外に少ないのが問題だ。

大きなライフダメージと、伏せて1ターン待つ必要があることを考えると、二重魔法の方が使いやすそうだ。

ホーリー・エルフの祝福

CA-09 / DL1-097 / SK2-055 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 2

ホーリー・エルフを使用するのは遊戯だが、このカードは海馬のカード。

フィールド上のモンスターの数だけライフが回復するが、1体に付き300ライフと少ないため、回復量は1500いけばいい方。
普通にご隠居の猛毒薬を使った方が便利であるため、割に合ったカードではなさそうだ。

ちなみに、現在は回復が複数回カウントではないため、ビッグバンガールとの超ダメージコンボは成立しない。(500ダメージは与えられるけど)

真実の眼

CA-10 / DL1-098 / SY2-051 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用やや難 / 追い詰め型
総合評価 : 4

永続的に相手の手札を覗くことのできるカードだが、ほぼ毎ターン相手ライフを回復させてしまう。
手札を覗くためでも、「カード1枚消費+相手毎ターン回復」は割高なので、普通に使うのはもったいない。

コンボ使用が前提

真実の眼は、回復効果を逆に利用して、シモッチによる副作用とコンボで使いたい。
これによって相手は毎ターン1000ダメージを受けることになり、手札も晒す羽目になるだろう。

しかし、相手は魔法カードを伏せてしまえばこのダメージから逃れることが出来る。
――とは言っても所詮チェーンできない魔法カード。魔法・罠除去カードで消し去ってしまえばいいだろう。

どちらにせよ、ドローカードが魔法だったらほぼ確実に1000ダメージなので、いくら魔法カードを伏せたところで半分ほどの確率でダメージを受けてしまうわけだが。

シモッチによる副作用とのコンボで使用したとしても、真実の眼はダメージだけがメインではない。
相手の手札を確実に把握できるところに魅力がある。
相手は手札を常に公開し続けるので、相手の伏せカードがほとんど筒抜けになってしまう。このため、サイクロンや抹殺の使徒で、効率よく相手のカードを除去できるだろう。結構オトクだぞ。

砂塵の大竜巻

CA-11 / DL1-099 / SY2-041 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 6

魔法・罠カードを破壊する効果を持つ。風をイメージしたカードは大抵このような効果を持っている。
だが、真DM2では、鳥獣族全滅の効果を持っていたりする。
……本来はどちらの効果のために作られたのだろうか。

さて、発動までのタイムラグを考えると、普通はサイクロンを使うのが吉。
自分のカードは破壊できないので、悪夢の蜃気楼などともコンボにならないしね……。

セット効果は有効か?

ただ、サイクロンにはない効果として、魔法・罠カード1枚を伏せる効果がある。
この効果で伏せた罠カードは、普通に罠カードを伏せた時のように次のターンまで発動できない。
このため、戦闘面でピンチの時に聖なるバリア−ミラーフォース−を伏せて、そのまま発動するなどという使い方はできない。

このセット効果を生かすならば、リビングデッドの呼び声や盗賊の七つ道具、大革命など、「自分ターンで発動させたい罠カード」を伏せるといいだろう。
このカードを使わなくても、最初から普通に伏せていれば問題ないのだが、相手の大嵐などを警戒することはできる。
または、手札破壊効果にチェーンして手札を避難させるのも悪くはないだろう。

とは言え――
全体的に考えれば、このセット効果が役立つという環境は少ないため、セット効果はオマケ程度の扱いだろう。

やはりすぐに発動できない分、サイクロンには劣っているだろう。
砂塵の大竜巻を使いたいなら、サイクロンが足りないと感じた場合や、マジック・キャンセラー主体の罠デッキを作りたい場合にしたい。

リビングデッドの呼び声

CA-12 / DL1-100 / SK2-034 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 10

ノーコストで蘇生ができる強力カード。

だが罠カードなので発動までに時間がかかる。
その上、自分の墓地限定&攻撃表示限定、このカードが場から離れるとモンスターも破壊。

……と、デメリットも多く、死者蘇生より完全に劣っているように見えるかもしれない。
しかし、リビングデッドの呼び声は罠カード。いつでも発動できるので、死者蘇生にはないような使い方に期待ができるのだ。

かなり強力なので、現時点では制限カード。
そして、ほとんどのデッキで必須クラスのカードでもある。
持っているけど使ったことのない人は、デッキに入れてみることをオススメするぞ。

リビングデッドの呼び声は、総攻撃をかけたりする場合など、単体でも十分に活躍することはできる。
だが、リビングデッドの呼び声の真の魅力は罠カードを生かした戦術やコンボだろう。
以下に戦術・コンボをいくつか挙げてみよう。

――と、いくつもの戦術・コンボが存在。
ここに挙げたものはほんの一例なので、コンボはまだまだ存在するぞ。

これらの戦術・コンボを生かし、リビングデッドの呼び声を活躍させていきたい。

ソロモンの律法書

CA-13 / DL1-101 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ必要 / 単体使用不可 / 追い詰め型
総合評価 : 2

自分のスタンバイフェイズをスキップするコンボ用カード。
銀幕の鏡壁や悪夢の蜃気楼などとコンボになるぞ。

……だが、ハッキリ言って効率は悪すぎる。
悪夢の蜃気楼はサイクロンや非常食で十分だし、銀幕の鏡壁も1ターン限りで捨てた方がかえって効率的。

自分のスタンバイフェイズをスキップすることが、デュエルの勝利に大きく影響しない限り、このカードが注目されることはないだろう。

地殻変動

CA-14 / DL1-102 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 4

相手フィールド上に2種以上の異属性モンスターが存在する時に発動可能。
コストなしで大量破壊できる可能性を秘めているのは魅力だが、それはあくまで可能性の話。

――以上が満たされて初めてまともに発動できるのだ。
しかも破壊するモンスターは相手が選択できるのも大きなデメリット。

そして、これらの条件が満たされる状況は、ある状況に似ている。
それは、自分が戦闘で不利になっている状況だ。
このため、炸裂装甲といったカードの方が安定し、効率よく使用できることができるため、そちらをオススメしたい。

ホーリージャベリン

CA-15 / DL1-103 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 3

テキストの「攻撃モンスター」は、攻撃宣言したモンスターのことを指す。
つまりこのカードテキストは――
 相手モンスターの攻撃宣言時に発動。そのモンスターの攻撃力分の数値だけ自分のライフポイントを回復する。
とした方が分かりやすいだろう。

さてこの効果は、ぶっちゃけドレイン・シールドから攻撃無効化を差し引いたものに等しい。
つまり、完全にドレイン・シールドの方が上回ってしまっていることになる。
……お陀仏。

まあ、ドレイン・シールドが存在しない頃でも、魔法の筒、炸裂装甲、和睦の使者などを使用した方が効率は良かったため、元々ほとんど使われないカードであったことには変わりない。

銀幕の鏡壁

CA-16 / DL1-104 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 4

攻撃モンスターの攻撃力を半減させる永続罠。

原作を見ていると永続罠カードというイメージが強いが、2000ライフという巨大ライフコストを考えると相手の攻撃時に1回だけ使うのが一般的。
無理してライフコストを払っても、攻撃力半減は相手が攻撃を仕掛けた時のみ適用されるので、実質的に攻撃を躊躇させるだけになる。これなら、グラヴィティ・バインドなどを使用した方が効率はいいだろう。

銀幕の鏡壁を1回だけの使い捨てとすれば、相手モンスターの攻撃宣言時に発動することでそのモンスターを返り討ちにする事ができる。
そして、発動ターンの間はずっと銀幕の鏡壁の効果は適用され続けるので、他のモンスターの攻撃をしのぐことも可能だ。

それでも、サイクロンやサイコ・ショッカーに弱いところや、相手が仕掛けてくれないといけないところを考慮すれば、他の防御罠や収縮などを活用して言った方が効率はいいだろう。

突風

CA-17 / DL1-105 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 1

このカードイラストが『シン』に襲われたキーリカに見えて仕方ない。(ファイナルファンタジー10参照)

カードの効果としては、ものすごく使いにくい。
サイクロン、砂塵の大竜巻で充分だろう。

砂塵の大竜巻と比べると、自分のカードも破壊できる点が優れているように作ってあるようだ。
……だが、それだけである。

猛吹雪

CA-18 / DL1-106 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 1

何年後かにミイラ化しそうな雰囲気で恐いイラスト。

突風に同じく、こちらも使われないカード。
せめてフィールド全ての魔法・罠カード破壊くらいにはしてもらえば多少は注目されただろうに……。

ガラスの鎧

CA-19 / DL1-107 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 1

無理やりガラスの鎧を装備させることで、1ターンだけ装備魔法の効果を無効にするようだ。
強化装備の多くは「武器」であるのに、ガラスの「鎧」で妨害できるのかは少々疑問だが、どちらにせよ実戦で使われそうにないので関係はない。

普通にサイクロンで対処していった方が汎用性ははるかに高い。
「発動ターンだけ」と言う点、「全ての装備カードが対象」という点を上手く生かせれば……、生かせれば……、…………。

ま、まあ、早すぎた埋葬とか強奪とか団結の力とかは普通に防げるから、まあいっかぁ……。

世界の平定

CA-20 / DL1-108 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 /単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 0

世界に平定をもたらすことで、地形変化を戻す。
……って、何か変だ。
「平定」って、人的な災い(賊とか反乱とか)を治めることなんじゃ……。
平定で合ってるのは、せいぜい「万魔殿−悪魔の巣窟−」くらいだけだろう……。

あ、効果の解説は、スルーしていいですか?

魔法探査の石版

CA-21 / DL1-109 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 0

永続魔法を防ぐカード。
だが、やはり、どう見ても、サイクロンで充分。
相手が永続魔法を多用するとしても、砂塵の大竜巻や魔法効果の矢でなんとかしてください。

金属探知器

CA-22 / DL1-110 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 0

地雷などの罠を見つけるために金属探知機を使う。
……のはいいとしても、その罠が発動してから金属探知機を使うのはいかがなものだろうか。
そして、永続罠で金属探知機に反応しそうなカードはどれほどあるのだろうか。

白衣の天使

CA-23 / DL1-111 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用やや難 / 逆転型
総合評価 : 2

いろんな意味で癒される効果を持つ。

発動トリガーとなるダメージは、戦闘によるものでも効果によるものでもOK。
しかも、3枚あると回復量も増すぜ!

とは言ってみたものの、普通に力不足なので3枚フル投入はしない方がいい。
……というより、1枚も入れない方がいい。

一応、回復は複数回カウント(ビッグバンガールとのコンボが可能)のようだが、それでも効率は悪そうだ。

便乗

CA-24 / DL1-112 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用やや難 / 中間型
総合評価 : 5

1.ルール的な問題

カード名の通り、相手がドローすれば自分もドローできる効果を持つ。
だが、その使い方が特殊である。

まず、「ドロー」で終わる行為に対して発動。
天使の施しなど、効果の最後に「ドロー」がないものには発動できないので注意。
しかもこの発動時には、便乗のカードを表にできるだけで、自分はドローできない。

次に相手がドローした時から、便乗ドローが可能。
この時は、相手のドロー行為は「ドロー」で終わる必要はない。天使の施しでもOKだ。

どうしてこのような厄介なことになっているのかと言う理由は、
 発動は「任意」扱い、その後の効果適用は「強制」扱い
だからだ。

とりあえず、論理的な根拠は抜きにしても、便乗を使用する人はこのルールはしっかり押さえておこう。

2.便乗コンボ

このカードを使うなら、相手のドロー効果を待っているだけではほとんど活躍は見込めない。
自分のデッキにも何らかの細工が必要である。

細工とは、つまりは相手にドローさせる効果。
具体的にカード名を挙げると、
 メタモルポット、手札抹殺、撹乱作戦、墓穴の道連れ。
以上のカードがオススメだ。

型にハマれば、相当な枚数のカードがドローできるので、かなり優位に立つことができる。

ただ、このコンボのためにデッキを特殊化しすぎると、デッキ全体の戦力は落ちてしまうので、程々が大事だ。

ちなみに、相手と自分で便乗を発動しあうと、楽しいことになる。

強制接収

CA-25 / DL1-113 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用やや難 / 追い詰め型
総合評価 : 5

便乗の逆のカード。
これもルール的な使い方が便乗と同じように特殊なので注意してほしい。
使い方に関しては、上の便乗の項を参照。

そしてこちらも、相手の手札破壊を待っていては、使用機会はほとんど巡ってこない。
自分の手札を捨てさせる効果を使用したいところ。

具体的には――
 天使の施し、悪夢の蜃気楼、手札抹殺、メタモルポット、墓穴の道連れ、マジック・ジャマーなどの手札コスト
などがある。

だが、これらのカードのうち天使の施しと悪夢の蜃気楼以外は、強制接収の発動条件を満たさない。
このため、強制接収は発動の段階を越えるのが結構困難でありそうだ。

サンダー・ドラゴン(手札補充は使わない)、陽気な葬儀屋などを使う必要があるかもしれない。
とは言え、こちらもデッキを特殊化しすぎると、デッキ全体の戦力は落ちてしまうので調整が大事だ。

DNA改造手術

CA-26 / DL1-114 / SK2-035 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ必要 / 単体使用不可 / 中間型
総合評価 : 4

種族変更で様々なコンボが成立するカード。
が、このカード自体は単体ではほとんど意味をなさない上、爆発的に強力なコンボもない。
無理やりに種族を合わせるより、デッキ構築の時点から種族を統一した方が効率はいいだろう。
無理に入れてもデッキが重くなるだけだ。

まあ、個人的にはサイファー・スカウターとのコンボが一番強力だと思うのだが……。

DNA改造手術は様々なカードとコンボになる。
このため、他のカードの考察でDNA改造手術との相性を記述することで、ここでのコンボカードの紹介は省略させていただく。

一族の掟

CA-27 / DL1-115 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用やや難 / 逆転型
総合評価 : 3

攻撃妨害カード。
相手に攻撃をさせないだけのために、DNA改造手術やスケープ・ゴートなどとコンボ使用したとしても、割に合っているとはいえないだろう。

グラヴィティ・バインドなどを使用した方が効率はいい。

コンボでなくとも、発動ターンだけはノーコストで攻撃をしのぐことができるため、1ターンのみの使い捨てカードとしても使える。
でも、それだと、和睦の使者や炸裂装甲の方がいいんだよなあ。
サイクロンチェーン発動にも弱いし……。

結局は、使い辛いカードということになるだろう。

で、このカードイラストの人たちは何族なんだ?

補充要員

CA-28 / DL1-116 / BP1-???
特殊型デッキ(エクゾディアなど) / 専用デッキ必要 / 単体使用やや難 / 中間型
総合評価 : 4

エクゾディアパーツを苦渋の選択などで墓地へ送ってから、コレを使って回収するコンボが最も有名。
……だったのだが、今(2004年4月現在)は苦渋の選択が禁止カードのため、ほとんど使われていないカードになってしまった。

エクゾディア以外でも、
 磁石の戦士α、γ、大革命に必要なモンスター3体……
などなど、単体では効果はないが集まって何かできるものに使うことはできる。

スピリット・ドラゴンなどの効果発動のためにも使用は考えられる。

いずれも、効率はあまり良くないのだが……。

大騒動

CA-29 / DL1-117 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 1

何はともあれ、発動条件を満たすのが難しい。
守護者スフィンクス、墓守の番兵、ペンギン・ソルジャー、強制脱出装置などのカードを相手が使ってくれないといけない。

これらのカードを使う相手に出会える確率はそう高くない。
このため、大騒動をいきなりメインデッキに放り込んでも使えない場合が多い。

……というより、サイドデッキにも入れる必要もない。
発動できたとしても、相手の効果で手札に戻った分はそのままで、しかも相手モンスターは入れ替わるだけ。
ただ、騒動を起こしただけなのだ。

たとえ発動条件がなかったとしても、中堅クラス程度のカードだろうな……。

停戦協定

CA-30 / DL1-118 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能 / 追い詰め型
総合評価 : 7

全てのモンスターを表側表示にして、その際、リバースモンスターの効果を無効化する。
しかも、その後のダメージ効果は、リバースモンスター以外の効果モンスターもカウントするため、かなり大きなダメージが期待できる。

何かと使える場面は多いが、戦闘面に対するフォローがほとんど出来ないため、罠としての魅力は薄い。
制限カードではあるものの、標準タイプのデッキではあまり使われていないカードになっている。

リバースモンスターの無効化に使うだけなら、停戦協定はあまりオススメできない。
裏守備にはウィッチ系や異次元の女戦士など、リバースモンスターでなくとも厄介なモンスターは多い。

このため、これらを一掃できる抹殺の使徒の方が使いやすい。
抹殺の使徒はモンスターそのものを場から消し去ることもできるので、その後の攻撃の際にも有利だ。

もし、停戦協定を使いたいなら、ダメージ効果を生かしたいところ。
最近はほとんどのモンスターが効果モンスターなので、終盤に使えばトドメの一撃となりうるぞ。

他にも、
表側守備表示でこそ意味のある光の追放者などとのコンボや、
抹殺の使徒にチェーンしてその効果を無効化することもできる。
自分の残りライフによっては、魔導サイエンティストの効果でモンスターを特殊召喚した後で使ってみるのもいいだろう。

聖なる輝き

CA-31 / DL1-119 / SK2-057 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用やや難 / 追い詰め型
総合評価 : 4

お互いに裏守備セットは表守備の「召喚」扱いになる。
リバース封じや相手の伏せモンスターが分かるだけではなく、王虎ワンフー、異星の最終戦士、落とし穴、激流葬などともコンボになる。

その代わり、単体ではあまり役に立たないため、少々重いカードでもある。
無理して入れるほどの強いコンボもないので、コンボのためでもあまりオススメはできない。

停戦協定などの方が使いやすいだろう。

正々堂々

CA-32 / DL1-120 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 1

お互いに手札を見せ合うカード。

お互いに同じ条件だが、こちらはそのためにカードを1枚消費していることを忘れてはいけない。
このカードは、「正々堂々しても世の中では損をしますよ」という忠告をしているのだ。

自分の手札をセットしたり、自分の手札を公開する前にこのカードを破壊すれば、自分だけ益を得ることができる。
出来はするのだが、それで得られるメリットは微々たるものである。

やはり、今の世の中、正々堂々とはいかないのか……。

CA-33 / DL1-121 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 追い詰め型
総合評価 : 10

超強力な罠カード。
ほとんど全てのデッキに入る必須罠とも言われたカードだが、今(2004年4月現在)は禁止カードになってしまっている。

その強さを少し見ていくことにしよう。

1.ノーコスト魔法カウンター

まず、このカードは相手の魔法発動にチェーンすればその効果を無効にできる。
無効化された魔法カードは、永続系のものでなければそのまま墓地へ行く。

この時点でマジック・ジャマーとほぼ同じ活躍をしているのだ。
しかも、コストは不要である。

唯一劣るのはスペルスピードと、サイクロン。
サイクロンについては、勅命の発動にチェーンしてサイクロンを発動されると永続罠の性質上、魔法を無効化できないまま破壊されてしまうのだ。
それを差し引いたとしても、まだまだ強力であることには変わりないのだが……。

2.手軽な魔法封印

そして、勅命を維持することで、相手の魔法を永続的に封じることができる。
これも非常に強力!

このカードゲームにおいて、逆転できる大きな要因は魔法カードである。
おなじみ強力な魔法、ブラック・ホールや死者蘇生など、自分が戦闘面において有利な状況である時にこれらを封じることができれば、勝利は揺るぎないものになるだろう。

このため、勅命維持は相手のピンチ時にサイコ・ショッカーを出すようなもので、相手の手を封じるのには最適。
勅命はできるだけ維持できるように使っていきたい。

勅命維持のライフコスト700は、こちらが優位であればほとんどあってないようなコスト。
しかも、好きなタイミングで勅命を破壊することができるので、罠などで逆転された時や、魔法カードを大量に使って奇襲などを掛ける時などにも、大変便利である。

マジカルシルクハット

CA-34 / DL1-122 / BP1-???
原作登場カード
オススメ白熱カード
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 6

盾となる魔法・罠カードを特殊召喚する、特殊な防御カード。
基本は相手の攻撃防御のために使用するのだが、それ以外の目的でも使用が可能。

まず、モンスターを1体裏守備にできること。
つまりは、リバース効果の再利用や、超過ダメージを防ぐのに役に立つぞ。
反転召喚したリバースモンスターへの攻撃時に使えたら最高だ。

そして、魔法・罠カードとのコンボ。
以下にコンボを挙げてみよう。

これらのコンボを生かせれば、相手を翻弄する面白いデッキが作れるぞ。

ただしマジカルシルクハットは、相手のバトルフェイズがあってこそのカードであるので、あまり能動的には使えない。
このため、デッキバランスを崩さない程度にタネを仕込むのがポイントだ。

抹殺の使徒

CA-35 / DL1-123 / SK2-027 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 追い詰め型
総合評価 : 9

モンスター除去効果としてはトップクラスのカード。
多くのデッキに採用されている優秀なカードだ。

リバース効果云々関係なく、裏守備モンスターならをどれでも除外する。
このため、リバース効果だけでなく、ウィッチ系やキラー・スネークなどの効果も適用されないのがかなり魅力的だ。

この効果を使用して相手モンスターを除去すれば、それだけ相手プレイヤーへの直接攻撃にも成功しやすくなる。
このカードを使用した時の理想は、除去後に直接攻撃が成功することだ。

タイミングを見計らって使っていきたいところ。
それでも、気持ち積極的に使っていった方がいいだろう。
抹殺の使徒が手札に残ったまま逆転されたら、ほとんど役に立たなくなるのだから。

ちなみに、除外したモンスターがリバースモンスターの場合は、デッキチェックが発生する。
相手のデッキをチェックする際には、チェックついでに強力な制限カード類がデッキに残っているかどうかをちらっと確認しておきたい。
ただし、必要以上に時間をかけると反則になるので注意。ちらっとだけである。
もちろん、自分もチェックされるのでそのことも忘れないようにしよう。

強力な面の多いカードであるが、唯一で致命的な弱点はピンチの時には何の役にも立たない事だ。

撲滅の使徒

CA-36 / DL1-124 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 追い詰め型
総合評価 : 3

抹殺の使徒の魔法・罠版。
だが、抹殺の使徒と比べてこちらは使いにくい。

まず、伏せ魔法・罠を破壊しようとしても、半分くらいチェーン発動されてしまうことが大きい。
和睦の使者やらリビングデッドの呼び声やら、発動されたらそれまで。

一応、撲滅の使徒には、
 破壊したカードをゲームから除外できること、
 同名カードを全て除外できること、
2つのメリットはある。

しかし、
前者は、除外と言っても、魔法・罠カードはモンスターほど除外するありがたみはない(モンスターは再利用がたやすい)
後者は、同名の罠を複数使用している場合は少ないので自分だけが除外する場合も多くなる。

以上より、無難にサイクロンを使った方が強いだろう。

浅すぎた墓穴

CA-37 / DL1-125 / BP1-???
特殊型デッキ / 専用デッキ必要 / 単体使用やや難 / 逆転型
総合評価 : 5

お互いが、裏守備表示で蘇生する異色のカード。
相手の墓地にモンスターカードがないと発動できないので注意が必要だ。

裏守備で蘇生するが、蘇生モンスターはそのターンには表示形式を変更することはできない。
だが、次の相手ターンには蘇生モンスターの表示形式の変更が可能。
つまり、すぐに攻撃に転じられるのは相手からと言うことになる。

このため、普通に攻めるタイプのデッキではあまり活躍できない。
浅すぎた墓穴を使用するなら、裏守備などを生かしたデッキにしたい。

リバースモンスターやウィッチ系の効果を再利用するのが一般的だろう。
太陽の書などと組み合わせれば、1ターンキルデッキを構築することも可能だ。
昔は浅すぎた墓穴を使用した1ターンキルデッキが多かった……。

早すぎた埋葬

CA-38 / DL1-126 / SJ2-027 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 9

強力な蘇生カード。
ほとんどのデッキに採用する価値のある1枚だ。

サイクロンなどには弱いのは確かだが、それ以上に得られるメリットが大きい。
奇襲攻撃、生け贄確保、上級モンスター蘇生などなど……

初心者でも使いやすく強力なカード。
サイクロンに弱い分、相手の伏せカードにはいつもより警戒を払いたいところ。

検閲

CA-39 / DL1-127 / BP1-???
特殊型デッキ / 専用デッキ必要 / 単体使用やや難 / 中間型
総合評価 : 3

手札を見るために使うなら、真実の眼などの他のカードの方が効率的。
検閲は別の目的で使おう。

検閲は、相手の手札が2枚以上存在すれば(1枚ではできるか不明)、一度のスタンバイフェイズに何回でも効果を使用できる。
これを逆利用すれば、わざとライフを払う事で「ラストバトル!」などとのコンボが狙えるぞ。

だが、その目的で使用するとしても、光の護封壁の方が便利であるため、今はちょっと落ち目になっているカードでもある。

禁止令

CA-40 / DL1-128 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 4

カードを直接使用禁止にする分かりやすいカード。
分かりやすく、しかもカンペキに見えるため、初心者には魅力的に見える場合もある。

だが、カード使用を封じたところで、相手がそのカードを使ってくれなければ意味がない。
いったん使用してしまえば、禁止令はそのカードには影響を及ぼさない(場に出ているカードは対象外)
しかも、現在のデュエル環境においては同名カードを2枚以上使用することが少なめである。
そして、破壊されたらそれまでのカードでもある。

使いにくい面が目立つ。

もし、使うとするならば「サイクロン」を禁止にしよう。
相手は、魔法・罠除去カードの半分以上を失うことになるため、デッキバランスがかなり不安定になる。
平和の使者やレベル制限B地区などとコンボで使用すれば、相手にかなりの損害を与えることが可能だ。

カオスポッド

CA-41 / DL1-129 / SK2-044 / BP1-???
特殊型デッキ(デッキ破壊) / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 6

実質的に、場のモンスターを入れ替える効果を持つ。
相手の場に強力なモンスターがいれば、それが弱体化する可能性がある。

裏側守備表示で特殊召喚するので、少なくともそのターンの攻撃だけは免れることが可能。
攻撃力だけのモンスターは、一時的に戦闘でも倒しやすくなる。

それでも、ペンギン・ソルジャーなどのモンスターを使った方が、相手だけ損害を与えることが可能なためオススメだ。
カオスポッドは他の用途のために使おう。

他の用途とは、リバース効果の利用とデッキ破壊だ。

裏側守備表示で特殊召喚はつまり、リバース効果が使えることになる。
このため、カオスポッドの入ったデッキにはリバースモンスターを多めに入れておくといいぞ。

次に、デッキ破壊。
カオスポッドの効果では、めくった「モンスター以外のカード」を墓地に送っている。
このため、カオスポッドの効果により実質相手のデッキを破壊していることになる。

さらに、メタモルポットやニードルワームなどのリバースモンスターも採用すれば、デッキ破壊にさらに拍車がかかる。
カオスポット主軸のデッキ破壊にはこれらのカードはぜひ欲しいところだ。

で、ちなみにコイツは「ポッド」じゃなくて「ポット」だろ……。

フレイムキラー

CA-42
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能(要生け贄) / 中間型
総合評価 : 1

男か女か不明瞭な格好をしている。
ちょっと気にはなるが、OCG事務局に聞いても教えてくれないので注意しよう。

イラストやテキストで、盾をメインにしている割には守備力はあまり高くない。
どうしても使いたいなら火口に潜む者を併用しよう。

ビッグバンドラゴン

CA-43
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能(要生け贄) / 中間型
総合評価 : 4

ドラゴン族に見えて、炎族モンスター。
火口に潜む者から特殊召喚できるモンスターの中ではもっとも強いので、炎族デッキには採用する価値があるぞ。

……もう絶版だけど。

バーニングソルジャー

CA-44
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 4

火薬のエキスパートの特殊部隊工作員さん。
イラストでは自分が燃えてるけど、大丈夫なのか? 失敗したんじゃないのか?

ミスターボルケーノ

CA-45
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能(要生け贄) / 中間型
総合評価 : 3

怒ると恐いそうだが、この顔は怒っているのか否か。
そして、絶版にされたまま忘れ去られゆく今は、怒っているのか否か。

炎の剣豪

CA-46 / DL1-130 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 4

焼きおにぎり。

精神寄生体

CA-47 / DL1-131 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 逆転型
総合評価 : 4

攻撃を仕掛けたモンスターに寄生し、その生命力を吸い取る。

効果は完全に受身でやや発動しにくい。
うまく効果が発動したとしても、寄生モンスターの行動を制限するわけでもない。
しかも、回復効果は相手ターンに適用されるため、相手モンスターをわざわざ生かしておかなければならない。

――と、使いにくい面が目立つ。

うまくいけば永続的に回復できるとは言え、途中で失敗する可能性などを吟味すれば――
普通に人喰い虫などを使用して、相手モンスターを破壊した方が効率の面では上だろう。

メカファルコン

CA-48 / DL1-132 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 2

なるほど、音速レベル(マッハ1)は攻撃力1400か。

フライングマンティス

CA-49 / DL1-133 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 3

テキストでは昆虫が大好物だという。

 昆虫が大好物な昆虫族。

……別に珍しくもなんともないか。

バードマン

CA-50 / DL1-134 / BP1-???
一般型デッキ / 専用デッキ不要 / 単体使用可能 / 中間型
総合評価 : 5

マッハ5で攻撃力1800。
60キログラムの物体が、音速5で敵に体当たりした場合、どれだけのエネルギーかを計算すると……

あ、戦いの時はマッハ5じゃないんですね、そうですか……。

バスター・ブレイダー

CA-51 / DL1-135 / SJ2-010 / BP1-???
原作登場カード
一般型デッキ / 専用デッキ推奨 / 単体使用可能(要生け贄) / 追い詰め型
総合評価 : 2

相手がドラゴン族デッキだとそれなりには活躍してくれるが、それ以外では力不足。
攻撃力だけと言う点がやはり物足りない原因だろう。

バスター・ブレイダーを使うならやはり、超魔導剣士−ブラック・パラディンの融合素材として活躍させるのがオススメ。
バスター・ブレイダー自身は、融合できない場合や融合後などに、蘇生により活躍させるのだ。




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