カード考察 闇魔界の脅威
First update : 2003/2/20
Last update : 2003/6/28
効果やパラメータなどは面倒なので書きません。他のサイトを探してください。

305-001 ガガギゴ *****-----
ガガギゴって何?
Google で検索してみると…1件だけ。(今だと遊戯王カードとして引っかかるんだろうけど)
ガガギゴ…擬音語として使われているな…。
こいつも「ガガギゴ」鳴くのだろう。

「わが身を盾に」のカードで切り込み隊長によって一命を取りとめられたモンスターでもある。
改心して悪魔をやめたらしい。切り込み隊長ってすげーなー。

メカ・ハンターの項にも書いたが、攻撃力1850の効果なしモンスターは、攻撃力1900モンスターには普通に倒されてしまうので、これを入れるくらいなら、攻撃力は劣るが効果付のモンスターを手に入れた方がよさそう。
爬虫類族のエースとしては活躍できるが、特にサポートカードはないのでこだわりを持つ人だけどうぞ。
でも、水属性としては活躍できるか…?
305-002 異次元トレーナー ****------
異次元の狂獣のイラストで、異次元の狂獣に喰われたはずのセコンド・ゴブリンが、何故か引き込んだ原因である異次元の狂獣を引っ掻き回している。
異次元の狂獣のイラストをよく見るとなんとなく納得できるかも…。
レベル1守備力2000、悪魔族のモンスター。
攻撃力も低いので使われないだろうが、レベル1が役に立つ時が…そのうちやってくるさ!
いや、今でも微妙に役に立つところはあるけどさ…。
305-003 オジャマ・グリーン *---------
ガーディアンの力に封入されていたおジャマトリオの一匹。スポットライトに当たっているので光属性。
一発ネタとしては面白いかもしれないが、今後のパックにイエロー、ブラックが入るのかと思うとちょっと鬱だ。(そして、やっぱり入っていた)
一応3体揃うと何かが起こるようだが…。(おジャマとは無縁な効果が起こった)

トークンの代わりに使おうという気になる(させる)カードだが、もちろん普通のモンスターとしても使えるため、普通のモンスターとごちゃ混ぜにしないようにしたい。
友達同士で使うなら構わないが、初見の相手とデュエルする時に断りなく使うと、不正と思われるかもしれないので注意しよう。
305-004 デーモン・ソルジャー *******---
デーモンデッキ、悪魔族デッキの主力級モンスター。「堕落」や「冥界の魔王 ハ・デス」などと相性バツグンだぞ。
加えてノーマルカードのため、攻撃力1900のモンスターを持っていない人にとっては夢のカード。
このカードで、ライトユーザーに対するこのパックへの評価はグンと上がるだろう。
個人的にも高評価したい。

さて、攻撃力1900でもこのカードの守備力は1500。
黒き森のウィッチでデッキサーチできるギリギリのラインである。
守備力が高めなので、守備表示にしてもトマト系には倒されないぞ。

ここで注目したいのは、守備力1600のサファイアドラゴンとの比較。
守備力1600だとウィッチによるデッキサーチは出来ないが、魔導戦士 ブレイカー、同族感染ウィルス、ブレイドナイトといった最近良く使われる攻撃力1600のモンスターの攻撃を止める事ができるのだ。
微妙な差なので、ここら辺はお好みになるだろう。
単に攻撃要員として入れる場合は、ニュートや怒れる類人猿を使っておけばいいというところはあるけれど。
305-005 地獄の番熊 ****------
普通は番犬だけれども、これは番熊。微妙な名前だ。
このカードがあると、万魔殿−悪魔の巣窟−を守ることができるが、その前に普通にこいつが殴り倒されてしまう。
守備力は高めなものの、裏側守備表示だと番熊にならないので、使いにくいだろう。
せめてキラー・トマトから出すくらいの工夫は欲しい。

大体たとえ、万魔殿−悪魔の巣窟−を守っていたとしても、他にデーモンモンスターがいないと意味がない。
やっぱり使いにくいだろうな。
305-006 言語道断侍 **--------
何か知らないけど、侍シリーズが始まった。一応版権取るのかな?
主に奇襲などトドメを刺したい時に使うカード。
起動効果なので、自分のターンのメインフェイズにしか使えないぞ。

はっきりいって使えない。
攻撃力も貧弱なので戦闘には参加できないし、何より一番いけないのは、効果発動時にチェーン発動した魔法・罠の効果が防げないことだ。
和睦の使者やスケープ・ゴートなど、発動条件のないカードは普通に使われてしまうぞ。
それでも、攻撃宣言時に発動されるよりはマシかもしれないけど、それを差し引いても…ねぇ。
305-007 黒蠍−強力のゴーグ ***-------
黒蠍盗掘団の一人。
ハンマーの風圧でモンスターをデッキにでも戻すのだろうが、この効果は微妙。
確かに、効果でモンスター1体をデッキに戻すという行為は、それを破壊するのとほぼ同等(場合によっては多少上下するが)だ。
しかし戦闘ダメージを与えた時には、他のモンスターはいないということも珍しくないので、この効果は結構無駄撃ちになることも多そう。
このカードを出す時には1回は効果が使えるようにしたい。

それに、生け贄召喚するには力不足なので、黒蠍団召集のカードで特殊召喚させたい。
ちなみに後半の効果は普通は使わないよ…ね。
思いっきりおまけだし、図体のせいかちょっとデッキ破壊へたくそだし。
305-008 黒蠍−棘のミーネ *****-----
黒蠍盗掘団の一人。PHの「黒蠍盗掘団」のカードイラストの隅に載っているが、その頃とは随分雰囲気が違いますこと。…というか、女だったんだね。
鞭振るってるのに、ダメージを与えたら仲間を呼んでくるというよく分からないカード。
…しかし首領・ザルーグは呼べない。
「これは私たちだけで解決します! お頭は黙って見ていてください!」
という声が聞こえそうな気もしないではないが、単にテキストスペースがなかっただけというのが一番の理由だろう。

墓地からもデッキからも持ってこれるが、一応デッキから持ってくることを薦めておこう。
デッキから持ってくるのは、墓地の黒蠍が蘇生できるようにするというのが一番の目的なので、無理にデッキから持ってくる必要はない。

一番の問題は、持ってこれるモンスターがどれもザコ…といったところか?
お頭なしではキツいっす。

とりあえず巷での流行りは、ミーネ自身を持ってきて手札確保。そして死のデッキ破壊ウイルスの生け贄に…。
――墓守の番兵でやった方がいい気もするけど、実際どうなんだろう?
305-009 迷犬マロン **--------
何だか知らんけど、第3期に入ってからはチビ動物をノーマルレアにしたがるらしい。
しかもどれも効果のタイプが微妙に類似している。

迷っちゃったよとか言いながら(しゃべれないけど)、ある意味不死の能力を持つこの犬にバンザイ。
まあ、ぬいぐるみにも見えるけど…。

さて、微妙な効果だがデッキ破壊対策カードっぽい。
でも、これさえ入れておけば、もう大丈夫……てことはなさそーだな。
残り1枚の時とかには確実に墓地へ送る手段がないと対策にはならないし、一度に複数枚ドローする効果を持つカードに対しても弱い。
どう使うんだろう?

はっ!そうか! 使い方が分からないから背景が「???」なのか!
成る程…。(終了)
305-010 偉大魔獣 ガーゼット *******---
ちょっと前に出てきた不完全なガーゼットとは違う強力なガーゼット。偉大(グレート)だ。
それでもノーマルカードというところは素敵だ。

生け贄にしたモンスターの攻撃力の2倍の攻撃力を持つので、適当なモンスターを生け贄にしても高攻撃力を得られる。
相手に大きな戦闘ダメージを与えるためにも、相手の場に守備表示のモンスターしかいない時に生け贄召喚するのは控えた方がいい。
さてここでは、「高攻撃力」が実際どれだけ強いのかを検証していきたい。

例えば、自分の場に攻撃力1500のモンスター1体がいたとする。
これを生け贄にガーゼットを召喚すれば、攻撃力3000のモンスターが1体。
しかし、もう1体別に攻撃力1500のモンスターがいたって総攻撃力は3000で変わらない。

高攻撃力のモンスター1体と、低攻撃力のモンスター2体との対決だ。
分かりやすく(?)会話形式でいこう!


審判 「高攻撃力代表・ガーゼットvs低攻撃力代表・ザコ軍団! 討論開始!」

ガーゼット 「強いモンスターの方が他のモンスターとの戦闘で負けないであろう! こちらの方がいいに決まっておろうが!」

ザコA 「ヘッ、でかいだけで所詮この程度の知能か…。攻撃力だけが取り柄じゃねえんだよ!」
ザコB 「ほっほっほっ。相手の場に守備モンスターが1体だけいる時は、私たちの方がダイレクトアタックのチャンスに恵まれてますのよ!」
ザコC 「それに、貴方のコントロールが奪われたりしたら、プレイヤー様に多大なる迷惑をかけるでしょう。」
ザコA 「雑魚はいっぱいいる分、破壊効果やコントロールを奪う効果に強いんだよ!」

ガーゼット 「…く、おのれ。しかし、それは認めてやろう。だがこちらには貴様らとは一味違う奇襲性があるのだ。」
ガーゼット 「例えば、相手フィールドに攻撃表示のキラー・トマトがいる場合を考えてみよ。ザコ共では翻弄されて相手に戦闘ダメージをほとんど与えられないだろう。しかし私なら大きな戦闘ダメージを約束できる。」
ガーゼット 「このように、相手フィールドに攻撃表示のモンスターが1体でもいれば、相手フィールドのモンスターの数に関係なく大きな戦闘ダメージを与えられる。」
ガーゼット 「…どうだ。私の方が優秀であろう!」

ザコC 「確かにそれは貴方の言うとおり…」
ザコC 「しかし貴方には生け贄が必要。生け贄がいない時には壁にもならない…。これではワイト以下ですよ! 特殊召喚では攻撃力0ですしね!」
ザコA 「フッ、ワイト以下のクズが! デッキに不安定要因はいらねえんだよ! 去れ去れ!」

ガーゼット 「…く! 貴様らには私の真なる恐怖を教えてやらねばならないようだな…」
ガーゼット 「総攻撃力では、私はザコたちと同じという前提が間違っているということをな!」
ガーゼット 「例えば、攻撃力1900のモンスターを生け贄にしたとする。私の攻撃力は3800だ。」
ガーゼット 「攻撃力1900クラスのモンスターとなれば、戦闘にだけ強い。デッキには2、3枚程度とあまり入っていないだろう。」
ガーゼット 「貴様らではもう1体の攻撃力1900モンスターを確実に確保できるのか? ああん?」
ガーゼット 「…まあ私はクリッターからでも手札に加えられるがな。」

ザコC 「しかし、攻撃力が低いということは効果に富んでいるという事。貴方は場に出たらただの効果なしモンスターと同じですよ!」
ザコB 「ほっほっほっ、その通りです。私たちは攻撃力を削ってそれに相応する効果を身に付けているのです!」
ザコA 「フッ、てめえの出番は来るのかぁ?」
ザコA 「ま、『スタンにはいらん。ポイ』といわれるのがオチだな! ハハハハ!」

ガーゼット 「く! そこまで言うのならば、私だけに出来る最高のコンボを見せてやろう! 私の奇襲性は貴様らを上回る!」
ガーゼット 「コンボに要するカードは魔導サイエンティストただ1枚。」
ガーゼット 「ただし、魔導サイエンティストは、キラー・トマトなどで特殊召喚しておく必要があるがな…」
ガーゼット 「魔導サイエンティストの効果で相手フィールドのモンスターの数だけ、魔人 ダークバルダーなどの融合モンスターを特殊召喚しておく。」
ガーゼット 「そして、最後に攻撃力2300の紅陽鳥を特殊召喚。この鳥を生け贄に私を召喚する。攻撃力4600モンスターの誕生だ。」
ガーゼット 「さらに、魔人 ダークバルダーなどで相手モンスターを一掃。最後に残るのは攻撃力4600+300の強力なダイレクトアタックというわけだ。」
ガーゼット 「貴様らには出来ない超強力コンボを見るがいい。ワーハッハッハッ!」

ガーゼット 「フ! 安定性などくれてやる! しかしこの私の奇襲性には貴様らにはない魅力があるのだ!」
305-011 名工 虎鉄 *****-----
装備カードを手札に加えるリバース効果を持つ刀鍛冶。
強奪や早すぎた埋葬といったカードを持ってくるのが一般的か。
特に相手モンスターの攻撃でリバース効果が発動した場合は強奪を持ってくると、攻撃してきたモンスターを奪えるぞ。
しかしデッキに装備カード2枚程度では、効果を使えない時も珍しくないので、あと1枚から2枚は欲しい所。
とは言っても総合的には、装備カードが多いデッキでも聖なる魔術師の方が使えそうだ。

このカードは、「蝶の短剣−エルマ」を使った1ターンキルを狙いたい場合に入れるといいだろう。
305-012 強欲ゴブリン ****------
ついにあのゴブリンがカード化しやがった。
意地でも宝を離す気はないらしく、自分だけではなく相手の「手札を捨てて発動する効果」までも防ぐことも出来てしまう。

しかし攻撃力は1000と低いのに、攻撃表示にして場に出すのはちょっと危険。
守備表示で出しても攻撃力1900のモンスターには破壊されるし、確実に攻撃してくれるわけでもないため使いやすいカードではないだろう。
それによく使われるもので無効化の対象となるカードは、同族感染ウィルスやクリボー程度だろうし。
305-013 地獄将軍・メフィスト ********--
天空騎士パーシアスと対照的な効果を持つカード。
パーシアスと同じく、いったん召喚すれば1回くらいは効果は使えるだろう。
しかしパーシアスと比べると攻撃力は1800と低く、攻撃力1900クラスのモンスターには倒されてしまう。
さらには守備力も1700と中途半端に高く、ウィッチからのデッキサーチが出来ない。

しかし手札破壊かドロー強化かといわれれば、それも微妙だ。いわゆる手札の差ではどちらも同じである。
ドロー強化では直接相手を追い詰めることは出来ないが、手札破壊では確実に相手の手札を減らし、相手を追い詰めることが出来る。
捨てさせた手札が、上級モンスターに対抗できるカードであることも珍しくないだろう。この面では手札破壊がいい。
しかし、メフィストを使われた次のターン以降で、相手は手札をセットするなどして、相手の手札が0になることもあり得る。
こういう面ではドロー強化の方がいい。

微妙なところだが、確実に相手を追い詰めるか、確実にドロー効果を使うかの選択になりそうだ。
もちろん攻守の違いもあるのだが、そんなに大きな問題ではない。
305-014 ヘルポーンデーモン ***-------
チェスでのポーンは将棋の歩に当たる。前進しかできない。
そんなのだからこのカードもはっきりいっちゃえば…ザコ。
攻撃力1200と、もっとも最初に攻撃されそうなモンスターが他のデーモンを守ってもあんまり意味はない。
切り込み隊長みたいに攻撃ロックも狙えないし。(狙えても弱いけど)
対象効果無効化も1/6だし、ライフコストもかかるし、使いにくいだろう。

このカードを使う場合は、ジェノサイドキングデーモンや堕落を使うための布石にしたい。
巨大ネズミから特殊召喚できるので、ジェノサイドキングデーモンや堕落が手札にある時はそれを狙っていきたい。
305-015 シャドウナイトデーモン *****-----
チェスでのナイトはやや桂馬に似ている駒である。
レベル4攻撃力2000のモンスター。
召喚して高攻撃力のモンスターを倒せればそれでOKなのだが、いつまでも中途半端に場に残っているとどんどんライフが減っていく。
ダイレクトアタック時のダメージも半分になるので、いわゆる「カードの差」にだけ優位に立てるモンスターだといえよう。
毎ターンダイレクトアタックを繰り返してもライフの差はほとんどつかないぞ。むしろその面ではこちらは不利だ。
デーモンにこだわらなければ、怒れる類人猿を使った方が何かと便利だろう。

高攻撃力なものの、デーモンデッキにはデーモン・ソルジャーやジェノサイドキングデーモンといったカードが使われることが多いので、このカードは入れるスペースはないかもしれない。
守備力も1600と中途半端に高く、黒き森のウィッチでのデッキサーチは出来ない。でも、ちょっとした壁にはなるけど。
305-016 ダークビショップデーモン ***-------
チェスでのビショップは角に当たる。
しかしこれはどうも使いにくい…。
まずこの攻撃力の低さ。表側表示にしないと効果を使えないのに、攻撃力300はちょっと…低すぎ。
確かにカードの効果の多くはメインフェイズで使うので、戦闘で破壊される前に使う効果には無効化の意味は出てきそうだけれども。

無効化にする確率は1/2。
デーモンモンスターが元々持ち合わせている効果と掛け合わせれば、もっと上がるだろう。
サイコロを2回振ってそれぞれで判定すして処理するようだ。
せっかくなので、無効化に出来るカードのうちメジャーなものを挙げていこう。
相手のカードのみ無効化するので、自分のカードとの相性を心配する必要はないぞ。
ちなみにモンスターの効果を無効化した場合は、そのモンスターを破壊できるぞ。覚えておこう。

ならず者傭兵部隊  ダークジェロイド  ペンギン・ソルジャー  人喰い虫  サウザンド・アイズ・サクリファイス カオス・ソルジャー −開闢の使者−
強奪  心変わり  死者への手向け  各種装備カード
破壊輪  魔法の筒  サンダー・ブレイク  炸裂装甲  奈落の落とし穴  落とし穴

普通のデッキには4、5枚程度…。うーん、やっぱり少ないかな…。
305-017 デスルークデーモン ****------
チェスでのルークは飛車に当たる。
飛車は強いといわれるが、このカードの攻撃力はたいしたことはない。

効果はジェノサイドキングデーモンへの補助的な効果。
手札に温存しておくことでジェノサイドキングデーモンの身代わりになるが、その機会は少ないだろう。
壁に困っていた場合には普通に召喚も出来なくはないので、その面では悪くはないが…。
ジェノサイドキングデーモンを裏守備でセットした時には活躍しそうだ。

また、光属性なので、シャインエンジェルからで呼ぶことができる。
しかしこの特殊召喚の後で、手札のジェノサイドキングデーモンを召喚した場合、デスルークデーモン後半の効果が使えなくなってしまうので、あんまりオススメできない。

少なくとも、ジェノサイドキングデーモンがデッキに2枚から3枚は入っていないと使われないだろう。
堕落も合わせて使いたいところか。
305-018 インフェルノクインデーモン *****-----
チェスでのクイーンは最強の駒で、将棋での飛車と角を足したものである。
一応このカードもそれなりの強さを持っている。

相手ターンも含めて毎ターン、デーモン系モンスターの攻撃力を1000ポイント上げる。(そのターン限りだが)
自分自身に使えば攻撃力は1900となる。
しかしこの効果は基本的に召喚ターンには使えないため、例えるなら、召喚ターンに攻撃できない攻1900モンスターといえよう。

もちろん、攻撃力を上げるのは他のデーモンでもいいため、状況によってはそちらの攻撃力を上げてもいい。
例えば、相手フィールドにキラー・トマトが攻撃表示で存在する場合は高攻撃力のモンスターが1回攻撃した方が戦闘ダメージの面では勝る。
その代わり、相手ターンではコントロールを奪われた時を考慮して、攻撃力は分散させるといいことが多そうだ。

微妙な効果を持っているものの、やはり普通の攻撃力1900モンスターには劣っているところが多く、デーモンとしてのメリットを使わない場合はオススメできない。
それでも、フィールド以外では低攻撃力なため、UFOタートルで呼べるが、UFOタートルで呼べるモンスターがこれだけではちょっと使いにくいだろうし。
また、クリッターの効果で手札に加えられるので、堕落が手札にある場合にクリッターの効果でこのカードを手札に加えると何かと便利かも。
305-019 ジェノサイドキングデーモン ******----
チェスでのキングは将棋の王将と同じ。
王を名乗っているだけあって、デーモンモンスターの主力となりうる強力なモンスター。

このカードは召喚・反転召喚するのに条件が必要なため、このカードを入れる場合は必然的に専用デッキになる。
キング召喚のための布石がデッキ構築の時に決まってくるのだ。キングが生きるも死ぬもデッキ構築が占める割合が大きい。
キング自身はレベル4だが、他にモンスターがいないと召喚できない分、上級モンスターのような扱いで見るといいだろう。

さて、使い方について考えよう。

キングには破壊したモンスターの効果を無効化する効果を持つ。
ライフコストは800と高いが、効果と攻撃力を加味すれば、序盤から終盤のいつ場に出しても活躍が見込まれるだろう。
特に場にデーモンモンスターがいて、通常召喚ができる時には早めに召喚していきたい。
次のターン以降で、デーモンモンスターが場から離れてしまったら、手札のキングは召喚できなくなってしまうぞ。

さて、キングの守備力は1500。コレも実はポイント。
ウィッチによるデッキサーチではなく、裏守備セットで通常召喚した時の話だ。
裏側守備セットの通常召喚にはデーモンモンスターは不要。
キングが裏守備表示の状態で、相手の攻撃力1500以下のモンスターが攻撃してくれば、デーモンモンスターが特にいなくても攻撃できるようになる。
しかも、低攻撃力のモンスターであれば、やっかいな効果を持つカードであることも多い。活躍できるチャンスだ!
――けれども、最近は高攻撃力のモンターも増えたので、和睦の使者で守った方がいい場合も多い。サポートカードとして使いたいところ。

また、キングは召喚に条件があるものの、特殊召喚系モンスターではないため、特殊召喚させるといい。この時にはデーモンモンスターは不要になるぞ。
死者蘇生、早すぎた埋葬、リビングデッドの呼び声といったカードで蘇生していきたいところ。
ただ、相手の死者蘇生には注意したいかな。やられると結構キツイ。

ウルトラレアの貫禄があるだけに、デーモンデッキの主力にしたいカードといえよう。
ライト(軽めの)デーモンデッキなら、汎用性の高いサイバーポッドやデーモン・ソルジャーを入れておくだけで活躍できそうだ。
■デーモンデッキ構築ガイダンス

デーモンデッキ構築ガイダンスということで、デーモンデッキを組む時にあると便利なカードを列挙・検討していく。
おもにジェノサイドキングデーモンと堕落についての相性を中心に書いていく。参考にして欲しい。



【デーモンモンスターの検討】
 ※オススメ度は5段階評価です。

デーモン・ソルジャー オススメ度:4
 それ自身だけでも強く、ライフコストもないのでデーモンデッキには複数枚あると便利。

ヘルポーンデーモン オススメ度:2
 巨大ネズミで特殊召喚がオススメ。自身は弱い。

シャドウナイトデーモン オススメ度:3
 ライフ消費がきつい。自身は結構強いが、モンスター効果を無効化にして破壊する役目はキングで、このカードがダイレクトアタックとなることが多く、相性が悪い。

ダークビショップデーモン オススメ度:2
 グリズリーマザーという手はあるが、どちらにせよ自身が弱い。効果も微妙なので、使いにくい。

デスルークデーモン オススメ度:3
 キングを使う場合はできるだけフィールドに出したくない。手札にルークがあれば裏守備キングをサポートできる。堕落を使う場合などは躊躇はしない方がいいかも。

インフェルノクインデーモン オススメ度:3
 UFOタートルからの特殊召喚も悪くない。自身もまあまあなので微妙。ウィッチ系でのデッキサーチが容易。

ジェノサイドキングデーモン オススメ度:4
 キングということで効果も強力なため是非採用したいが、堕落中心でデッキを組む場合は無理して入れる必要はない。上級モンスターとの兼ね合いも大事。

迅雷の魔王−スカル・デーモン オススメ度:3
 上級モンスター全般に言えることだが――
 生け贄が必要な分、キングを召喚する機会は減る。また、堕落で奪ったモンスターを生け贄にして生け贄召喚したい場合も、その堕落を使うデーモンモンスターが必要な分、決まりにくい。このカードとキングのどちらもデッキに入れると重くなるので、どちらか片方だけでいいだろう。



デーモンの召喚 オススメ度:3
 上に同じ。こちらの方がライフ消費なしという面では勝っているか?

ブラック・デーモンズ・ドラゴン オススメ度:2
 デビル・フランケンから特殊召喚すれば、モンスターの効果無効化+大きなダイレクトアタックを望める。あらかじめデビル・フランケンを場に出しておく必要がある。ただしライフ消費が厳しすぎ。

デーモン・ビーバー オススメ度:2
 絶版のザコモンスター。ライフを払わなくてよいところだけ勝っている。トマトなどで場には出しやすいが、やはり弱すぎる。

悪魔の鏡 オススメ度:2
 デーモンズ・ミラーと読む。これもデーモンモンスターの対象。絶版のザコモンスター。イラネ。

トゥーン・デーモン オススメ度:1
 ま、使いたきゃ使えばいーけどさー。

レッサー・デーモン オススメ度:3
 上級モンスターなので、キングを召喚する機会が少なくなる。自身は強いが、キングと効果がかぶっているため、この面ではあまりオススメできない。

デーモン・テイマー オススメ度:2
 いや…デーモンを操るんだろ、コレは。デーモン・テイマーを見て、ノコノコ出て来るキングに完敗。ならば、私の魅力であなたを堕落させてあげるわ。――「ふぉーりん・らぶ」ですか?

デス・デーモン・ドラゴン オススメ度:3
 魔導サイエンティストから出す。キングを召喚する場合、サイエンティストはあらかじめ出しておく必要がある。サイエンティストから魔人 ダークバルターを出せることも考えると、キングとの相性はあまりよくないかもしれない。堕落も使えるが1ターンのみになる。

暗黒魔族ギルファー・デーモン オススメ度:3
 上級モンスターなので使いにくく、普通に力不足なところはある。しかし、装備状態でも堕落は使えるため、その面では便利。

タルワール・デーモン オススメ度:2
 デーモンの召喚を使いましょう。



【その他の補助カードの検討】

堕落 オススメ度:5
 デーモンデッキに是非欲しいカード。デッキに入れるデーモンモンスターの数や堕落の数を上手く調節して、手札でくすぶっていることのないようにしたい。

ディスカバード・アタック オススメ度:1
 発動条件がやや厳しい上に、キングのモンスター効果無効化を活かせないため不要。抹殺の使徒を入れた方がいい。

万魔殿−悪魔の巣窟− オススメ度:3
 デーモンデッキでもじっくり戦うタイプに向くカード。効果を生かすためにレベルの違うデーモンをいろいろ入れることになりそうだが、デッキバランスとの兼ね合いを意識しよう。

血の刻印 オススメ度:1
 かえってマイナスなので使わない方がいい。

デーモンの雄叫び オススメ度:3
 1ターンのみだが、デーモンモンスターのライフコストからは逃れることはできる。キングでウィッチ系を無効化したり、総攻撃を仕掛けられるなら出す価値はある。これを使う場合、デーモンモンスターの数は多めに用意したいところ。



切り込み隊長 オススメ度:4
 効果でキングを特殊召喚できる。やや決まりやすく、しかも結構強い。しかしどちらも単体では力不足なところはある。

サイバーポッド オススメ度:5
 めくった5枚のカードにキングがあれば特殊召喚可能。もちろん、必ずキングが出てくれるとは限らないが、他のデーモンモンスターが出るだけでも手札のキングを召喚したり、堕落を使えたりする。汎用性も高い。

太陽の書 オススメ度:3
 キングを裏守備セットさせた後でリバースさせるとすぐに使える。サイバーポッドなど他のリバースモンスターもあった方が使いやすい。トドメを狙える状況なら、堕落でモンスターを奪うために相手モンスターを表側表示にするのもいいかもしれない。

苦渋の選択 オススメ度:3
 主に蘇生用。キラー・スネークも一緒にデッキに入れておきたい。

デーモンの宣告 オススメ度:2
 まともに効果を使うよりは、堕落用。あまり強くはない。

デーモンの斧 オススメ度:3
 これも堕落用。奪う予定のモンスターに装備させることができるため使いやすいが、サイクロンで堕落が破壊されると一気にピンチになる。全体的に力不足なところがある。

冥界流傀儡術 オススメ度:3
 主にキングを蘇生させるために使う。魔導サイエンティストや堕落などから生け贄を揃えることが多くなるが、これらのカードが揃わないと何の役にも立たない上、成功しても大したメリットを得られないところがある。

和睦の使者 オススメ度:5
 堕落失敗時などのフォロー、裏守備キング防衛、リバース効果発動成功率アップなど多様な目的で使える。さらに、相手攻撃モンスターを破壊しない分、次のターンにその相手モンスターを堕落で奪うこともできるため相性が良い。



テーマデッキ11
305-020 迅雷の魔王
−スカル・デーモン
【原作カード】
*****-----
とにかく、デーモンの召喚そのもの。
デーモンの召喚とどちらが使いやすいかといえば…微妙にこっちか?
ライフコストはあるものの、無効化できるカード(ダークビショップデーモンの項参照)の多くは、上級モンスターにとってはありがたいものが多いし。
どちらにせよお好みですね。
305-021 メタル化寄生生物
−ルナタイト
*****-----
これが原作本来のメタル化です。
久しぶりかもしれないユニオンで且つ、ユニオン初の装備先モンスターを指定していないカードでもある。
しかしレベルが7と高いので、グリズリーマザーや遺言状がないと使わないだろう。
主に水デッキで活躍する1枚だといえる。

装備モンスターに伝説のフィッシャーマンのような魔法の影響を受けない効果を与えるが、「相手」だけの魔法を無効化するので、多少有利になる。自分のブラック・ホールには不利だが。
トドメの時にはユニオン解除でダメージ追加も狙えるので、その点も悪くない。
魔法の影響を受けなくなることで、ユニオンの戦闘身代わり効果も意味を成すことが多くなるだろう。

グリズリーマザーを入れているデッキには1枚あってもいいカード。
しかし手札に来た時はハズレ。不安定な要素は残る。
グリズリーマザーでデッキサーチすることを考えるとデッキに1枚で十分だろう。
305-022 月読命 *****-----
こっちはホントに久しぶりのスピリットモンスター。「ツクヨミ」と読む。
召喚・リバースされた時に月の書のような効果を与える。だからこんな名前なんだ。

相手モンスターに使えば戦闘面で有利になる。相手モンスターの守備力が1100より小さければ、このモンスター1体だけでそのモンスターを倒すことも出来る。
自分のリバースモンスターに使ってリバース効果の再利用もできなくもない。この場合、月の書と違いカードを1枚も失わない点がポイント。
守備表示でセットしておけば、相手の攻撃でリバースし、効果発動できる。この時相手モンスターを守備表示にすると、総攻撃からも多少は身を守れるぞ。

しかし、相手の場に表側表示モンスターが1体もいない場合は、自分のモンスターを裏守備にしないといけないため、攻め調子の時には役に立たないこともある。
また、守備力が1100より小さいモンスターは最近では多少少なくなっているので、月読命だけで相手モンスターを戦闘で打ち負かせることは意外と少ない。
そしてスピリットなので勝手に手札に戻るのも考え物。全体的には、コンボや守備目的で使うことが多くなりそうだ。

ということで、使い道は多く汎用性はやや高いが、それでも全体的には力不足なので、あまり利用されるカードではないだろう。
305-023 ムドラ
【原作カード】
******----
見た目はゴツイが、天使族デッキの主力となりうるモンスター。
むしろ天使族デッキを名乗るならこのカードが欲しい所だ。3枚入れてもバランス的にはよいかと思われる。

墓地の天使族モンスターの数だけパワーアップするので、場に出た時には攻撃力が2000を超すことも珍しくない。
自分の墓地に天使族モンスターが2体いるだけで攻撃力1900はどう見ても強いだろう。
3体目以降はもはや上級モンスターといえる攻撃力だ。
そして、天使族だが地属性である。元々の攻撃力はちょうど1500なので、「巨大ネズミ」から特殊召喚できるぞ。
しかし、残念ながら巨大ネズミは天使族ではないので、そのバランス調整が難しい。簡単に出せる方を取るか、パワーアップを取るかが難しい。

墓地を肥やすために「苦渋の選択」をデッキに入れるといい。苦渋の選択を入れるならキラー・スネークもオススメする。
これらに加えて、メタモルポット、悪夢の蜃気楼、手札抹殺あたりも、墓地肥やし+手札増強の面では役に立ちそうだ。検討して欲しい。
また、シャインエンジェルの自滅攻撃×3で墓地の天使族も肥えるだろう。シャインエンジェルの最後の自滅攻撃では異次元の女戦士を出すことをオススメする。
もちろん、必須タイプのモンスターカードをデッキに入れないと、普通に弱体化してしまうので、バランスには気をつけよう。
墓地を肥やす目的があるので、デッキの中のモンスターカードの比率はやや高めでもよさそうだ。
305-024 ケルドウ
【原作カード】
****------
この効果はいわゆる墓地利用防止のための効果である。
ヴァンパイア・ロード、キラー・スネークなどやっかいな効果を持つカードをデッキに戻してしまおう。
とりあえずはモンスターを戻しておけば、蘇生カードによって再利用されることはなくなる。カオス・ソルジャー −開闢の使者−などの除外用モンスター確保も妨害できるぞ。
このカードによって蘇生カードを実質無効化したりして、間接的な「カードの差」をつけることができる。
ある意味霊滅術師 カイクウと効果が類似しているカードだといえるだろう。

ただし元々の攻撃力は低い上に、受け身的な効果。
相手ターンの戦闘によって効果を発動する場合は、相手スタンバイフェイズに墓地を離れるヴァンパイア・ロード、キラー・スネークといったカードを戻せる確率はかなり低くなってしまう。
霊滅術師 カイクウよりは使いにくいだろう。
305-025 ケルベク
【原作カード】
******----
幻影の壁と同じような効果を持つモンスター。
幻影の壁より攻撃力が高く、普通に戦闘を行っても活躍できる。
相手の強力モンスターに対しては、その効果で手札に戻すことが出来るので、なかなかやっかいなモンスターになりそう。

1ターン目で裏側守備表示にしておいて、それに攻撃してきた相手モンスターをうまく手札に戻せば、次のターンにはさらにモンスターを1体召喚して大きなダメージが期待できそうだ。
手札の数には差はつけられないが、その分相手のライフを早めに奪っていこう。

天使族デッキには投入を見込めるカード。活躍どころも多いだろう。
305-026 ゾルガ
【原作カード】
*****-----
効果をうまく使えれば、ライフが大幅に回復する。カード1枚ドローしたくらいのライフ回復量だ。
このカード自身の攻撃力も1700と高めで戦闘でもそれなりに活躍できる。
ただし、効果が使える時と使えない時で、活躍の具合が大分異なってくる。
特に相手に追い込まれている時には、1ターン限りの壁となってしまう。

天使族デッキでムドラで足りなかったら、これを投入してみる程度でいいだろう。
305-027 アギド
【原作カード】
****------
戦闘で破壊された時に特殊召喚効果を発動できるが、かなり運任せとなってしまう。
天使族で実用レベルに届いているカードはほとんどレベルは4。または、天空騎士パーシアスの5、神聖なる魂の6くらいしかない。

ほとんどのデッキでは特殊召喚成功率は1/6か1/3。
これではいくらなんでも狙いにくいだろう。
レベルの低い天使族を無理にデッキに入れるのは自殺行為だし。
305-028 伝説の爆炎使い ***-------
微妙に若々しくてカッコイイような気もするカード。
儀式モンスターということで、なかなか召喚しがたいが、効果のインパクトは強め。

しかし、降臨したターンのうちに効果を使わなくては、次のターンの相手の「魔法」で破壊されたり、コントロールを奪われたりすることも多くなりそう。
魔法3枚といえば、トゥーンのもくじ3連発だが、このために入れるのはちょっとなあ…。
せっかく苦労して降臨させても、すぐに効果を使えないのであんまり活躍できないかもしれない…。
いずれにしても、効果を使う前にモンスターを通常召喚しないようにしましょう。
305-029 闇の支配者−ゾーク
【原作モンスター】
*****-----
このカード封入にはちょっと驚き&感動。
しかも効果も原作のTRPGを思い出させるもので感動だ。サイコロの目が少ない方がいい効果を得られるので、特にそう感じる。

さて肝心の効果だが、5/6の確率で、相手を不利な状況に追い込める。
自滅(ファンブル)してしまっても、被害が少ないように通常召喚は効果の後に行うようにしたい。
相手のモンスターを全滅(スーパークリティカル)後のダイレクトアタックは最高だ!

それに、たとえ墓地に送られてしまっても、正規の手段で場に出していればいつでも蘇生することができるぞ。
トドメを狙いたい時にはこのカードを蘇生させて効果を発動だ!
是非専用デッキを作って活躍させたくなるカードといえよう。

テーマデッキ10
305-030 魔法再生
【原作カード】
***-------
即座に墓地のカードを手札に加えることが出来るが、実質手札3枚を失って1枚の魔法カードを手札に加えることになる。
しかも、コストの2枚の手札は魔法カードである必要があるため、非常に使いにくい。

特にスタンダードタイプのデッキでは、デッキの中の最強の魔法カードでも、適当な魔法カード3枚よりは弱いものである。
このカードを使うくらいなら多少遅くとも聖なる魔術師を使おう。
305-031 墓穴の道連れ
【原作カード】
****------
自分と相手の手札に捨てるべき手札がないときには発動できない。
このカードを使っても実質自分がカードを1枚失うだけになる。
他はお互い同条件。

普通に使う分にはあまり使えるカードではなさそうだ。
手札にいいカードがない時に手札入れ替え、相手のキーカードを潰すための補助用カードなどなど。
いずれもちょっと力不足。弱体化した手札抹殺というところか?

少なくともこれを使う時には、自分の手札はどれを捨てられてもいいようにしたい。
手札をキラー・スネーク1枚だけにすれば、自分は損はしなくなるだろう。
発動済みの強制接収や、便乗などと組み合わせても多少は活躍できるだろう。
他にデッキ破壊や、現世と冥界の逆転デッキでもそれなりに活躍できそうかな? ――いや、意外といけるかも? 確かに、イシズカードなだけはある。
305-032 灼熱の試練 ***-------
魔導サイエンティスト+レベル6モンスター1体で、結構楽に生け贄を確保できる。
サイエンティストを通常召喚してしまうと、他にモンスターを通常召喚できないので、伝説の爆炎使いの効果を発動した後のダメージ量は少なくなってしまう可能性もある。
305-033 奈落との契約 ***-------
闇属性のモンスターならどれでも代用可能な儀式魔法。
その代わり生け贄のレベルは、そのレベルピッタリにする必要がある。魔導サイエンティストや儀式モンスター自身があれば大丈夫か?
一応、儀式魔法なので、ソニックバードの効果でも手札に加えられる。

まあ、使うとしても、サクリファイス、仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー、闇の支配者−ゾークの3体くらいしかないだろう。
これらを全て入れると重くなりそうだ。
レベルもピッタリにしないといけないし。

これで降臨した儀式モンスターは正規の手段で降臨したことになるのかが微妙。多分大丈夫だと思うけど。
もしそうでないなら、蘇生できなくなるのでこれを使う必要はまったくなくなりそうだ…。
305-034 闇の支配者との契約
【原作シーン】
*****-----
フフフ ハハハハ
やはり お前らが我に逆らう4人の冒険者どもか……
まんまとだまされこの屍の森に入ったが最期…今ここでお前らを葬ってやろう!
なんと! その若者は見る見る姿を変ぼうさせていく!
その正体は――闇の支配者ゾークだ!

ちょうどこのカードのイラストは「その正体は――」くらいのシーンから取ったもの。
村の若者がゾークに変身するシーンを描いたものである。

手札に余ったゾークがあれば、それを生け贄にしてもいい。
もちろん魔導サイエンティストを使って場に出すのもいい。この場合なら、ゾークの効果の結果によって、サイエンティストから特殊召喚するモンスターの数を調節することも出来るぞ。
305-035 堕落 *******---
デーモンデッキに必須クラスのカード。
手札にデーモンモンスターとこのカードさえあれば、簡単に相手モンスターを奪えつつ攻撃まで仕掛けられるので、相当強い。

ジェノサイドキングデーモンは裏守備モンスターの無効化破壊、そしてこのカードで攻撃モンスターを奪い取る!
デーモンデッキの2大脅威といえよう。

手札にデーモンカードがない時など、今フィールドに存在するデーモンカードが破壊された時に、役立たずにならないようにしたい。
つまり、手札にデーモンカードがない時にはこのカードは早めに使い、手札にデーモンカードがある時にはデーモンカードとセットで手札に温存(もちろん必ず温存というわけじゃないけど)しよう。
あくまでコンボ専用カードなので、無駄なく使いたい。

強奪に近い効果だが、1ターン限りの効果と見た方がいいことも多い。
次のターン以降に、自分のフィールドのデーモンモンスターが、自分のフィールドから離れると逆にこちらがピンチになってしまう。
特にコントロールを奪われると大きく逆転される危険性がある。
強奪と同じように使うのはちょっと危険だ。ターン毎の800ダメージもあるし、中途半端にコントロールを奪い続けると自滅する。
和睦の使者といったカードが欲しいところ。
また、これを防ぐために、キャノン・ソルジャーや上級モンスターが欲しいかもしれないが、その場合は、あらかじめ他のデーモンカードが場にないといけないため、堕落の成功率自体が下がってしまうのが問題。

ついでにこのカードは、「デーモンの斧」などのモンスター以外のカードでも堕落を使うことは可能である。
普通に使う分にはデーモン・ソルジャーとかの方が使いやすいけど、キャノン・ソルジャーを使う場合はあった方がいいのかな。
305-036 ディスカバード・アタック ***-------
ジェノサイドキングデーモンを召喚したターンには、大抵デーモンモンスターも場にいるので、このカードをすぐに発動することは出来そうだ。
しかし、ジェノサイドキングデーモンの真なる魅力は、モンスターの効果無効化破壊。
これだとジェノサイドキングデーモンの魅力は半減しそうだ。

ジェノサイドキングデーモンにしか使えない専用カードであることも含めて考えると、流星の弓−シールと適当強化な装備カードを使った方がよさそうだ。
305-037 ダグラの剣
【原作カード】
******----
天使族専用の装備カード。
ムドラや天空騎士パーシアスに装備させることが多くなるだろう。
特に後者は攻撃力不足を解消する上に、貫通ダメージによってほぼ確実にライフ回復が見込めるぞ。

ワンランク上のモンスターを倒す時にも、ダイレクトアタック時にも結構な活躍を見せてくれるだろう。
「ライフの差」という意味では相当大きな差をつけることができる。ダメージ2倍分の差だ。
かなりオトクかも?
魔導サイエンティストでライフコストを払い魔人 ダークバルターなどを出し、相手モンスターを破壊。そしてこのカードを装備した天使族モンスターで大ダメージを狙うと一石二鳥だ。

とはいえ、デッキに3枚入れるのはちょっとバランス的に重そうなので、天使族デッキでも0〜2枚程度で十分だろう。
305-038 終焉のカウントダウン ******----
20個の光が1ターンごとに1つずつ色を変えていくのかと思われる。
20ターン待つ必要があるが、ここでのターンカウントは自分と相手ターンそれぞれで1ターンと数えるぞ。
つまり、ウィジャ盤の2倍程度の時間をかければデュエルに勝てることになる。
しかもウィジャ盤などとは違って、このカード自身はフィールドに残ることはない。
一度発動してしまえば、20ターン後には確実な勝利が約束されるのだ。

とはいってもライフコストもきついので、専用デッキを組みたいところ。
相手の動きを封じるロックタイプのデッキがいいだろう。
グラヴィティ・バインド+マジック・キャンセラーや、おジャマトリオなどで相手をロックしていこう。
特にマジック・キャンセラーは、場に出続けていても20ターン後の勝利を妨げることはないぞ。

確実にこのカードを引き当てることが出来るとは限らないので、ロックデッキには、終焉のカウントダウンを引き当てなくても勝てる手段を用意しておいた方がいいかもしれない。
305-039 デーモンの宣告 ****------
天変地異などといったカードで自分のデッキの一番上のカードを把握しておけば、実質1ターンにカードを2枚引けるようになる。
デーモンの宣告が複数あれば、それだけ手札は増えていくぞ。
逆に自分のデッキのカードを把握していない場合は、ほとんど役に立ちそうにはない。ライフがもったいないので、普通は使われないだろう。
運良くキラー・スネークを墓地に送ったり出来ればいいのかもしれないが…。

キーカードはどちらも単体ではほとんど役に立たないので、使いにくいコンボだといえるだろう。
ライフコストもあり、サイクロン1枚で崩されることもあるし。
305-040 黒蠍団収集 ***-------
冷凍庫 「やっと到着しましたね 黒蠍盗掘団…! 待っていましたよ」
 ウイ…ン
 スタタッ
「ゴーグ!!!」
「クリフ!!!」
「ミーネ!!!」
「チック!!!」
「ザルーグ!!!」
「みんなそろって黒蠍盗掘団!!!!」
冷凍庫 「………………………
     ま…待っていましたよ…」

みたいなノリのカード。(ドラゴンボール23巻参照)
これを見てギニュー特戦隊を思い出した人は私だけではないはずだ。
しかも、ギニュー隊長と首領・ザルーグのポーズ同じだし。
あと真ん中のチックの顔が最高。

まあ、これはどうでもいいが、実際に使うとなると強いカードとは言いがたい。
手札に都合よく、黒蠍カードがあるとは限らないし、あっても出せるカードが全体的に力不足になるので、あまり強くはなさそう。
それでも、生け贄の必要な黒蠍−強力のゴーグを生け贄なしで出せる点だけ優秀かも?
305-041 万魔殿−悪魔の巣窟− *****-----
デーモンの棲み家らしいが、屋根はない。

前半の効果で、デーモンモンスターのコストを防ぐことができる。
デーモンモンスターのライフ消費は結構きついので、意外と役に立つんじゃないかと思われるが、あった方がいいかも…というくらいの位置付けで構わないだろう。
個人的にはこのカードを使うより、堕落を使って相手モンスターを奪い早々に決着をつけたいところ。
まあ注目されない分、相手にも破壊されにくいカードだといえるが…。

後半のデーモンモンスターを手札に加える効果について考えてみる。
とりあえず高レベルデーモンモンスターなら効果で破壊されやすいので、レベル4のデーモンモンスターを手札に加えることはできるだろう。
しかし、レベル4のデーモンモンスターが破壊された時はちょっと使いにくい。3レベル以下のデーモンモンスターはイマイチなものが多いので、これらのカードを無理にデッキに入れるくらいなら、この効果はあきらめた方がよさそうだ。もし入れるとするなら、デスルークデーモンがオススメかな?

「死のデッキ破壊ウイルス」などの効果で、手札などから破壊されてもこの効果は使えるため、それの対策にならないことも…ない。
または、魔導サイエンティストからデス・デーモン・ドラゴンを3体特殊召喚し激流葬などで破壊、デーモンモンスターを大量に手札に加えることも出来る。ライフはかなり心配だが…。
305-042 生贄の祭壇 ****------
「生贄」の祭壇の割にモンスターを墓地へ送る扱いなのが奇妙。

主に相手のモンスター破壊効果を持つカードにチェーンして使う。
自分のカードともコンボにならないことはないが、所詮回復なので場の状況を直接変える力はほとんどない。無理してコンボを組んでも大したメリットを得られないということになる。
全体的にはちょっと力不足なところがあるだろう。弱いと言い切れるわけではないが、突出した部分がないので滅多に使われないカードになりそうだ。
305-043 魂の氷結 *****-----
そんなに悪くはない効果だけれど、これなら和睦の使者の方が役に立ちそう。
それにスタンバイフェイズ発動の覇者の一括の方が使いやすそうだし。
305-044 血の刻印 *---------
また切り込み隊長やられてるよ…。
ジェノサイドキングデーモンとコンボで仲いいはずなのにさー。

ハッキリ言ってこの効果はマイナスに働くことが多い。
結局コストは自分も払わなきゃいけないし、何しろこのカードを使うことで、サイクロンなどでデーモンモンスターが破壊されるようになってしまうのはいただけない。
デッキに入れる価値はなさそうだ。
305-045 必殺!
黒蠍コンビネーション
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テキストを見る限り黒蠍が全ていないと使えないようだ。
なので、このカードは相当使いにくい。

とりあえず、相手にダメージを与えれば相手ライフは大してズタズタにはならないが、イラストのこどく手札や場のカードなどはズタズタになっていくだろう。
黒蠍デッキを組むにしてもこのカードを発動させるのは困難だろうし、発動できてもあまり強くなさそうなので、デッキに入れない方がいいのかな。
305-046 デーモンの雄叫び *****-----
1ターン限りのデーモン専用蘇生。
優遇されていた墓守とは違いやたら条件が厳しい。
まあ、蘇生されると困るモンスターが多いからなんだけど。

これを使う時にはできるだけ相手にトドメを刺すくらいの気持ちで使おう。
ジェノサイドキングデーモンなど、強力なデーモンモンスターを蘇生したい。

罠なので、どうしても1ターン待たなければいけないのも欠点。
相手ターンに発動した時には壁どまりになってしまう。
それでも相手のサイクロンにチェーン出来るだけマシか…。
305-047 リバースダイス **--------
処理の関係上、サイコロを使う効果の使用前にこのカードを発動させる必要があるようだ。
それでも、サイコロを使うカードの多くはコイントスとは違って失敗しても大きなリスクを負うものは少ないので、このカードの出番も少なそうだ。
「ダイス・ポット」とセットで使えばイケるかも…?
305-048 呪術抹消 ***-------
魔導戦士 ブレイカー再登場。しかし、同じ立場にいたはずのカオス・マジシャンが登場することはあるのだろうか…?
そんなことはどうでもいいが、効果は使いづらい。

今使われているデッキの多くは、魔法カードはサイクロン以外全て1枚ずつといったものが非常に多い。
この後半の効果は実質相手の手札とデッキを見るだけのものになりそう。
ついでに、せっかく手札を見たのだから、内容は記憶しておきましょう。

手札を2枚捨ててもあまり不利にならないためにも、悪夢の蜃気楼発動中とかに使ったりしたい。
305-049 炸裂装甲 *******---
地味に強い。
何で、「炸裂装甲」でこの効果の意味なのかがちょっとイマイチだが、とりあえず強い。

序盤から終盤まで使いどころは多そうだ。
サイコ・ショッカーの効果で無効化されることもあるので、無理に温存せず使うといい。
特にこのカードによって相手フィールドが空になる時は積極的に使いたい。
そうでなくとも、キラー・トマトや異次元の女戦士のようなやっかいなモンスターを破壊するのにも使えるぞ。

しかし、発動条件があるのを嫌って、聖なるバリア−ミラーフォース−を入れていないデッキもあるくらいなので、地味に強いが地味に使われないだろう。
305-050 希望の光 *---------
こんなカード使っていたんじゃ、デュエルで勝つのは絶望的。
プチテンシかなんだか知らないけど、墓地にあった方が蘇生できて便利っしょ。カード1枚無駄にしてこれはちょっとね…。
墓地カード除外効果や、相手の死者蘇生にチェーンして使ったとしても…やっぱり弱い。
305-051 生贄の抱く爆弾
【原作カード】
**--------
生け贄召喚したモンスターには最高級の反撃を与えることが出来るカードではあるが、その対象が少なすぎ。
一番よく使われるサイコ・ショッカーの前には無力。
必然的に2番手の生け贄召喚モンスター用になる。
しかしそのモンスターがデッキに入っていないことも珍しくないし、蘇生などといった手段で出されることも多い。
やはり発動できる機会はかなり低そうだ。
305-052 アヌビスの裁き
【原作カード】
******----
ハーピィの羽根帚、大嵐、サイクロンに対抗するカード。
これらのカードはデッキに5枚入っていることも少なくないので、このカードを発動できる機会もやや高めだろう。
発動してしまえば、相手には大きな損害を与えられる。
痛いよー。

相手フィールドに表側表示のモンスターがいる頃を見計らって、このカードを含めて複数枚のカードを伏せよう。
これによって相手を誘うことが出来るぞ。
まあ、サイコ・ショッカーとかが出てきたらお粗末さまだけど。
無理に相手を誘わずとも、装備魔法や永続魔法などのお供にいかがでしょうか。

発動には手札コストがかかるので、キラー・スネークは是非デッキに入れておきたい。
なにかと強いトコロが多いカードだが、発動できる対象が限られているので、ピンチの時には何の役にも立たないことも多い。
それに、セットしたターンのエンドフェイズにサイクロンを放たれると何の役にも立たないし。

ちなみに後半の破壊効果は使わなくてもいい。つまり、相手フィールドにモンスターがいなくても魔法無効化だけは問題なく出来るということになる。
もちろん、できるだけ相手モンスターも破壊したいけど、モンスター召喚前に魔法・罠破壊カードを使われることも多いため、思ったよりモンスターを破壊できないことも。
305-053 暗黒魔族
ギルファー・デーモン
【原作カード】
++++++++++
ホラ、一応デーモンだし…。



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